1周忌、7回忌、13回忌の法事における香典はいくら包めばいいのか。香典を入れる不祝儀袋の表書きはどのように書けばいいのか、書き方が分からない方のために書き方をご案内いたしましょう。
法事になると御供(おそなえ)または、現金で御供物料(おくもつりょう)を持参される場合もあります。法事のお供えについて、のしの書き方を含めてお伝えします。
法事は、故人が亡くなってから葬儀以降、初七日法要をはじめとして毎年の祥月命日に行う供養と慰霊のために法要を行う仏事のことで年回忌法要ともいいます。
一連の流れとしては、故人の冥福と慰霊のため僧侶による読経を上げる追善供養を行います。読経を上げての追善供養を法要と言います。法要の後に会食をおこない、墓参する場合を含めて仏事全体を通して法事と言います。
法要は、在りし日の故人を偲び故人に対して感謝の意を表し、祖先にも思いを巡らせながら自分自身を見つめなおす機会でもあります。法要を通して故人を思い、これからの日々を過ごしていくために大切な時間になります。
法事の服装は、平服でとのご案内もありますが平服とは、略喪服のことをいいます。男性女性共に、濃いグレーや濃紺のスーツやワンピースの着用も可能です。ネクタイも黒のみでなく、濃いグレーや濃紺のネクタイの着用の可能ですが、ポケットチーフは着けません。
男性のネクタイは、タイピンやタイタックの使用も可能ですが、光り輝くものはさけましょう。
女性のネックレスは、パールで一連のものを使います。ピアスや、イヤリングを付ける場合は、揺れるものは避けて、固定できるものにします。指輪は着けて付けます。良いのは、結婚指輪のみです。マニュキュアは落として出席します。バッグは、布地張りの光沢のないものを選んで持ちます。
小中高校生は、制服を着用します。小学生以下は、派手な装いでないものを着用するのが良いでしょう。
法事には、香典を持参します。香典は、故人を供養するために霊前に供えるお金です。法事に参列する方が故人に対して供養するために、お香やお花を上げる代わりにお金を添えて気持ちを表すものです。
香典には、相互扶助の考え方もあります。不幸に見舞われた遺族にとっては悲しみと共に多大な出費となります。出費を少しでも少なくするための意味もあると言われています。香典は、故人との関わり合いの深さ、法要後の会食へ出席の有無によっても異なります。
年会忌法要は、次の通り行われます。ただし、宗派、地方のしきたりによって多少の違いがあります。
こんな方におすすめ
- 法事の出席が初めての方
- 1周忌、7回忌、13回忌に招かれた方
- 法事にお供えをもっていかれる方
- 二人以上で出席される方
- 子供たちを同伴される方
Contents
1周忌の法事
1周忌は、故人が亡くなられてからちょうど1年後の祥月命日に営まれる法事です。実際には、出席される方の都合を考えて、祥月命日より前の土日に行われることが慣習的に多いです。
1周忌は、遺族、親族、故人と親しかった友人・知人をお招きしての法要を営みます。遺族は、1周忌の法要をもって喪明けになります。
引用:コトバンク 祥月命日
表書きの書き方
香典を入れる不祝儀袋の表書きは、49日以降は水引の上の部分に御仏前または、御佛前と書きます。水引の下には、氏名を書きます。夫婦連名の場合は、夫の氏名を中央に書き、妻は名前のみを夫の名前の左横に書きます。夫が出席できずに妻が出席する場合は、夫の氏名を書きます。使用する筆記具は毛筆か筆ペンを使用し墨の濃さは、濃い墨で記入します。
香典を入れる不祝儀袋は、金額により使い分けをします。
1万円以下:黄白、黒白の水引が印刷されたもの。
5万円以下:黄白、黒白、白銀の水引のあるもの。
5万円以上:双銀の水引があるもの。
黄白の袋は主に関西で用いられています。
中袋がある場合は、中袋の表側に縦書きで金額を記入します。例:金参萬円 裏面に、郵便番号、住所氏名を書きます。中袋が無い場合は、裏面に郵便番号、住所、氏名、金額を記入します。金額を記入する場合は、漢数字を用いて書きます。
漢数字:壱 弐 参 伍 七 拾 仟 萬 (圓) 偶数(弐のみ使用可)と九は使用しません。
