



この記事は、
- 葬儀の手配や手順を知りたい
- 故人が自宅で亡くなった場合の手順を教えて欲しい
- 葬儀社の方とどこから話し合えばいいのか知りたい
これらの悩みを解決する記事です。
- 臨終〜安置場所を決める【病院・自宅】
- 葬儀の打ち合わせ・準備
- 通夜・葬儀告別式〜火葬までの流れ
本記事では、『故人が亡くなってから葬儀の手配・手順』について紹介しています。
この記事を読み終えると葬儀の手配・手順について理解することができますよ。
Contents
臨終〜安置場所を決めるまでの手順【病院・自宅】

臨終〜安置場所を決める手順(病院・自宅)について以下の5つあります。
- 個人の関係者に連絡を取る
- 医師から死亡診断書を受け取る
- 死化粧・エンゼルケア
- 葬儀社を決める
- 安置場所を決める
基本的に病院や自宅で亡くなられた時の手順は同じですが、自宅の場合のみ
- 自宅で亡くなられたことを確認したらかかりつけ医に連絡
- かかりつけ医がいない場合は、耳鼻科や脳外科、歯科の医師に連絡
- どの医師にも繋がらない場合は、警察に連絡する
という手順があります。
故人の関係者に連絡を取る
まずは近親者に連絡を取ります。
連絡する主な人たちは、
- 家族・3親等までの親族
- 故人が仲の良かった友人・知人
- 会社の上司や学生時代の教師・地域の人
の順に連絡しましょう。特に家族や3親等までは至急連絡をして、他の方は葬儀の日程が決まってから連絡するようにしましょう。
医師から死亡診断書を受け取る
故人がお亡くなりになると医師が死亡確認を行います。
確認が終わったら死亡診断書を受け取ります。
自宅の場合はかかりつけ医から死亡診断書をもらうことになります。
死化粧・エンゼルケア
故人の死化粧・エンゼルケアを行います。
- 末期の水(故人の口に濡れた脱脂綿をつける行為)
- 医療器具を取る
- 排泄物・内容物処理
- 口腔ケア
- ご遺体の清拭
- 故人の着替え
- 化粧
といった手順で行います。
病院の場合は、死化粧を看護師か葬儀社がやるかは病院が決めます。
自宅では、看護師か葬儀社を選ぶ。看護師であればその場で行い、葬儀社なら葬儀社を決めた後に行われます。
(※費用は1〜5万円)
葬儀社を決める
死化粧やエンゼルケアが行なわれている時に親族達で葬儀社を決めましょう。
ここの過程がとても重要で、葬儀社が決まらないと故人の搬送方法や安置場所が決まりません。
葬儀社が決めずに進むと、病院や警察が関わってくるので他の費用がかかってしまいます。
安置場所を決める
葬儀社を決めた後は、安置場所を決めましょう。
安置場所として、
- 自宅
- 葬儀社
- 安置室(斎場)
これらが一般的となっています。特に病院・自宅関係なく自宅での安置が多い傾向にあります。
私の友人も『安置する時は自宅を選んだよ。』と言っていました。
故人の枕飾り〜火葬許可書の受け取るまでの手順

