法事について、みなさんはどれくらい知識がありますか?お恥ずかしながら、私は詳しいことは全く知りませんでした。
法事なんて日常的にあるものではないし、細かい作法やルールがあったとしても、実際に自分が体験してみないと分からないですよね。
小学生の頃、法事で他の人たちがお焼香をしているのを後ろから眺め、「あそこで何か食べるんだ」と勘違いをしていました。そこで、自分の番になったので真似して食べようとしたら、もちろん両親に全力で止められました。
小学生なので笑って済みましたが、大人になってからでは場が凍り付きますね。
ここまでではないにしろ、知らないと怖いこともあると思います。
- いざ、自分が法事を行う立場になった時に失礼なことをしてしまったら
- お世話になった方が来てくれたのに、やらかしてしまった
- 本当は用意しておかなきゃいけない物が当日なかった
などなど、わざわざ来てくれた方から白い目で見られる、なんてことにはなりたくないです。
中には、「直前に知りました」では間に合わない準備もあります。
「気付いた時には遅かった」状態にならないために、この記事では前もって準備の必要な法事の返礼品について掘り下げていこうと思います。
この記事を見れば、返礼品とは何かという疑問や、何を選べばいいのかという悩みも解消されます。
この記事では、実際に渡して喜ばれたことのある返礼品をご紹介するので、
こんな方におすすめ
- これから返礼品を選ぼうとしている
- 何を選ぶか悩んでいる
- 返礼品の存在を今知った
という方に役に立つと思います。
参考にしてみてください!
Contents
そもそも、法事の返礼品とは



返礼品と聞くと、なんだか堅苦しい印象を持ちますよね。でも、ざっくり言ってしまえば、「法事に来てくれてありがとう、お返しにこれあげるね」という手土産のことです。
法事に参列する方の多くは、当日「お供え物」を持参して来てくれます。
そのお供え物に対するお礼として、また、来ていただいた感謝の気持ちを込めてお返しする手土産のことを、返礼品と言います。
特に四十九日、三回忌、七回忌、十三回忌と呼ばれる年忌にお招きした方には、返礼品をお渡しすることがマナーとなっています。
一般的にはお線香や飲み物類、お菓子が多いと言われています。
最近では、お菓子などの代わりに現金を包み、お供物料としてお供えする方も増えてきています。
「香典返し」との違いはなに?



「香典」というのは亡くなった方が仏になる前(四十九日まで)のお供えのことで、それ以降の法要では「香典」「香典返し」という言葉は使わずに、「お供え(お仏前)」「引き出物」と呼ぶということを覚えておきましょう。
つまり、
四十九日以降にいただいた物「お供え物」へのお礼→法事の返礼品、引き出物
ということになります。
法事でお渡しする品物を探すときは、「返礼品、引き出物、法事のお返し」で探せば問題ありません。
返礼品の相場



返礼品は一般的に、お供えで頂く金額の3分の1~半分程度が相場と言われています。頂くお供えの金額は当日まで分からないですが、約3000円~5000円の予算で用意すれば問題ありません。
また、法事の後に会席(料理)を用意した場合は、その分を差し引いて考えます。会席がある場合は、参列者の方も多めに金額を包んでくることがほとんどですので、予算を変える必要はありません。
- 親族で1万円〜2万円
- 親しい友人や知人1万円から3万円
- 一般的な付き合いの友人5千円から1万円
頂いたお供えが想定よりもかなり高額だった場合、心配であれば後日、追加で返礼品を郵送することも可能です。
このように、後からでも対応することは可能なので、心配しすぎず相場の範囲で用意すれば大丈夫です。
返礼品を選ぶ時の注意点


返礼品を考えるのは意外と大変だったりします。あれやこれやと考えると、なかなか決まらないですよね。しかし、いくつかポイントを押さえれば簡単に決めることができます。
①消え物とは?
法事やお葬式といった場での返礼品を選ぶマナーとして形に残らない物、いわゆる「消え物」を選ぶのが一般的です。これには、不幸がいつまでも手元に残らないようにという意味合いがあります。代表的な消え物に、和菓子や洋菓子のような食べ物、また石鹸などの消耗品があります。
②持ち運びにくいものはNG

お渡しした返礼品は、法事が終わった後のお寺や、解析場所のレストランなどから持ち帰る場合がほとんどです。電車などの公共交通機関を利用する場合、重たかったりかさばるものを片手に帰宅するのは少々ストレスになりますよね。返礼品は重くなく、持ち運びやすいサイズの品物を選ぶと良いでしょう。
③日持ちのするものがベスト
お渡しした方がいつ食べるか分からないので、日持ちのしない物や傷みやすい物は避けるようにしましょう。
特に、ショートケーキのような生クリームを使用した品は傷みやすく食べにくいので、受け取った方が困ってしまします。同様に、包丁で切り分けないと食べれないお菓子や大量のフルーツなどは、量が多くて食べきれない可能性があるので選ばない方が良いです。
④殺生を想像させるものはNG
生肉や生魚などは殺生をイメージしてしまうので、マナーとして避けましょう。バラエティギフトに缶詰の魚が入っている、程度であれば気にする必要はありません。また、お祝い事に使われるかつお節や昆布も、避けたほうが無難です。

おすすめの返礼品は?