香典の金額
香典の金額は、法要のみか、会食まで出席するかによって変わります。法要のみにの出席と、法要後の会食にも出席する場合、夫婦で出席などの場合もあります。次の金額を参考にしてください。
曾祖父母、祖父母
- 法要のみ出席 :5,000~10,000円
- 会食に出席 :10,000~20,000円
- 夫婦で会食まで出席:20,000~50,000円
父母、兄弟(の妻)、姉妹(の夫)
- 法要のみ出席 :10,000~30,000円
- 会食に出席 :20,000~50,000円
- 夫婦で会食まで出席:30,000~100,000円
伯父・叔父、伯母・叔母
- 法要のみ出席 :5000~30,000円
- 会食に出席 :10,000~30,000円
- 夫婦で会食まで出席:20,000~50,000円
親しい友人・知人
- 法要のみ出席 :10,000~20,000円
- 会食に出席 :30,000~50,000円
一般的な付き合いの友人・知人
- 法要のみ出席 :5,000~10,000円
- 会食に出席 :10,000~30,000円
子供も一緒の場合、香典は不要ですが会食に出席する場合、食事代として小中学生は大人の半額、約5,000円を目安にし、高校生以上は大人と同一に考えて約1万円を目安に香典と一緒に包んで渡します。
香典に使用する紙幣は、通夜・葬儀と違って特に決まりはありませんが、新札でなく古札(汚れてしわくちゃでないもの)をなるべく使用するようにしましょう。新札しかなかった場合は、新札を中央で軽く折ってから入れましょう。お札の入れる向きは、同じ向きに揃えて肖像画のある方を、表書きと反対向きになるように入れましょう。
香典は、袱紗(ふくさ)に入れて持参しましょう。
お供え

法事にお供えを持参する場合は、品物を包装紙で包み、その上に法事用ののし紙を貼って使用します。法事用ののし紙はのしが印刷されていない弔事用のし紙を使用します、水引の色は黒白、青白の結び切が印刷されたものを使用します。
お供えは法事後に、出席された人に分けられる場合もありますので、日持ちのするものや個別包装されているもの、形の残らない品物を選んでお渡します。お供えを紙バッグなどに入れて持っていく場合は、お渡しする時に紙バッグから取り出して渡します。紙バッグは、持ち帰って処分します。
のし紙には、水引の上の部分に御供(おそなえ)、御供物(おくもつ)、御仏前、御佛前のいずれかを書きます。水引の下には、氏名を書きます。記入は、毛筆か筆ペンを使用して濃い墨で書きます。
お供えを品物でなく、お金でお渡しする場合は、不祝儀袋か白無地の封筒に入れて表書きとして御供物料(おくもつりょう)と書きます。裏面に金額と氏名を毛筆又は筆ペンを使用して書きます。御供物料の金額は、5,000円~10,000円位を包みます。お札の入れ方は、香典と同じように、肖像画のある方を表書きと反対向きにいれます。
御供物料は、香典と一緒に袱紗に包んで持っていきます。法事の会場についた時に、香典を入れる箱や、お盆などが用意されている場合は、その中に入れます。用意されていない場合は、施主へお招きいただいたお礼の挨拶をしたのち、直接お渡しします。
引用:コトバンク:のし 法事の場合は、のしが印刷されていない黒白、青白の水引が印刷されていない弔事用のし紙を使用します。
7回忌の法事
故人が亡くなってから満6年目の祥月命日に行われる供養を七回忌法要と言います。七回忌は、いつが七回忌になるのか忘れてしまうこともあります。例えば、2018年9月30日に逝去された故人の七回忌は、(2018+7)-1=2024になりますので、2024年9月30日が七回忌法要の日になることがわかります。
法事を行う場合は、遺族、親族のみで供養を行う場合が多くなります。友人・知人のお招きはしないのが一般的で、法事への出席者は少なくなります。
表書きの書き方
香典を入れる不祝儀袋の表書きは、水引の上に御仏前(御佛前)と書きます。水引の下には、氏名を書きます。夫婦連名の場合は、夫の氏名を中央に書き、妻の名前は夫の名前の左横に書きます。夫が出席できずに妻が出席する場合は、夫の名前を書きます。使用する筆記具は、毛筆か筆ペンを使用し、墨の濃さは、濃い墨で書きます。
