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中国は精神面より物質面を重視
日本人が精神的な面を重視しているのに比べ、中国人は物質的な面を重視しています。
日本人の場合
日本人は、成仏できますように、安らかに眠れますように、と葬儀を行います。また、お菓子やお花などをお墓にお供えするのが一般的です。お墓参りで、お花やお供えを少ししか置きませんが、日本人にとって大切なことは、きれいな水でお墓を浄めることです。
中国人の場合
中国の伝統的なやり方は、3本の太い線香に火をつけ、沢山のお供えをします。また、あの世でお金に困らないようにと紙で作られた紙銭や硬貨、家などもお墓にお供えする習慣があります。
紙で作られた紙銭などは燃やすのが一般的でした。しかし、現在では大気汚染や火災のリスクから、燃やすことが禁止されています。
このように、日本と中国では大事に思っているものが違います。
私もお墓をきれいに掃除することが、どの国でも一番大事だと思っていました。しかし、国によって様々なやり方がありますね。中国の『あの世へ行っても困らないように』という考え方はとても素敵だなと思います。
中国の葬儀にかかる費用

中国都市部の住民の平均年収は約130万円で、葬儀費用だけで年収の約3分の1~5分の1かかるそうです。北京市内では墓不足が深刻で、平均的なお墓の値段が約250万円もかかります。お墓だけでも年収の約2倍かかるのです。
中国では葬儀の費用がここ数年跳ね上がっているそうです。そのため、借金をして葬儀を執り行う人もいるみたいです。なぜ借金をしてまで葬儀を執り行おうとするのか見ていきましょう。
なぜ無理をしてまで葬儀をやるのか
中国では葬儀をやらないと、亡くなった人があの世でひどい目にあう、という言い伝えがあるのです。そのため、世間体を気にして高い葬儀代を無理して支払う、という傾向があるそうです。



香典も葬式と同じようにすごい大金を包むのかな?
香典の費用ってどのくらい包めばいいの?
中国でも日本と同じように香典を渡す習慣があります。一般的な相場は、約2万~10万円弱です。では、どのくらいの金額をどんな人に渡すのか、香典を包むときの注意点などを見ていきましょう。
- 親しい人に渡す香典の金額 約8千円~2万円
- 同僚などに渡す香典の金額 約5千円
香典を包むときの金額は必ず奇数で
包むときの金額は割り切れないよう、中国のお金で表すと501元のように、1元を足し奇数にするのがマナーです。
なぜ奇数にしなくてはいけないのかというと、偶数は縁起のいいものとされているためです。なのでわざと1元を足し、必ず奇数になるようにします。また、これ以上悪いことが重ならないようにという思いも込められているそうです。
9は縁起が良い数字とされているので避けた方がいいでしょう。
香典袋
中国には香典袋がないです。なので、渡すときは白い封筒に入れて渡すようにしましょう。
インクの色
中国では死を連想させないようにインクの色にも気を付けています。
- 白色=活、生
- 黒色=滞、死
白色や黒色にはこのような意味があります。なので、白地に黒色で何かを書くことは、生命の営みを止めるということになってしまい、中国人は白地に黒色のインクで書かれていると、死を連想させるため不吉に感じるようです。
なので白紙には青色のインクなどを使用し、できるだけ死を連想させることを避けるようにしています。
葬儀の流れについて
中国では、死のけがれを嫌う傾向があります。なぜなら、寝台の上で亡くなるのは、面倒をきちんと見てもらえなかった不名誉になるからです。なので、容体が悪くなりもうすぐお別れとなると、寝台から下ろし、特別な衣服を着せます。そして、葬儀の準備をします。
葬儀の流れは大きく分けて4つあります。
- ご遺体が安置されている場所に行く
- 告別式を行う
- ご遺体を火葬する
- 遺骨を墓地に埋葬する
ご遺体が安置されている場所に行く
お亡くなりになったらご遺体を安置してくれる場所へ移送します。葬儀の日程を決める間もご遺体はここで過ごしています。葬儀の支度が整うまで、参列者達が亡くなった人の遺族を訪ね、お悔やみを述べに来るのでそれを受けます。
この時、にぎやかに騒いだりもてなすこともあるそうです。
告別式を行う
棺に向かって礼をしたりお祈りをささげるなどをします。ここはあまり日本と変わらないようです。しかしお坊さんにお経を読んでもらうことはありません。
葬儀次第では、遺族を慰める時間が組み込まれていて、バンドの演奏があったり、コメディアンがきて楽しませるなど、遺族の悲しみをまぎらわせる時間があります。
また泣き女という人が登場し、遺族を先導して泣き叫ぶという特徴もあります。そして音楽を流しながら、火葬場に移動します。

