え、法事にも香典返しってあるの?!
って思ってしまいますよね。
法事そのものがあまり馴染みがなかったりしますから、仕方ありません。
ここでは、法事の引出物、のし、相場について、簡単にお話ししたいと思います。もちろん、宗教、宗派の違いや、お住いの地域の風習で、内容は違うのものですが、一つの例として、参考にしてみてください。
法事とは
葬式が終わっても、故人の供養のための法事があります。
遺族、親族、故人の親しい友人、知人などが参列し、仏前でお寺様からお経をあげてもらい、焼香します。その後、お斎(とき)で、参列者と会食をします。
主な法事というと、
- 四十九日法要(49日以内)
- 百箇日法要(100日以内)
- 一周忌法要(満1年目)
- 三回忌法要(満2年目)
- 七回忌法要(満6年目)
- 十三回忌法要(満12年目)
- 十七回忌法要(満16年目)
- 二十三回忌法要(満22年目)
- 二十七回忌法要(満26年目)
- 三十三回忌法要(満32年目)
と節目節目に執り行われます。実際は五十回忌法要もあるくらいですが、現実的には三十三回忌法要までとするのが一般的です。それでも、全部が全部やっていると、招待する遺族も招待する親族も大変なので、省略したり、合わせてお経をあげてもらったりします。また、お寺で法要のお経をあげることもできますので、全ての法事を行うわけではありません。
法事の流れは、
- 読経・焼香
- 墓参り
- お斎(とき)
- 寺参り
となります。
葬儀と違うのは、墓参りがあることです。納骨がすんでなければ、墓参りを省略することもあります。
寺参りとは、無事に法事が済んだと、お寺にお礼に行くことです。これもお寺の都合により、省略される場合があります。
引出物
引出物は、法事の参列者に渡す手土産になります。
お茶、干し椎茸、海苔等が一般的でしたが、最近はカタログギフトが人気のようです。
確かに私も、カタログギフトをもらったほうが選べて嬉しいと感じます。せっかくなら自分で選べた方が良いですし、実際返す側も、「何を返せば?」と悩むことが少なくなるので、両者にとってメリットがあるお返しですね。
お返しだけでなく、結婚式でもカタログギフトがもう定番ですよね。
基本的には葬儀と同様に選べば間違いないですが、法事の場合はもう少しカジュアルで大丈夫です。そうなると、カタログギフトは予算別に選べるので特にオススメです。
包装紙は葬儀ではないので、特に決まり事はないですが、落ち着いた色や柄を選びましょう。
引出物の品物とは別に、菓子折をつけることがあります。菓子店では法事用の菓子折が用意されていると思いますので、予算に合わせて、選んでください。
品物と菓子折をセットにすると、丁寧な印象になります。
のし
のしは不祝儀なので、結び切りの水引を用います。不祝儀の場合は、二度あってほしくない、という意味があり、結び切りを選びます。

画像の引用:シャディ公式サイト

画像の引用:シャディ公式サイト
水引の色は白黒か白黄になります。一般的に納骨までが葬儀になりますので、それまでが白黒、納骨が終わっていれば、白黄を選ぶとよいでしょう。銀、白銀なんていうのもありますが、扱いは白黒と同じになります。
表書きは上半分に「志」とし、下半分に名前を書きます。名前はフルネームでもよいのですが、苗字のみとするほうが多いようです。
葬儀では字を薄墨にしますが、法事では水引と考え方を同じにします。水引が白黒なら薄墨、白黄なら普通の墨で書いてください。
相場
お返しの予算としては、頂いた香典の金額の半分というのが一般的です。法事に参列するとなると、香典だけでなく、供物も頂くことがあります。果物の籠盛りや生花も、相当な金額になります。それらを合わせて予算を考えておけば、失礼にならないでしょう。
あくまで目安ですので、多い少ないは生じてしまいます。それぞれの付き合いの中で、法事に招待すれば、次には招待されると思います。お互い様なので、招待された時に、同じになるように香典を用意すれば、問題ありません。
はじめての法事で、まるで検討がつかないという場合は、正直に親戚に聞いてみるしかありません。聞きにくいことだとは思いますが、仕方ありません。
また、お返しには、お斎(とき)の料理や飲み物も含まれますので、それらも踏まえて、引出物の予算を決める必要があります。
それ以外のお返し
法事には参列しないけど、仏前にお参りし、香典や供物を頂くことも考えられます。また、郵送で送られることもあります。この場合、あらかじめお返しを用意しておくことは難しいので、後日、お礼を忘れないようにしましょう。郵送する場合は、簡単なものでもよいので、必ず礼状をそえてください。
これも相場は、頂いた香典等の半分くらいを目安にします。
まとめ

いかがでしたでしょうか、法事の引出物、のし、相場について、お話ししました。
簡単にまとめると、
引出物:迷ったらカタログギフトを選ぶ。菓子折をプラスするのが望ましい。
のし:結び切りの水引で、色は、納骨前なら白黒、納骨後なら白黄を用いる。
相場:頂いた香典等の半分を目安にする。引出物だけでなく、お斎(とき)の料理等も含めて半分になるように。
読経、お斎(とき)という葬儀と同じようなものですが、葬儀とはまた違った配慮が必要だったりと、少しややこしいものです。
繰り返しになりますが、宗教、宗派や、地域によっては、全然違う解釈をすることがあります。ですので、親戚や、お斎(とき)会場や引出物を購入するお店のスタッフに相談することをお勧めします。相談するときのひとつの例として、比べてみてください。
葬儀と違って、法事はあらかじめ準備ができるものです。よい法事にして、よい供養になりますように。
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