香典を入れる不祝儀袋は、金額により使い分けをします。
5万円以下:黄白、黒白、白銀の水引のあるもの。
5万円以上:双銀の水引があるもの。
黄白の袋は主に関西で用いられています。
香典の金額
香典の金額は、法要のみの出席と会食まで出席するかによって変わります。また、夫婦で出席し、子供を同伴する場合もあると思いますので、金額はご家庭の状況を考慮して下記を参照して決めてください。
曾祖父母、祖父母
- 法要のみ出席 :5,000~10,000円
- 会食に出席 :10,000~20,000円
- 夫婦で会食まで出席:20,000~50,000円
父母、兄弟(の妻)、姉妹(の夫)
- 法要のみ出席 :10,000~30,000円
- 会食に出席 :20,000~50,000円
- 夫婦で会食まで出席:30,000円~100,000円
伯父・叔父、伯母・叔母
- 法要のみ出席 :5,000~30,000円
- 会食に出席 :10,000~30,000円
- 夫婦で会食まで出席:30,000~50,000円
子供も一緒の場合、香典は不要ですが会食に出席する場合、食事代として小中学生は大人の半額、約5,000円を目安にし、高校生以上は大人と同一に考えて約1万円を目安に香典と一緒に包んで渡します。
香典に使用する紙幣は、通夜・葬儀と違って特に決まりはありませんが、新札でなく古札(汚れてしわくちゃでないもの)をなるべく使用します。新札しかなかった場合は、新札を中央で軽く折ってから袋に入れます。お札の入れる向きは、同じ向きにそろえて肖像画のある方を、表書きと反対向きになるように入れます。
香典は袱紗に入れて持参します。
お供え
七回忌に御供を持っていく場合には、品物を包装紙で包みその上に法事用ののし紙を貼ります。法事用ののし紙は、のしが印刷されていない弔事用ののし紙を使用します。水引の色は、黒白または青白の結び切の水引が印刷されているものを使用します。
お供えは、法事後に出席された人に分けられる場合もありますので、日持ちのするものや、個別包装されているもの、形の残らない品物を選んでお渡します。お供えを紙バッグに入れて持っていく場合、お渡しする時には紙バッグから取り出しておわたしします。紙バッグは、持ち帰って処分します。
のし紙には、水引の上の部分に御供(おそなえ)、御供物(御供物)、御仏前、御佛前のいずれかを書きます。下側には、氏名を書きます。記入は、毛筆か筆ペンを使用し、濃い墨で書きます。
お供えを品物でなく、お金でお渡しする場合は、不祝儀袋か白無地の封筒に入れ、表書きに御供物料(おくもつりょう)と書きます。裏面には、金額と氏名を毛筆または、筆ペンで書きます。墨の色は濃い色の墨を使用します。御供物料の金額としては、5,000円~10,000円位を包みます。お札の入れ方は、香典と同じように肖像画のある方を表書きと反対向きに入れます。
御供物料は、香典と一緒に袱紗(ふくさ)に包んで持参します。法事の会場に着いた時に、香典を入れる箱やお盆などの用意がされている場合はその中に入れます。ない場合は、施主に法事にお招きいただいたお礼の挨拶をしたのちに直接渡します。
13回忌の法事
13回忌は、満12年目の祥月命日です。13回忌の法事を行う場合は、家族や親族のみで供養を行うことになることがほとんどです。最近では、13回忌の法要をもって弔い上げをすることも多くなってきています。弔い上げとは、故人に対して年忌法要を終えることです。本来であれば、33回忌または50回忌をもって弔い上げとなります。近年の少子高齢化の影響もあるのではないかと思われます。
引用:コトバンク 弔い上げ
表書きの書き方
13回忌に使う不祝儀袋の表書きは、水引の上に御仏前、または御佛前と書きます。に水引の下に、氏名を書きます。夫婦連名の場合は、夫の氏名を中心に書き、妻は名前のみを夫の左横に書きます。夫が出席できずに妻が出席する場合は、夫の氏名を書きます。使用する筆記具は、毛筆または、筆ペンを使い、墨の色は、濃い墨を使います。