故人の枕飾り〜火葬許可書の受け取るまでの手順は以下の3つあります。
- 枕飾り
- 死亡届提出
- 火葬許可書の受け取り
では、解説していきます。なお、ここからは自宅と病院は関係ありません。
枕飾り
故人を決まった安置場所に移動した後は枕飾り(まくらかざり)を行います。
「故人が亡くなられてから、お通夜もしくはお葬式までの間、ご遺体を安置しておく時に、枕元に置かれる机および机の上に置かれるお供え物を総称して「枕飾り」と言います。
枕飾りとは上記のように机の上にお供物を置くということで、
- 花
- 線香
- ろうそく
などをお供えします。
友人の話では、『枕飾りは葬儀社さんが事前に準備されてたから、私たちは何も用意はしなくても大丈夫。』と言っていたので、親族の方は特に用意しなくても大丈夫です。
死亡届提出
ご遺体の枕飾りが終わったら死亡届を提出しましょう。
提出期限は、故人が死亡を知った日から7日以内に役場に『親族・同居者・家主』らが届けることが義務となっています。
- 故人の本籍地の市町村役場
- 届出人の所在地の市町村役場
- 故人が亡くなった場所の市町村役場
の上記の役場であれば提出可能です。
なお、死亡届を提出する際に死亡診断書も必要になるので、事前にコピーしておくか複数枚発行しておきましょう。
死亡診断書は『生命保険』や『遺族年金』の請求に関わってきます。
火葬許可書の受け取り
死亡届を出した後に火葬許可書を受け取ることができます。
この火葬許可書を持っていないと火葬を行うことができないのでしっかり受け取っておきましょう。
なお、私の友人は『火葬許可書を受け取るために火葬許可申請書が必要だった。』と言っており場所によっては許可書を受け取るための申請書が必要な場合もあるので事前に確認しておきましょう。
葬儀の打ち合わせ・準備

葬儀の打ち合わせ・準備について以下の6つあります。
- 喪主を決める
- 葬儀の場所と日時を決める
- 葬儀プランを決める
- 遺影写真を準備する
- 僧侶に渡すお布施を用意する
- 喪服を準備する
では、解説していきます。
喪主を決める
初めに喪主を決めます。喪主は葬儀や法事法要を執り行う代表者ですので慎重に決めましょう。
喪主を決める際は、
- 配偶者
- 長男・長女
- 親・兄弟姉妹
- 故人と仲の良い友人
の優先順位で決めます。
葬儀の場所と日時を決める
喪主が決まったら葬儀の場所と日時を決めていきます。
- 葬儀の場所
- 葬儀の日時
- 火葬の場所
- 火葬の日時
などを葬儀社の方と相談していきます。
菩提寺があるときは、事前に僧侶の都合が空いている人を聞いておきましょう。
葬儀プランを決める
日時や場所を決めたら葬儀プランを決めていきます。
- 一般葬
- 家族葬
- 直葬
- 一日葬
の4つが一般的な葬儀プランとなっています。
親族はもちろん、友人や会社関係の方など多くの人を呼んで行うお葬式。
親族や故人の親しい友達がメインで行われるお葬式で、一般層に比べて小規模。
火葬だけ行うお葬式。
とてもシンプルで価格が安いことが特徴。
葬儀告別式だけ行うお葬式。
直葬と比べてしっかり見送ることができる。
葬儀プランはしっかりと話し合って決めましょう。
遺影写真を準備する
葬儀で使う故人の遺影写真を準備しましょう。
遺影写真を選ぶポイントは、
①故人の人柄がわかるような写真
②故人がカメラ目線で写っているもの
③亡くなる1年から5年くらいの間で元気だった頃の写真
④引き伸ばしてもはっきり見える写真
⑤背景や服装は気にしなくて大丈夫
引用: 葬儀で祭壇に飾る写真は何?その理由と写真の選び方を解説
これらのポイントに沿って写真を選ぶと大丈夫です。特に『人柄がわかる』、『カメラ目線』の2つはとても大事な部分です。
僧侶に渡すお布施を用意する
僧侶に渡すお布施を用意します。
葬儀で渡すお布施の種類と金額相場は、
- お布施(読経料) 約15〜20万円
- 御車料 約5千円〜1万円(県外・遠方を除く)
- 御膳料 約5千円〜1万円
- 戒名料 約10万円〜100万円以上
となっています。
お布施関係について詳しく知りたい方は下の記事をご覧ください。
喪服を準備する
遺族の方は喪服を用意しなければなりませんが、基本的に男女共に準礼服を用意すれば大丈夫です。
- 準礼服(黒いスーツ)
- 黒のネクタイ
- 黒の靴下
- 白のワイシャツ
- 黒のワンピースorアンサンブル
- 膝が隠れる黒のスカート
- 黒のパンプス
といった準礼服を用意しましょう。
通夜の準備

