【失敗しない岡山県の葬儀会社選び】そのヒントと岡山県の葬儀事情

突如として訪れる大切な人とのお別れ、あなたは経験したことがありますか?想像してみたことがありますか?

深い悲しみの中でも故人を送るために、葬儀を執り行わなければなりません。そのためには葬儀会社に連絡をとり、準備に取り掛かります。

そんなとき平静さを保ち冷静に判断する自信がありますか?後で後悔しないためには、どんな葬儀社に依頼すればよいか、相場や葬儀プランの知識があると役に立つと思いませんか?

今日はそんなお話をしてみたいと思います。

こんな方におすすめ

  • 信頼できる葬儀会社を知りたい。
  • 岡山県の葬儀の相場はも知っておきたい。
  • 今どきの便利な葬儀会社を知りたい。
  • 葬儀に関して最も大切なことは?

 

県内で信頼できる葬儀会社はどこ?その理由は?

日本は約6500の葬儀関連会社があるといわれています。岡山県にも、はっきりとわかりませんが、100近い葬儀関連会社があるようです。

その数を何に例えたらわかりやすいかと考えた人がいました。それは吉野家やすき屋などの牛丼チェーンの数に匹敵するのだそうです。そう考えてみれば車を走らせていると〇〇ホールなんて看板をよく見かけます。牛丼チェーン店もそうですよね。

葬儀会社は「規模」「サービスの質」「料金」がまちまち。決まったものはありません。これでは、どの葬儀会社を信頼してよいのかわかりません。

葬儀会社は驚くことに許認可も届け出も必要ないのだそうです。

では何を参考にしますか?「口コミ」ですか?規模ですか?

ということで、葬儀社を選ぶときに参考にしてほしい情報をお伝えします。

全葬連に加入している

全葬連とは
全日本葬祭業協同組合連合会の略称

  • 1956(S31)年に発足、経済産業大臣の認可を受けた日本最大級の葬祭専門の事業団体
  • 命の平等・消費者の権利擁護・苦情処理などに対するガイドラインを定め遵守
  • 葬儀に携わる関係スタッフの知識・技術などの質の向上をめざして「葬祭ディレクター」の認可試験もおこなっている。

全葬連のHPを開くと全国の加盟業者が分かるようになっています。

引用:全葬連

上の地図の「岡山県」をクリックすると県内の加盟葬儀社が表示されます。

例えば倉敷市の例をみてみると次のような表示がなされます。一目瞭然ですよね。

引用:全葬連

上記の表の中にあるif、FDについて少し説明を加えますね。

if(イフ)とは
if共済会は、「もしも」の時に遺された人々の負担を少しでも軽くするために考えられた共済会です。

費用は入会金10000円のみ。

全国の全葬連加盟の葬儀社で葬儀を行うと「基本葬儀料」の10%が弔慰金として現金で受け取れます。

FDとは
FD(Funeral Director))葬祭ディレクター。

葬祭業界で働く人にとって必要な知識や技能のレベルを審査し認可。1,2級が設けられています。

葬儀業界での経験年数と審査の基準に合格した人に与えられる資格です。

全葬連に加盟している葬儀会社は信頼に足りる葬儀会社と言ってよいでしょう。

次にもう一つの葬儀会社の評価方法をご紹介します。

JECIA(ジェシア)五つ星取得の葬儀会社

JECIA(Japan Etiquette Culture Investigation Association)とは一般社団法人日本儀礼文化調査協会を指します。

葬儀社の格付けを行っている第三者機関であり、ここで五つ星を取得するということは「消費者が安心して相談できる優良葬儀社の証」なのです。

詳細はこちら➡JECIA

岡山県のJECIA五つ星認定葬儀会社は3社です

アーバンホール
創業は1997年。岡山・玉野・倉敷に家族葬から社葬まで対応できる大小16のホールを有しています。モットーは「良心的に、より安く」。地域密着型の葬儀会社です。

県南にお住いの人には馴染みのある斎場ですね。

詳細はこちら➡アーバンホール

トモエ葬祭

創業は1929年。91年の業歴を数えます。「メモリアルガーデン 岡山」と「メモリアルガーデン 倉敷」の2つの直営会館を保有しており、いずれも式場を複数備えており、家族葬から一般葬まで対応しています。

葬儀にはその地域の風習やしきたりが深くかかわってきます。古くからその地に根差している葬儀社の存在は本当に頼もしいですね。

またご高齢の独居の方が亡くなった場合等、その遺品整理も本当に大変です。葬儀会社が代行してもらえるのなら安心です。

詳細はこちら➡トモエ葬祭

さくら祭典
創立は1999年。岡山市を中心に赤磐市、瀬戸内市に7か所のホールと3か所の家族葬用のホールを展開しています。地元密着の葬儀会社で、その地に精通したスタッフが担当してくれます。

地元企業の特性を生かして、風習やお寺さんの事情にも詳しい地元スタッフた対応してくれるのは心強いですね。特に地元の風習など熟知していない若い人たちにとって何よりの安心材料ではないでしょうか。