香典を入れる不祝儀袋は、金額により使い分けをします。
5万円以下:黄白、黒白、白銀の水引のあるもの。
5万円以上:双銀の水引があるもの。
黄白の袋は主に関西で用いられています。
香典の金額
香典の金額は法要のみの出席、会食まで出席する場合によっても金額は変わります。夫婦二人での出席や子供を同伴する場合にも変わります。ご家庭の状況を考慮して、下記の金額を参考にして決めてください。
曾祖父母、祖父母
- 法要のみ出席 :5,000~10,000円
- 会食に出席 :10,000~20,000円
- 夫婦で会食まで出席:20,000~50,000円
父母、兄弟(の妻)、姉妹(の夫)
- 法要のみ出席 :10,000~30,000円
- 会食に出席 :20,000~50,000円
- 夫婦で会食まで出席:30,000~100,000円
伯父・伯母、叔父・叔母
- 法要のみ出席 :5,000~30,000円
- 会食に出席 :10,000~30,000円
- 夫婦で会食まで出席:30,000~50,000円
子供も一緒の場合、香典は不要ですが会食に出席する場合は、食事代として小中学生は、大人の半額約5,000円を目安に資、高校生以上は大人と同一に考えて約1万円を目安に香典と一緒に包んで渡します。
香典に使用する紙幣は、通夜・葬儀と違って特に決まりはありませんが、新札でなく古札(汚れてしわくちゃでないもの)をなるべく使用します。新札しかなかった場合は、新札を中央で軽く折ってから入れます。お札の入れる向きは、同じ方向に揃えて肖像画のある方を表書きと反対向きになるように入れます。
香典は袱紗(ふくさ)に入れて持参します。
お供え
13回忌にお供えをもっていく場合には、品物を包装紙で包みその上に法事用ののし紙を貼ります。法事用ののし紙は、のしが印刷されていない弔事用ののし紙を使用します。水引の色は、黒白または、青白の結び切の水引が印刷された映るものを使用します。
お供えは、法事後に出席された人に分けられる場合もありますので、日持ちするものや、個別包装されているもの、形の残らないしなあ物を選んでお渡します。お供えを紙バッグに入れて持っていく場合は、お渡しする時には紙バッグから取り出してお渡しします。紙バッグは、持ち帰って処分します。
のし紙には、水引の上側に御供(おそなえ)、御供物(おくもつ)、御仏前、御佛前のいずれかを書きます。下側には、氏名を書きます。記入は、毛筆か、筆ペンを使用して濃い墨で書きます。
お供えでなくお金でお渡しする場合は、不祝儀袋か白無地の封筒に入れて表書きに御供物料(おくもつりょう)と書きます。裏面には、金額と氏名を毛筆または筆ペンを使用して濃い墨で書きます。
御供物料の金額としては,5,000円~10,000円位を包みます。お札の入れ方は、香典と同じ入れ方で肖像画のある方を表書きと反対の向きに入れます。紙幣は新札でなく、古札を使用します。新札しか無い場合は、中心を軽く折ってから袋に入れます。
御供物料は、香典と一緒に袱紗(ふくさ)に包んで持参します。法事の会場についた時に、香典を入れる箱または、お盆が用意されている場合はその中に入れます。無い場合は、施主に法事のお招きいただいたお礼の挨拶をしたのちに直接渡します。
まとめ

1周忌法要は、遺族、親族、友人知人、会社関係の方をお招きして法要を営むこともありますが、年忌法要を重ねるごとに、出席する方も少なくなってきます。
7年忌、13年忌になるとほぼ家族と親族のみの法要が多くなってきます。13年忌の法要をもって、弔い上げとすることも多くなってきています。弔い上げとは、故人の年忌法要を終了うことです。以前は、33回忌または、50回忌をもって弔い上げとすることが多かったのですが、現代の少子高齢化傾向が年回忌法要にも表れてきているのではないでしょうか。
年回忌法要の案内がありましたら、故人のためにできる限り出席してご冥福をお祈りして供養しましょう。
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