通夜の準備について以下の4つあります。
- 通夜振る舞いの用意をする
- 返礼品・会葬令状を用意する
- 納棺
- エンバーミング
では、解説していきます。
通夜振る舞いの用意をする
参列者をもてなすため、通夜振る舞いを用意します。
- オードブル
- サンドウィッチ
- お酒
でもてなすことが一般的です。
オードブルなどの料理を作ってくれる店を決めるときは葬儀社と相談して決めればOKです。
返礼品・会葬礼状を用意する
通夜や葬儀の参列者に渡す返礼品と会葬礼状を用意します。
返礼品は、
- コーヒー
- スープセット
- タオル・ハンカチ
- 菓子・お茶セット
などがあり、他にもたくさんの種類があります。返礼品を決めれずに迷う場合は葬儀社に相談してみましょう。
会葬令状は、参列者の方に感謝の気持ちを送る令状のことです。
文章がかなり丁寧で全部1人ですると大変ですが、今では葬儀社の方でテンプレートを用意している場合が多いので、相談してみましょう。
納棺
通夜の前に故人を棺に入れる納棺を行います。
昔は白装束が一般的でしたが、最近では故人がよく来ていた服を着ることも多いです。
エンバーミング
納棺をする際にエンバーミングを行います。
エンバーミングとは遺体の保存、防腐、殺菌、修復を目的に、専門技術者であるエンバーマーが行った遺体に対する特殊な処置のことを言います。日本語では「死体防腐処理」や「遺体衛生保全」などと訳されます。
エンバーミングでは遺体の消毒・殺菌を行い、遺体の一部を切開し血液などの体液を排出するとともに保全液(防腐剤など)を注入します。また、消化器官など体内の残存物除去も行われます。
エンバーミングを行うことで、他の人への感染を防ぐことができるので、友人や遺族が最後までお別れをすることができます。(お顔を近づけたり、触ったりするなど)
葬儀社がサービスとして提供しているところもあります。
通夜・葬儀告別式〜火葬までの流れ

通夜・葬儀告別式〜火葬までの流れについて以下の4つあります。
- 通夜
- 葬儀告別式
- 出棺
- 火葬
では、解説していきます。
通夜
通夜の流れは、
- 葬儀社と通夜の流れを確認
- 受付開始
- 通夜開始(喪主・親族/参列者着席)
- 僧侶の入場
- 読経/焼香
- 僧侶退場/通夜終了
- 喪主の挨拶
- 通夜振る舞い
となっています。
通夜振る舞いが終わったら、次の日の葬儀・告別式に関して葬儀社の方と流れの確認など打ち合わせをしておきましょう。
葬儀告別式
葬儀告別式の流れは、
- 葬儀社との葬儀告別式の流れを確認
- 当日受付
- 開式の辞
- 読経・引導
- 弔辞・弔電紹介
- 読経・焼香
- 僧侶退場
- 喪主の挨拶
- 閉式の辞
となっています。
葬儀告別式の後に出棺、火葬も当日にありますので、念頭に置きながらしっかりと確認しておきましょう。
出棺
出棺の流れは、
- お別れの儀式(別れ花、釘打ち)
- 棺を運び出す
- 喪主挨拶
- 出棺
となっています。
火葬
出棺した後は、火葬を行います。火葬場に行く人は基本的に親族のみとなっています。
火葬の流れは、
- 火葬許可書の提出
- 読経・焼香
- 火葬
- 収骨
となっています。
火葬では、必ず火葬許可書を提出しましょう。火葬許可書がないと火葬を行うことができません。
なお、提出後は埋葬許可書にかわります。
まとめ

本記事のまとめ
- 故人の危篤・臨終時には至急故人の関係者に連絡する
- 医師から死亡診断書を受け取った後は葬儀社に連絡して安置場所を決める
- 死亡届を提出して火葬許可書を受け取る
- 葬儀社と打ち合わせをする(日時や葬儀プラン)
- 通夜の準備をする
- 通夜・葬儀告別式〜火葬を行う
いかがでしたか?
故人が亡くなってから葬儀までかなり短期間で行うのでかなり大変です。
わからないことがあればすぐに葬儀社へ相談しましょう。
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