詳細はこちら➡さくら祭典

葬儀費用と言えば少し前までは「葬儀社の言い値」的な風潮がありました。急なことであればなおさらです。「任せてください」とか「私たちはプロです」「ここをきちんとしないと故人に失礼ですよ」なんて言葉を言われるとなかなか反論もできないですよね。

全葬連もJECIAも遺族を「消費者」という観点でとらえ、まず料金の透明化を明示しています。

「おおよそこれくらい」と言われ、葬儀が終わってみるとかなりの額を請求されたなんていうことが無いよう消費者として賢くありたいものですよね。

国民生活センター等に寄せられる苦情も料金関係のものが多いようです。

ただ、上記の葬儀会社を全てがパーフェクトな会社と期待をしすぎないでください。感じ方は人それぞれ。あくまでも目安です。

もう一つ、全ての葬儀会社が全宗教、全ての葬儀の種類を行っているわけではありません。必ず確認しておきましょう。

JECIA五つ星の葬儀会社を利用したことのある知人が以下のように言っていました。

介護施設に入所していた家族の葬儀を依頼したときのことです。

夜の11時くらいになくなり、かねてから決めていたその葬儀会社に連絡をとりました。

介護施設の方からは、なるべ早く遺体を移動させてほしいとの要求があったのですが、葬儀会社の方では「今他の人のお迎えに行っているので、すぐには行けない」との返事。

それはそれで仕方ないと思ったのですが、迎えに来た職員は(きっと夜間のアルバイトの人だろうと知人は言っていました)質問をしても口数少なく「斎場に着いてから」を繰り返し、車の運転をしながら悪びれる様子もなく大きな欠伸を何回もしていたそうです。

夜中になれば欠伸もでるでしょう。ただ、見ていて悲しかった

こんなこともありますよね。

 

岡山県の葬儀相場

岡山県の葬儀会社をみてみると岡山市、倉敷市を中心とする県南部に比較的集中しています。

岡山県の人口が約192万人。その内、岡山市の人口は約71万9000人、倉敷市が47万7000人。この2つの地域に約6割の人々が生活しているのです。

一方、地方に行くと何代にも渡ってその地に住んでいるという人が多く、菩提寺を持ち、お寺さんとも深い係わりのある人が多いと聞きます。

お葬式は地元の〇〇斎場で、葬儀社は〇〇、お寺さんは菩提寺のご住職にお願いするというケースが多く、選択肢はあまり必要ないんですね。人が少ないということは亡くなる人の絶対数が少ないということになり、結果として多くの葬儀会社も多くは必要なくなります。

ここで、葬儀の相場などという数字を出すことが正しいのかどうかわかりませんが一応調べてみました。

ある調査によりますと、葬儀の全国平均は135万円という結果がでています。

これに対して岡山県の葬儀の相場は100万円前後と言われていますが、ここで平均とか相場という表現は不確かなものです。調査の対象や人数、調査内容にばらつきもあり、あくまでも一つの目安です。

数字で見る岡山県のお葬式

お葬式自体にかかった費用 1,086,400円
飲食費 316,200円
返礼品費用 293,500円
会葬者の人数 34人
参列者からのお香典の合計 586,400円

 

引用:いい葬儀

岡山県の葬儀費用が比較的少なくてすむのは次のようなことが考えられます。

  • 地域性として派手な葬儀を行わない
  • 少子高齢化(高齢になると職場から離れて時間もたち、また介護施設に入所している場合など人間関係が希薄になる)
  • 接待・飲食費が少ない(通夜振舞い、精進落としなど身内だけで行う風習がある)
  • お布施の相場も高くはない(菩提寺を持っている人たちの中には、生前に戒名を授かっている人も多い)

ほかの県の葬儀費用の相場を知りたい方はこちらも併せてお読みください。

あなたの地域の葬儀費用はいくら?都道府県別の平均額を教えます!

2019年9月15日

 

最近の葬儀の傾向

かつては一般葬が最も多かったのですが、近年は家族葬・火葬式(直葬)や一日葬のニーズがそれに代わってきているようです。

引用:いい葬儀

葬儀の種類が代わってきた背景を考えると次のようなことが挙げられます。

  • 人々の経済感覚の変化
  • 核家族・少子高齢化
  • 都市部を中心に親族や周囲の人々との人間関係が希薄
  • 業界に新規参入が増え料金の透明化が進み、選択肢が広まってきている。

一昔まえなら「火葬式なんて身寄りのない人や経済的に困窮している人が行うもの」という見方がされていましたが、最近は「葬儀にお金をかけたくない」「時間をかけずに葬儀をしたい」という人も増えてきています。

葬儀は後に遺された人のためのものでもあり、その遺された人にも自分の生活があるのです。

葬儀のあとには「お墓の手配」も必要になることもありますね。特に若い世代の人達にとってこの問題に直面したときに100~200万円あるいはそれ以上もの大金を右から左へ動かせる人ばかりではないと思いますよ。できるだけ経費を抑えてという心情もわかります。

