皆さんは葬儀のときにどこまで参列者を呼ぶべきか悩んだことはありますか?
先日、私の友人が落ち込んでいたので理由を尋ねたところ、「祖父が亡くなり、今度葬儀がある。しかし、コロナ禍なのもあり、最小限の人数で葬儀を行うことになり、孫なのに参列できなくて悲しい。」とのことでした。
確かに感染症予防対策のためにも、集まる人数を減らすことは仕方がないことでしょう。それでも、孫は参列者の範囲に入るのではないかと思っていたので、話を聞き驚きました。
決まりがないからこそ、どこまで呼ぶか悩みますよね。
今回は、家族葬を行う際に連絡するべき人の範囲の目安や連絡方法、呼ばなかった方への対応について詳しく説明していきたいと思います。
こんな方におすすめ
- 家族葬をするか考えている方
- 家族葬の参列者をどこまで招待しようか悩んでいる方
- 呼ばなかった方への対応を知りたい方
Contents
家族葬の参列者はどこまで呼ぶべき?
結論:葬儀の参列者の範囲には明確な決まりはありません。
そもそも家族葬自体に明確な定義はなく、親しい友人や家族で行う少人数の葬儀のことを総称して家族葬と呼びます。
つまり「家族」となっていても、普段から親しい付き合いをしていた友人などは呼んでも良いのです。会社の上司や同僚などお堅い関係の方には参列を遠慮してもらい、「アットホームな雰囲気の葬儀にしましょう!」というのが家族葬です。
そのため、基本的には喪主を中心にご遺族で話し合い、どこまで参列者を招待するかを決めることになります。
故人の意向や遺言で参列者に関して記されている場合は、故人の希望通りに声をかけると良いでしょう。
葬儀の規模ごとに呼ぶべき参列者の範囲目安

葬儀の参列者を呼ぶ範囲に決まりがないからこそ、どこまで呼べばよいのか悩む部分ですよね。
葬儀は準備期間が短い割に決めなくてはならないことが多いので、少しでも時間をかけずに決めることができるよう、呼ぶべき参列者の範囲目安を知っておくと良いでしょう。
- 参列者が10名未満の場合
故人の配偶者と子ども、子どもの配偶者、孫までが参列しましょう。また、故人の親が存命の場合ももちろん参列します。
- 参列者が20名未満の場合
10名未満の時の参列者に加え、故人の兄弟・姉妹、またその配偶者も呼びましょう。
- 参列者が30名未満の場合
20名未満の時の参列者に加え、故人の従兄弟・従姉妹、甥・姪、またその配偶者も呼びましょう。
- 参列者が30名以上の場合
30名未満の時の参列者に加え、故人と親しい関係の友人を呼びましょう。
呼ぶかどうか迷ったときは、呼ぶべき!故人が最後に逢いたいと思うかを基準にすると決めやすいです。
参列者への連絡方法

訃報はなるべく早く届けることが重要です。なので、できる限り迅速かつ確実に訃報を伝えるためにも、電話での連絡をおすすめします。
特に家族葬の場合、参列者が親族や親しい友人のみなので、電話は伝えやすい連絡手段の1つでしょう。取り急ぎ電話にて訃報を伝えた後、葬儀日程などが決まり次第、再度連絡するのがベストです。
メールなど一方通行になってしまいやすい連絡方法をとる場合は、相手が連絡事項を受け取ったかどうかの確認を別途するようにしましょう。
連絡時には、
- 故人の名前
- 亡くなった日付
- 葬儀の日付・時間・場所
- 喪主名
を忘れずに伝えるようにしましょう。
また、家族葬の場合は香典や供花をいただかないケースが多いので、その際は連絡をする時に、辞退する旨を一緒に伝えると参列者も悩まずに済むでしょう。
葬儀に呼ばなかった人へのマナー
故人と親しい間柄にあった人を招待しなかった場合、「なぜ呼んでくれなかったのか」と言われてしまうケースもあります。
トラブルを避けるためにも、葬儀に呼ばなかった方への配慮も怠らないようにしましょう。
葬儀に関する連絡
家族葬の場合、葬儀に呼ばない人に葬儀の日程などの事前連絡は控えましょう。
理由は、「連絡をいただいたので参列するべきなのか?」などと誤った解釈をされてしまう可能性があり、トラブルとなるケースがあるからです。
もし、故人の訃報をいち早く届けるため事前連絡する場合は、家族葬にするため参列は辞退していただく旨をしっかり伝えるようにしましょう。
また、参列だけでなく香典・弔電・供花なども辞退する場合も併せて伝えると良いでしょう。
葬儀後の死亡通知
葬儀に呼ばなかった方には、葬儀後に死亡通知を送りましょう。
死亡通知では、故人が亡くなったことと、故人の遺志や家族間での話し合いで、家族葬にて葬儀を済ませたことを伝えます。
以下、死亡通知の例文となりますので、参考にしてみてください。
母 ○○○○ 儀 去る○月○日午後○時 ○○歳で永眠いたしました
葬儀は生前の故人の遺志により
○月○日 身内のみにて相すませましたことを遅ればせながらご報告いたします
亡母が生前に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げるとともに
右 謹んでご通知申し上げます
令和○年○月
引用:printmate
まとめ
- 家族葬の参列者は、故人の遺志と喪主・遺族でよく話し合って決めましょう。
- 訃報の連絡はできるだけ早くするためにも、電話がおすすめ!
- 呼ばなかった方へのマナーも忘れずに!
いかがでしょうか。
家族葬は故人の遺志を一番に尊重できる葬儀だと思います。
家族葬に参列したことのある友人は、「アットホームでとても心温まる式だった。大好きな人たちに囲まれて最後のお別れができたので、故人も喜んでいるだろう。」と言っていました。
家族葬に明確な定義がないからこそ喪主と遺族の間で、「個人が生前どのような人柄だったのか」「どのようなことをすれば故人が喜ぶか」をよく話し合い決めることで、とても心温まる素敵な式になることでしょう。
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