故人の「直系の家族」や、「近親者」のみが参列する葬儀、「家族葬」。
はたして家族葬でも、喪主の挨拶は必要でしょうか。
「家族葬だから、いらないかも」と思いますよね。実は家族葬にも挨拶が必要になります。
しかし、当日の流れが分からないと挨拶のタイミングも分からないし、どうしたらいいのか悩みますよね。
また、挨拶の内容も「感謝の気持ちをうまく伝えたいけど、どうしたらいいのか」と悩んでいる人も多いはず。
そこで、ここでは家族葬での葬儀・告別式の流れと喪主の挨拶について詳しく説明します。
Contents
葬儀と告別式の違いを知ろう!

まず、葬儀とは故人を葬るための宗教的な儀式になります。その方法は、宗教ごとに違います。みなさんの宗教は、何か知っていますか?日本では主に、仏教式が用いられています。
それに対して告別式は参列者・会葬者が故人と最後のお別れをする儀式(お焼香・祈祷・献花など)を指します。
葬儀と告別式の違いについて、知っていましたか?恐らく葬儀と告別式の違いについて、はっきり説明できる人は少ないのではないでしょうか。
葬儀と告別式は同じものだ思われがちですが、しっかりとした違いがあるのです。この2つには、しっかりと意味が込められていることがわかりましたね。
また、最近では葬儀と告別式を総称して「お葬式」と呼ぶことが一般的になっています。
葬儀・告別式の流れを確認しよう!

家族葬も一般葬も葬儀・告別式の流れは変わりありません。
葬儀の流れは大きく分けて6つあります。
- 受付を行います。 家族葬の場合は参列者が少ない為、一般葬に比べ多くの人数は来ません。また、参列者が少ない家族葬の場合、受付自体が設置されないケースもあります。
- 着席•宗教者入場•開式 開式の案内がされるので、親戚一同着席して待ち、僧侶の入場を待ちます。
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読経・お焼香 仏教の場合は、読経と焼香が僧侶によって行われます。意外とトラブルが多いのがお焼香の順番です。しっかり確認しておきましょう。血縁関係の強い順番で行うのが一般的です。順番は、喪主→家族→親族→友人の順番です。
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弔辞・弔電 家族葬の場合は弔辞・弔電が行われることは多くありません。しかし弔電がある場合は、この場で行われます。
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お花入れ お花や、思い出のものを納棺の際にいれます。
- 宗教者退場・閉式・退場 閉式の案内がされます。喪主からの挨拶がこの時にされるのが一般的です。
この流れで葬儀と告別式は進んでいきます。
喪主の挨拶のタイミング

喪主の挨拶のタイミングは、2つあります。
- お通夜が終了した時の挨拶 感謝とねぎらいの言葉を込めた挨拶をすることが一般的です。故人の無くなったときの様子を少し話し、長すぎないように話しましょう。翌日の告別式・葬儀へ参列願いと日程•時間を添えてもいいですね。
- 出棺する際の挨拶 葬儀終了後の出棺する際にも、挨拶をすることが一般的です。故人の生前のご様子や思い出を添えた、会葬者の方の悲しみに寄り添った挨拶がいいでしょう。会葬者の方の記憶に残るよう、想いを汲み取った言葉を発しましょう。また、参列してくれた方々への感謝の気持ちを添えることも大切です。
気持ちが伝わる喪主挨拶の内容例

タイミング別の挨拶例です。
お通夜終了時の挨拶
本日はお忙しい中、無き○○の通夜にお集まり頂き、ご丁寧にお悔やみくださいまして、誠にありがとうございます。また、皆様に見守られて○○もさぞかし喜んでいることと存じます。
なお、明日の告別式は△△時より▲▲で執り行う予定です。どうぞよろしくお願いいたします。本日は誠にありがとうございました。
出棺する際の挨拶 私は故人の長男の○○でございます。遺族を代表してご挨拶申し上げます。
本日はお忙しい中、亡き○○の葬儀にご会葬くださり、心より感謝申し上げます。皆様のお力添えがあってこそ、昨日の通夜、本日の告別式を執り行うことができました。誠にありがとうございます。亡き○○もさぞかし喜んでいることと存じます。
「故人とのエピソードなど」 父は真面目で家族思いの、一生懸命な人でした。仕事の休みの日には「○○クッキング」と微笑みながら美味しい手料理を家族のために振る舞ってくれました。
「家族の笑顔が○○の幸せ」とよく言うような本当に良い尊敬できる父親でした。家族を支えるために家庭でも仕事でも一生懸命な自慢の偉大な父親でした。
父が晩年を豊かに過ごすことが出来ましたのも、ひとえに皆様方のご厚情の賜物と感謝しております。
生前、○○に対しいただいた多くのご厚誼につきましても、家族一同、○○にかわりまして、心より感謝申し上げます。○○亡きこれからも残された家族とともに精進してまいりますので、変わらずお力添え頂けますよう、よろしくお願いいたします。
お焼香マナー

お焼香マナーについて、あまり理解出来ていない人も多いのではないでしょうか。
前の人のを見て真似しようとは思っていませんか。前の人の後ろ姿しか見えないため、ご焼香の様子は完全には見えません。
恥ずかしい思いをしないために、お焼香は一度覚えておきましょう。
- 前の人が席に座ってから、席を立ち焼香台の前まで進む。
- 焼香台の前で僧侶、弔問客に一礼する
- 焼香台の手前に近づいて遺影に深く一礼する
- さらに焼香台の前まで近づく。
- 香炉の近くに置いてある抹香を右手の親指、人差し指、中指の3本でつまみ、少し首をさげながら、抹香を右手で額の高さまで持っていき拝みます。→この動作を1~3回繰り返します。
- 再度、遺影を仰いで一礼する。
- 祭壇の前から一歩さがり、僧侶、弔問客に一礼して席に戻る
わかりやすいお焼香の動画です。良かったらこちらもみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか。
今回は葬儀と告別式の違いについて、葬儀・告別式の流れ、喪主の挨拶のタイミング、喪主の気持ちが伝わる挨拶の内容例、お焼香マナーについてまとめました。
葬儀の意味合いは故人を葬るための宗教的な儀式でしたね。では、告別式についてはわかりますか。参列者・会葬者が故人と最後のお別れをする儀式(お焼香・祈祷・献花など)でしたね。
喪主の役割は多いですが、しっかり準備して行えば大丈夫なので、安心して頑張ってください。
ご焼香マナーについては、動画なども何度も見返して対策してくださいね。
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