一方で、いつのころからか「終活」という言葉が出現しました。今ではもう一般的に使われる言葉として定着しています。

それまで「しゅうかつ」と言えば「就活」でした。余談になりますが、この「終活」という言葉、いつごろから使用されるようになったのか調べてみました。

2009年に「週刊朝日」で使われたのが最初なんですって。「今を」「よりよく」「自分らしく生きる」「活動」を指すのだそうです。

以前は葬儀は残された者が執り行うのが当然と考えられていましたが、このころから自分のお墓や葬儀について生前に考える人が増えてきました。そして「自分の葬儀にお金をかけたくない」と感じる人も増加してきているのです。

ある程度の年齢になると、葬儀の事前相談に訪れたり事前予約をする人が増え、その数は高齢者の3.5人に一人とも言われています。

葬儀業者も積極的に説明会を開き、生前予約や互助会員を募り、葬儀の割引や特典・弔慰金の支給などのサービスをしている業者が多くなってきています。

葬儀会社の「顧客囲い込み」などと言われていますが、win-winの関係ということなのでしょうね。

 

今どきの便利な葬儀屋さん

葬儀のお花

近年メディアでも取り上げられたり、ネットの広告でもよく目にするものの一つに「葬儀の仲介サービス事業者」があります。

全国の葬儀社や斎場と提携して全国的な依頼に対応しています。その特徴として葬儀費用のの内訳の明示・セットプランの提供、設定価格の安さが挙げられます。

また、お寺さんの手配の仕方も分からない場合は安価な「僧侶に派遣」を紹介してもらえます。

では、どんな仲介業者があるのでしょう。

例えばよく見聞きするものに次のようなものがあります。

小さなお葬式

よりそうお葬式

イオンのお葬式

注意
葬儀のセットプランに含まれている内容は各社共通ではありません。接待・飲食費、お布施などお寺さんに渡す経費、返礼品などは別会計になることがほとんどです。

そして価格を抑えるということは無駄な物を省くことと、グレードを下げるということにつながります

依頼するときに必要な情報は何?

  • 喪主
  • 葬儀を執り行う場所(〇〇市、〇〇の近辺など)
  • どういうどういう葬儀を希望するか(家族葬・一日葬など)
  • 参列者のおおよその人数
  • 宗教・宗派
  • 遺体の安置場所(自宅・斎場など)
  • お寺さんの手配は?

というような情報が最低限必要になってきます。年中無休で対応してもらえるので分からないことは気軽に相談できます。

 

葬儀を考える上で最も大切なこと

家族間で葬儀の話をすると「縁起でもない」と言われるかもしれません。しかし大切なことなのです。

自分はどんな葬儀をしてほしいかという意思表示をきちんと伝えておくことをおススメします。

葬儀の準備はあまり年齢にこだわらず(高齢になればなるほど必要になってくるのかもしれませんが)必要なのです。それが自分のためでもあり、また遺された家族のためでもあるのです。

確認事項
  • どういう形式で葬儀をやってほしいか(家族葬を希望するとか、火葬式でよい、賑やかに送ってほしいとか本当に家族だけで送って欲しい等)
  • 宗教は? 核家族になると子供たちは自分の家の宗教や宗派を知らないこともあります。菩提寺はどこか、戒名は授かっているか等。
  • 遺体の安置場所 自宅に帰りたいのか斎場に直接行きたいのか 入院中や介護施設に入所している人の中には「一度家に帰りたい」という希望も多いのです。
  • 互助会や葬儀会社の会員になっているかどうか

葬儀の際に規模を小さくし、家族葬や火葬式を行う場合、親族や親しい知人から苦情が出るかもしれません。そうですよね、最後のお別れができないのですから。

火葬式のニーズが増えてきていると先ほどお伝えしましたが、岡山県にはまだまだ都会ほどのニーズはないのが実情です。

その時にはっきりと「故人の遺志ですから」と言えるようにしておきましょう。

退職でもいいですし、健康診断を受けた時でもよいでしょう。何かをきっかけに、縁起でもないといわずに葬儀社の事前相談に足を運ぶことをおススメします。そして何より大切なのは家族が集まったときにでも情報を共有することでしょう

昨年私の友人が母親の葬儀を出すことになりました。まだまだお若かったのですが、突然の旅立ちでした。葬儀を終えたあとで、お母さんが互助会で積み立てをしていたことを知ったのです。

それを事前に知っていれば決して安くはない葬儀費用をかなり抑えることができたのにと嘆いていました。解約をする羽目になったのですが、手数料としてかなりの額を差し引かれたと聞いています。

日常のちょっとした情報交換がこういうときに役に立つのですね。

 

まとめ

岡山県で信頼できる葬儀社の選び方をご紹介しました。「全葬連」「JASTA」はキーワードになります。

今や情報が氾濫しており、何につけても「口コミ」を参考にする人は多いでしょう。それも一つの方法ですが、それは個人の感想です。鵜呑みにしないようにしましょう。

葬儀に関して大切なのは「情報収集」と「コミュニケーション」だと思っています。

確かな情報を集め、家族や大切な人に自分の常日頃思っていることをしっかりと伝えておきましょう。

葬儀はどれだけの想いをこめて故人を送るかということが大切だと思います。それがどんなに豪華なお葬式でも、火葬式でも。

 

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