13回忌の法事をするので出席してほしいと連絡が来ました。さて、法事には何を着て行けばよいのでしょうか。悩むことは、ありませんか。葬儀から一周忌までの服装は、基本が喪服なので黒です。合わせるネクタイの色も、喪服に合わせて黒を用います。
3回忌以降は、平服でご出席くださいと案内状に書かれていることが多くなります。13回忌法事の案内状に服装については、平服で来てくださいとの案内なので、喪服を着用することはできません。
法事の平服とは、略喪服のことです。略喪服とは、黒のスーツか、濃紺、濃いグレーのスーツのことをいいます。
ネクタイの色も基本黒ですが、濃紺や、濃いグレーの色を用いても問題ありません。ネクタイは、止めないのが基本です。13回忌にはネクタイピンや、タイタックは、使用しても問題ありませんが、基本的には使用しない方が無難です。ネクタイピンを使用することはできます。使用する場合は、派手な飾りのないシンプルなネクタイピン(タイピン)、タイタックを選ぶと良いでしょう。
法事に参加して、他の参加者がネクタイピンを使用していなければ、ネクタイピンをそっと、取り外しておくのが無難です。
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13回忌法要の服装

13回忌ともなれば、身内だけで行われることが多くなります。服装も平服でと案内されることが多くなります。平服とはカジュアルな服装ではなく、あくまでも仏事にふさわしい略喪服のことです。
男性の服装
13回忌に着用する服装は、略喪服を着用することが基本です。略喪服とは、ダーク色のスーツになります。ダークグレーや、濃紺のスーツで柄がさほど目立たない服を選びます。ワイシャツは、白を着用します。
靴は飾りのない革靴(又は合成皮革)を用いて、色は黒を基本とします。茶系の靴は履かない方が良いでしょう。スニーカーやスポーツシューズを履くことは止めましょう。
アクセサリーは、基本的に身につけません。ポケットチーフ、腕時計、カフスボタン、ピアスはつけないのがマナーになります。
数珠は、略式数珠を準備して持参しましょう。
女性の服装
基本的に、女性の場合も略礼服を着用します。服の色は黒を基調としますが濃紺などのスーツ、アンサンブル、ワンピースなどを着用します。略礼服は、肌の露出の少ないデザインのものを選びましょう。もし、柄物を着たい場合は、大柄のものでなく、小柄で遠目には無地に見えるくらいのものが良いでしょう。
ストッキングも、黒色のものを用います。柄や、ラメの入っていないシンプルなものを選びましょう。
アクセサリー類も派手なものは身に着けないのが望ましいです。アクセサリーを付ける場合の基本は、結婚指輪、ネックレスは真珠やオニキスのもので、一連のものをつけます。二連のものは身につけません。イヤリングやピアスは基本的に身につけませんが、どうしてもつけたい場合は、イヤリング、ピアス共に固定できるデザインで揺れるデザインのものは避けましょう。
マニュキュアやネイルアートも、できれば当日までに落としておくのがマナーです。法事の連絡はかなり早い時点で来ているので、落とす時間がなかったと言わなくても済むように準備しておきましょう。
バッグは、布地張りの黒を持ちましょう。光沢のある皮革やエナメルのバッグ、派手な装飾のあるバッグを持つのは避けることが賢明です。
数珠は、略式数珠を準備して持参しましょう。
男性・女性共通
寒い季節の場合、コート類を着用する場合があります。コートは、毛皮や皮革製のコートは避けることが必要です。ビジネス用のコート、布製のコートの着用は問題ないでしょう。コートは、会場に入る前には脱いで手の持って中に入り、受付又はクロークに預けることになるからです。
小学生以下、中学・高校生の服装
中高校生の場合は、基本的には制服を着用するのがふさわしい服装になります。制服の無い学校の場合は、濃紺やグレーのブレザーに同系のズボン、白いワイシャツがふさわしい服装になります。
小学生以下男子のお子さんの場合は、濃紺や濃いグレーのブレザーに同系のズボン、白いワイシャツがふさわしい服装になります。
女子のお子さんの場合は、濃紺や、濃いグレーのスカートに白いブラウス、またはワンピースがふさわしいでしょう。寒い季節の場合は、防寒のためブレザーやコート、ジャンバーを準備しましょう。
男性用ネクタイの着用は
男性は、ネクタイを着用します。ネクタイの色は、葬儀、49日、1周忌のまでの期間は喪服と同じで黒以外は使用しませんが、13回忌では、黒以外の濃紺、濃いグレーのネクタイを使用しても問題ありません。
ネクタイは、基本的に止めませんがネクタイピンやタイタックを使ってもマナー違反ではありません。デザイン的には、派手なもの、光沢のあるもの、きらびやかな宝石を使用したものは避けましょう。斑光沢の金属に、真珠が一粒ついているものや、タイタックでやはり真珠が一つついているものが良いでしょう。
法事に参加されている他の人が、ネクタイピンをしていないようであれば、何気なく取り外すのが良いでしょう。
13回忌の法事とは
13回忌
13回忌の法事は、故人が逝去してから満12年目の祥月命日の前後に行われます。法事は、命日よりも早く行われることが多く、法事に出席されるっ方の都合も考えて、命日前の土曜日か日曜日に行われることが多くなっています。
最近の傾向として13回忌は、故人の家族ないしは故人の兄弟のみで執り行う傾向が多くなってきています。13回忌又は、次回の33回忌をもって忌明けとすることも多くなっています。
13回忌は、満12年目なのになぜ13回忌と言われるのでしょうか。それは昔からの数の数え方にあります。昔は年の数え方が、数え年で数える考え方に起因していると言われています。
例えば、昔は子供が生まれると1歳又は1歳何カ月ですといういい方をしていましたが、現代では、生まれた年は、0歳または、何か月目ですと満年齢でいわれます。法事の年回忌の呼び方は、数え年の呼び方になっています。
回忌法要はいつまで行われるの
年回忌法要は宗派、地方によって多少の差はありますが、以下の通り行われています。
例えば、2018年10月10日に逝去された故人の13回忌を知るには、(2018+13)-1=2030になるので、2030年10月10日になります。
13回忌の法事は、家族、親族のみで行われることが多く、服装も葬儀や49日、1周忌といって、友人や知人、会社関係者の参列を得て行うことと異なり、堅苦しい服装で無くても許されることがこのことからも分かります。
堅苦しくない服装と言うのも分かりますが、親しき中にも礼儀あり、ある程度の改まった節度も必要です。それが、略礼服を着て出席する13回忌となります。
故人の冥福を祈るとともに、久しぶりに会う親族の方もいらっしやると思います。親族との会話の中に、故人との思いでは無しをすることで、改めて親族間の絆を深める良い機会になると思います。
法事と法要の違い
法事とは、年回忌全体の仏事になります。僧侶による読経+読経後の食事+食事後の墓参を行い、すべてを合わせて故人の冥福を祈ることが法事になります。
法要とは、僧侶による読経を上げて故人の冥福を祈り供養することをいいます。
まとめ (服装の一覧表)

13回忌の服装についてまとめると、次のようになります。
男性 | 女性 | 子供(男子) | 子供(女子) | |
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服装 |
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ネクタイ |
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ネクタイピン |
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靴下 |
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靴 |
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装身具 |
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結婚指輪 |
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数珠 |
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コート |
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13回忌の法事を行う機会は減ってきてはいますが、13回忌法事の案内が来た時にお役に立てますことを願っています。
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