法事に行くとき、子供にはどんな服を着せればいいか悩む親御さんも多いのではないでしょうか。仏式の法事は四十九日、一周忌、三回忌など数々の法事がありますよね。七回忌を過ぎたあたりから参列者も身内だけとなり規模が小さくなっていくのが一般的です。
各法事ごとにふさわしい服装は異なってくるのでそのたびに子供の服装に悩むことになりますよね。
また一か月前に案内が来ていたけど忙しくてなかなか準備できないという方もいらっしゃると思います。
中でも保育園や幼稚園に通っているお子さんはどんな服で行けばいいかわからないですよね。ここでは法事に行くときに子供に着せる服と知っておきたいポイントをご紹介していきます。
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子供の服装について

子供は日々成長していくのでついこの前入っていた服がもうサイズアウトしてしまったということはよくありますよね。フォーマルな服を一つ持っていれば便利ですが子供が成長する度にサイズがどんどん変わっていくことを考えれば一式そろえるのも一苦労です。
法事に行くときは基本的なマナーを押さえて常識的な範囲の服装を心掛けましょう。では具体的にどんな服装がよいのかご紹介していきます。
制服がある場合
保育園、幼稚園に通っているお子さんで制服がある場合は制服を着用しましょう。子供の正式礼装は制服なので法事にはふさわしい服装です。こういった場面では制服があれば服装を考えずに済むので楽ですね。
しかし最近の園服はかわいらしいデザインのものが多いですよね。少し派手だと感じる場合は無理に制服を着用する必要はありません。
制服がない場合
一番服装に気を遣うのは制服がない場合のお子さんです。そんなときは黒や紺、グレーなどの控えめな色の服を選びましょう。
女の子であれば白色の襟がついたブラウスに黒や紺のシンプルな無地のスカートや、黒や紺やグレーなどのワンピースを選ぶとよいでしょう。
男の子には白いシャツやポロシャツに黒や紺のズボンを着用が適当です。
また、男女共にブレザーもあればよりフォーマルな格好となります。また、控えめな色の無地のカーディガンなどもおすすめです。
注意したいポイント
地域によって考え方はそれぞれ違ってきますが、一般的なマナーや知っておきたい服装のポイントをご紹介していきます。
光沢のあるデザインや派手な色の服、キャラクターがプリントされているような服は避けましょう。
レースや柄の入っていない無地の服を選ぶようにしましょう。入っていてもワンポイントまでが望ましいです。
マナーとして光りものはNGとされているので注意が必要です。
毛皮や皮製品は殺生をイメージさせるので避けましょう。
冬場の法事でコートを着用した場合、会場の入り口や玄関先で脱ぐようにしましょう。
知らなかったということがないようしっかり確認しておくことが大切です。
靴、靴下、アクセサリーについて
気を付けたいのは見落としがちな靴や靴下、アクセサリーなどです。細かいアイテムについてのマナーを知っておくと役立ちます。服装にばかり気をつかっていて靴や靴下まで気が回らなかったということがないようしっかり確認しておきましょう。
靴、靴下
靴については黒色の革靴が良いですが、派手な色でなければ黒や白のスニーカーやローファーでも問題ありません。女の子の靴にはサンダル、ミュールで行くのは避けましょう。また、光ったり音が鳴るような靴はNGです。
靴下は黒や紺、白といった色で柄のない無地の靴下を選びましょう。くるぶし丈の靴下は避けましょう。膝丈の靴下がベストです。暑い季節の法事であっても露出を控え、靴下はきちんと履くようにしましょう。
アクセサリー
アクセサリーを身に着ける場合は控えめなものを選ぶようにしましょう。地域によって考え方はいろいろありますしなければつけなくてもよいです。また、なにか身に着ける場合は黒色のヘアアクセサリーなどにして光るものは避けましょう。
各法事の相応しい服装
法事は四十九日、三回忌、七回忌以降とそれぞれ相応しい服装があります。そして法事では納骨が行われる四十九日が最も重要です。子供を連れていくときは服装に気を付けて参列したいですね。
四十九日に相応しい服装
四十九日は故人や遺族にとって最も重要です。基本的には参列者は全員喪服を着用するのがマナーですが子供の場合は格式にこだわる必要はありません。
しかし親戚や知人なども招いて大勢で行われることも多いので常識的な服装を心掛けたいものです。
黒を基調とした落ち着いた服装が相応しいです。四十九日では喪服に近い服装を選ぶとよいでしょう。
三回忌にふさわしい服装
三回忌に参列する場合にふさわしい服装は喪服に準じた略式服です。身に着けるアイテムのカラーは暗めの色で統一することを意識するとよいでしょう。
三回忌ともなれば案内状には「平服でお越しください」と書かれている場合があります。こういった場合でも略式服で参列するのがマナーとなりますので子供であっても普段着で参列しないよう注意しましょう。
子供の略式服に相応しいのは制服や黒や紺などの控えめな色の服となります。
七回忌にふさわしい服装
七回忌は死後七年目に行われます。時間がたっているだけに服装にも悩みますよね。
七回忌あたりからは規模が小さくなっていき、親戚や身内だけで行われるのが一般的です。しかし親戚や身内だけだからといってカジュアルな服装はNGです。
基本的に七回忌からは平服で参列しますが平服とは普段着ではないので注意が必要です。
法事は回数を重ねるごとに服の色も薄くなっていくのが一般的です。子供の服装も合せて薄くしていくとよいでしょう。

まとめ
・制服がある場合は制服を着用
・制服がなければ黒や紺、グレーなどの控えめな色の服を選ぶ
・靴や靴下はシンプルなものを選ぶ
・キャラクターが描かれている服は避ける
・光りものは身に着けない
・毛皮や皮製品は殺生をイメージさせるので避ける
大人ほど服装に細かいルールのない子供ですが法事に連れていくときは各法事にふさわしい服装を身に着け、マナーを守って出席したいですね。また、服装について悩むことがあればご遺族や親戚に相談することも大切です。
法事とは故人を偲ぶ儀式です。故人を敬う気持ちが伝わるような服装で参列しましょう。
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