①バリエーション豊富! 詰め合わせ

引用 楽天市場HP
「手堅く一般的なものを選びたい、だけど参列者それぞれの好みもあって悩む」という方には一番おすすめなのが、お菓子や飲み物の詰め合わせです。なんといっても詰め合わせの種類が豊富なため、選びたい放題です。
まんじゅう、せんべい、ようかんのような和菓子が一般的ですが、最近ではクッキーやバウムクーヘンといった洋菓子も人気があります。
他にも、ゼリーやジュースの詰め合わせもあり、参列される方の年代や好みに合わせやすい品物です。
また、このようなお菓子は個包装されている物も多いので、法事のあとにみんなで分けることもできるのでおすすめです。
このような品はお皿もいらず、日持ちもするため、ダントツで選びやすいと思います。

②欲張り バラエティギフト

引用 楽天市場HP
「ちょっとオシャレな方へ渡すには気が引けるし、甘い物が苦手な人もいるよね」と悩んでいる方におすすめなのがバラエティギフトです。一つの箱で何種類もの味が楽しめるので、お得感満載ですね。
年代が上の方へは普段使いできるちょっと美味しいお茶、おしゃれなマダムには香りのいい紅茶、料理好きなクッキングパパへは調味料をお渡ししてはいかがでしょうか。紅茶だけでなくコーヒーのギフトもあるので、一風変わった味のものを選んでも喜ばれると思います。
用意されている個数も幅広い個数から選べ、価格帯も様々なので予算の調整がしやすいです。
「お茶は絶対飲まない」という方は少ないと思うので、外れなく喜ばれる品といえます。

③それでも選べないなら カタログギフト

引用 楽天市場HP
「お菓子もお茶も喜ばれないかも」と悩んで決められない方は、いっそのことご本人に選んでもらいましょう。
最近人気上昇中のカタログギフトがおすすめです。カタログギフトのメリットは、なんといっても楽なことです。
こちらがすることといえば、返礼品の予算(3000円~5000円)のカタログをお渡しするだけ。
さらに、品物のバリエーションが豊富で好きな物を選んでもらえるので、喜んでもらえること間違いなしです。
一つデメリットとして、ご本人が注文しなくてはいけないので手間になることです。
届くまでの日数も少しかかるので、注意が必要です。

④定番 洗剤や石鹸

引用 楽天市場HP
洗剤や石鹸も返礼品の定番です。
いい香りの物や肌に優しいオーガニックなものを貰えたら嬉しいですよね。固形石鹸はもちろん、ボトルに入ったボディーソープなどのギフトもあります。こちらを選ぶ注意点としては、肌に合わない可能性があるということです。気になる方は避けたほうが良いかもしれません。
また、食器用スポンジもセットになった、キッチン洗剤ギフトというものもあります。タオルがセットになった物もあったり、バリエーションも豊富です。手が荒れない洗剤などを選べば、主婦の方に喜んでもらえそうですね。
⑤実用性重視 キッチン用品やタオル
引用 楽天市場HP
こちらは消え物ではありませんが、使い勝手がよく人気があります。
お菓子など、美味しい物も良いですが長く使える物も嬉しいですよね。
参列者の年齢層や間柄を考えて、このような返礼品を選ぶのもいいと思います。


返礼品に決まりはない
いかがでしたでしょうか。
「これにしよう」というイメージは沸きましたか。
返礼品は何にしようか考え始めたら、きりがないと思います。
しかし、基本的には「参列者が喜ぶ品物」ということを頭に入れて探せば大丈夫です。
返礼品選びのポイントをおさらいすると、
・予算は3000円~5000円ほど
・かさばらず持ち運びやすいもの
・消え物、日持ちのする物を選ぶ
・どうしても迷ったらカタログギフト
ポイントを押さえて選べば、何を選んでも問題ありません。
また、参列者が親族だけでしたら、そこまで迷わなくても、気楽に選べば喜んでもらえます。
逆に、高額すぎる物だと受け取る側が気にしてしまうので、相場の金額に収めるようにしてくださいね。


あくまでも仏事なので、金額の高い物や立派なものを選ぶ必要はありません。
個数の把握だったり、届くまでの日数だったり、想像以上に時間がかかる場合もあります。
法事までの時間も考え、早めに準備をするのが良さそうです。
何にしようか迷っていた方や、これから選ぶ方は、是非参考にしてみてください。
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