

そんなに慌ててどうしたの?


Contents
挨拶メールアリ?

結論から言えば、挨拶メールを送ることはアリです。
数年前だと、メールでお悔やみをするなんて非常識だという考えが多かったみたいですが、今ではメールやラインが主流となっています。ひとつの方法として認められています。


相手との関係性はよく考えたほうがいいです。
これは私の友人の話ですが、上司に当たる人の奥さんが亡くなられたんです。友人はメールでもいいと思って、メールしたんです。でも、その人は年配の人だったから、メールに対して、あまり良い印象を持たれなかった様です。
それからその人との関係が、まったく上手くいかなくなったってぼやいていたんです。

まあケースバイケースではあるけど、無難です。本当なら、直接会って気持ちを伝えるものです。
あくまでも、メールやラインは略式だということを覚えておいた方がいいです。デメリットはそこです。


①すぐに気持ちを送ることができます。
②受け手が都合のよい時に読めます。
③堅苦しくなく、言葉をかけやすいです。
どんな時でもすぐに気持ちを送ることができるのは、メールならではのことです。
例えば、すごく離れた海外に住んでいる人だって、すぐに帰ることは無理でも、気持ちだけならメールという手段で伝えることができます。
先方が好きなときに読めるのもいいです。
葬儀の準備は慣れない上に、することも多くて忙しいです。後で落ち着いた時に読めるのは、メールならではです。
メールは略式だから、送る側も気遣いの言葉がかけやすいし、先方も受け取りやすいと言えます。
ただし、ルールやマナーはあるのでそれを見ていきます。
基本の書き方ルールとは?
件名は簡潔に
送った人物とメールの主旨がわかるように、短い文章で作ります。
内容もシンプルに
用件はなるべく短く、相手に伝わるように作ります。
当然のマナーとして、死因などを詳しく訪ねたりはしないです。これは遺族の悲しみを助長させることにもつながります。
忌み言葉はさけます。代表的なものは、重ね言葉です。
言葉使いは丁寧に
略式とはいえ、弔意を示す文章なので、普段よりも丁寧な言葉使いを意識します。


シャキーン! (すぐに立ち直る)
このメールはいい資料だから、注意すべき点について話をするよ。
件名 心配だけど大丈夫?
久しぶり、レミです。
暑い夏も終わり、ようやく秋らしくなって来ましたね。
この度は、お母様の死去を知り、とても驚いています。
ご生前は大変お世話になり、感謝しています。
きちんと食事は取っていますか?
今はまだ、その悲しみや苦しみを消すことは出来ないだろうけど、貴女の人生はこの先も、まだまだ続いていきます。
これにめげずにがんばってください。
お母様のご冥福をお祈りします。
上記のメールの下線が引いてある箇所が、使用してはいけないワードです。次の章では、この下線について解説します。
メール文ダメワードは?
件名について
近頃は迷惑メールやウイルスメールが増え続けているから、それと疑われるような件名は避けます。「レミよりお悔やみ申し上げます」これで充分です。
内容について
シンプルにという話はさっきしました。時候の挨拶などは省略します。
「死亡」「死去」などは使用せず、「ご逝去」と言い方を変えて使用します。同じように、「ご存命」は「生きていた頃」に「ご生前」は「お元気な頃」に言い換えをするといいです。
「死」「悲しみ」「苦しみ」などの言葉や「4」「9」などの数字、「消える」「大変なことになる」など直接的に不吉をイメージさせる言葉は使わないです。
「これからも」「この先も」「追って」「続く」などは、繰り返すことをイメージさせる言葉なので、使用を避けます。
そして、詳しく言わなかった「忌み言葉」の「重ね言葉」について説明します。
「重ね言葉」とは、「重ね重ね」「たびたび」「いよいよ」「またまた」「ますます」などのように、同じ言葉を2回繰り返すもののことです。このメール文では「まだまだ」が該当します。ここは、別の言葉に言い換えます。
最後の「ご冥福をお祈りします」については、表現としては間違ってはないですが、宗教的観点から考えるとあまりお薦めはできません。
「冥福」という言葉には、死後の幸福という意味があります。キリスト教の一部では、死後に必ず天国へ行けるとされているので、冥福を祈る必要性がないです。
他にも、浄土真宗では、阿弥陀如来によって、極楽浄土に導かれるとされているため、不信や不安を煽る言葉は不適切とされるので使用してはいけないです。
メール相手の宗教がわからない時は、念のため「ご冥福」という言葉は避けた方が無難です。
後は、続けて文字を打ち込むよりも、意味ごとのまとまりで空白を入れて、より見やすくすることも必要です。
そして最も大切なことは、相手を気遣う気持ちを込めることです。素早く、相手に気持ちを伝えられるのがメールだから、きちんと気持ちを込めないと意味がないです。これに関しては、このメール文でも出来ているけど、打ち直す時に、他の表現も模索してみるといいです。