ご遺体を火葬する
遺骨は火葬して3年は骨壺に入れた遺骨を保管してくれる場所に安置されます。その後、お墓に納められます。土葬の場合は、出棺から墓地に向かいます。中国ではどちらもパレードのように、賑やかに執り行っていきます。
現在では火葬することが義務付けられています。ですが、伝統ある葬儀を執り行わくてはならない、という意識が強く火葬はまだ全体の3割程度しか行われていません。
遺骨をお墓に埋葬する
葬儀が終わると亡くなった人の遺骨を入れた骨壺を直接埋葬するか、あるいは骨壺を一定の公共の場所に一時保管し、日を選んで埋葬するか決めます。
中国の多くのお葬式は宗教色がありません。そのため、お焼香をするのではなく、亡くなった人の前で3礼するのが一般的です。
中国の葬儀に出る場合の注意点

葬儀に参加する際、気になることといえばやはり服装ですよね。中国には喪服がなく、日本のような厳しいルールもありません。なので喪服での参列ではなく、中国での葬儀を象徴する白の服を着用します。
では、中国の葬儀に出る場合の注意点をいくつか見ていきましょう。
- 服装はどんなものがいいか
- アクセサリーは身につけてもいいか
- 献花ではどんなお花を選べばいいか
- 参列する際に気を付けること
服装はどんなものがいいか
白色の服を着用します。白色の服がない場合、黒色や灰色などの落ち着いた色を選ぶようにしましょう。
アクセサリーは身につけてもいいか
アクセサリーを身につけるのは避けましょう。喪章をつける場合は、黒の喪章を腕につけるようにしましょう。
献花ではどんなお花を選べばいいか
日本ではお焼香をしますが中国ではありません。
その代わりに同じ役割を意味する、霊前にお供えするお花、献花をお供えすることが多いです。この献花は、現地の人が用意するので自分が用意する必要はありません。自分で用意する場合は、白い菊が一般的です。
しかし、その地域によってしきたりなどが違うため、現地の花屋さんに行って聞くことをお勧めします。
参列する際に気を付けること
葬儀に参列する時、出席しない方がいいと言われている人がいます。それに自分が当てはまっていないか確認しましょう。
出席しない方がいい人
- 病人、けがをしている人
- 結婚、出産後100日を経過していない人
中国ならではの特徴
中国ならではの特徴として、2点あげられます。
- 宗教色が薄い
- 泣き女を雇う
宗教色が薄い
日本では仏教徒が多いので、葬儀ではお坊さんにお経を読んでもらうのが一般的です。しかし、中国ではお坊さんにお経を読んでもらうことがありません。なので、日本人のように参列者が数珠を持つ、というのは中国ではないのです。
泣き女を雇う
亡くなった人への愛情やその人を失った悲しみを表すために、泣き女を雇うのも、中国の特徴です。他の参列者達が泣けるよう手助けをしたり、日本人のように悲しみを押し殺すのではなく、ともに悲しみを表現するために泣き女は存在しています。
中国の死生観ってどんなもの?

中国では、神という存在ではなく、天という存在を土台とした考えを持っているため、血族意識がとても強い民族なのです。また、生きている人と同じくらいに死者を重視しています。
中国は日本よりも死は穢れとし嫌う傾向が強いと言われています。なので、より派手なおもてなしをして、多くの人に来てもらい現世的なもので穢れに対抗する、という一面もあります。
中国と日本人の性格の違い
日本人は抑制的で声を押し殺して悲しみに耐えます。一方中国人は素直で気持ちを明らかにして泣いたり、踊りが行われたりします。
また中国では、数字の4が死と似た発音のため、建物の階数などで4を避けたりすることがあります。中国人は日本人以上に縁起について気にすることがあるため、死は不吉なもの、という風に捉えているそうです。
多くの参列者を望む
伝統ある葬儀を盛大に行い、立派なお墓に入れることで子孫繁栄につながる、と信じられているため、悲しみをあらわにし、多くの参列者を望んでいるみたいです。中国の一部地方では、お金を払ってまで泣き女や泣き男を雇う習慣もあるみたいです。
この死生観の違いから中国と日本の葬儀はどのように執り行われるのか。また、中国の葬儀にかかる費用はどのくらいなのか、葬儀と費用について詳しく見ていきましょう。
まとめ
どうでしたか?
やはり国ごとにそぞれの価値観や考え方が違っていましたね。日本も中国もそれぞれ亡くなった人を大切に思っているのが伝わってきます。
日本人は抑制的で声を押し殺して悲しんでいたり、中国人は、素直で気持ちを明らかにして泣いき、賑やかな葬儀が執り行われる。このように、葬儀のやり方は違えど、亡くなった人への思う気持ちはどの葬儀にも含まれていますね。
日本で行う葬儀も中国で行う葬儀も悔いのないようお別れをしてもらえたら幸いです。
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