~*~*~*~*~* 五分後 *~*~*~*~*~

件名 レミよりお悔やみ申し上げます
この度は、お母様のご逝去を知りとても驚いています。
お母様がお元気な頃は、大変お世話になり、感謝致しております。
きちんと食事は取っていますか?
貴女はいつもがんばり屋だから、すごく心配です。
今は辛くて大変だと思うけど、無理をしないで身体をいたわってください。
お母様の安らかなご永眠をお祈り致します。
何かあったら連絡してください。



機種依存文字は使わない
機種依存文字とは、環境依存文字ともいわれ、パソコンの種類や環境に依存し、異なる環境で表示をさせた時に、文字化けを起こしたり、機器の誤作動を引き起こすもののことです。
具体的には、丸で囲んだ英文字や、(有)、(株)、ローマ数字、単位記号、数字記号などのことを指します。
絵文字は使わない
とくに女性は、絵文字を使ってメールをすることが多いので、ついくせで使ってしまいそうですが、絵文字は文字化けするので使わないようにしたほうがいいです。
ウイルス問題
メールである以上、インターネットを介することは避けられないことです。ウイルス感染しているパソコンからメールを送信すると、受け手のパソコンにも、ウイルスが感染する可能性はあります。忘れずに、ウイルス対策を行うことが大切です。
届かない可能性
近頃、気候の変動で自然災害が頻繁に起こっています。落雷や停電によって、通信回線がトラブルを起こし、メールが届かなくなるということが「ない」とは言い切れないです。これに類したことでいえば、サーバトラブルやプロバイダートラブルなども考えられることです。稀かもしれないけど、頭にはいれておいた方がいいです。

(穏やかな笑顔を浮かべる) 儀不斗さん、メール凄く喜んでくれました。「レミは一生の友達だよ」って言ってくれて、とても嬉しいです。

まとめ

葬儀の時に、挨拶文をメールで送ることは、問題はないです。ただし、相手との関係性を考慮した上で行います。
件名は簡潔にし、内容もシンプルにすることを心がけます。
●時候の挨拶
●忌み言葉(重ね言葉) ~~~「重ね重ね」 「たびたび」 「いよいよ」 など、同じ言葉を繰り返すものです。
●機種依存文字、絵文字 ~~~丸で囲んだ英文字 (有) (株) ローマ数字 単位記号 数字記号 など、パソコンの種類や環境に依存し、異なる環境で表示させた時、誤作動をひきおこすものです。
●繰り返すことを想像させるもの ~~~「これからも」 「この先も」 「追って」 「続く」などです。
●直接的な言葉 ~~~「死」 「悲しみ」 「苦しみ」 「4」 「9」などイメージが直結するものです。
「死亡」 「死去」 = 「ご逝去」
「ご存命」 = 「生きていた頃」
「ご生前」 = 「お元気な頃」
メールは気持ちをすぐに相手に送ることができ、受け手側も都合のよい時に読めるなどメリットもありますが、必ず相手の気持ちを考えた上でメールを打つようにします。
口に出してしまった言葉は、戻すことは出来ないです。メールも送信ボタンを押してしまえば、相手に送られて戻せないです。確かにその後訂正して言うことも、訂正文を送ることも出来はしますが、相手の気持ちはどうですか?
メールを送る時は,最後にもう一度見直して、相手を傷つけていないか、自分の気持ちがちゃんと伝わるように書かれているかを確認してから送信します。
メールを賢く使って、よりよい人間関係を築いてほしいです。
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