





父親の法事ということで、儀不斗くんはがんばっていろいろ用意をしていたみたいですね。僧侶に渡すお布施のことまで段取りしていたのはたいへん素晴らしいことです。しかし、少し待ちましょう。
Contents
お布施はだれが払う?
ここではまず僧侶に渡すお布施をだれが払うべきなのかお伝えします。一般的な決まり事でありますから最終的な判断はお任せになります。ただ、譲り合いの気持ちがあると話し合いが長引きますので注意しましょう。
・喪主
・施主を務める人
になります。
喪主とは?
喪主とは遺族を代表して葬儀を主宰する人です。
葬儀社とのやり取り、参列者への応対、挨拶などを行います。また、お布施や香典、返礼品などの金銭面の管理なども行います。日程などの決めごとを含み全般的に取り仕切るのが役割です。かなりの心構えが必要です。
喪主に誰がなるのかは、慣習として、血縁者が努めます。
・故人の遺言があればそれを優先
・配偶者である故人の夫または妻
・長男または長女などの後継者
・故人が若く親がいる場合はその親
・兄弟、姉妹
法律的なルールはありません。
高齢で難しい。体調が悪い。
故人に配偶者や血縁者がいない場合は友人、知人が努めても問題ありません。万が一喪主の引受人がいない場合は、後見人やお寺さんが喪主を代行する場合もあります。
その時々で決めるのがよろしいでしょう。
施主とは?
施主は、布施を行う主という意味で、葬儀の費用を負担する方のことをいいます。
喪主と兼ねている場合が多くあります。
お布施の金額
お布施は一体どのぐらいの金額が適切か多くの方が悩まれることと思います。
故人を極楽浄土へ導いていただけるよう、僧侶による読経に対しての感謝の気持ちを表します。
決して金額が大きいほうが良いというわけではありません。良好な関係性を保つためにも知っておくことが大切です。
お布施の相場
法事では、僧侶に読経していただき、そのあと遺族と参列者による焼香を行います。そして、そのあとに会食を設けていれば会食を行います。そのため法事のたびにお布施の用意が必要になります。
法事には、四十九日法要、初盆法要、一周忌法要、三回忌法要などがあります。
それぞれ法要の意味や重要性も異なるので、お布施の金額も変わります。故人が亡くなって1年は、故人が成仏するために大切な年になるのでお布施の金額も大きくなります。
四十九日法要
とても大事な法要でもある四十九日。こときの相場は、3万~5万円程度が妥当でしょう。
仏教では、人が亡くなると七日ごとに極楽浄土に行けるかの裁判が行われるそうです。
その最後の判決が四十九日、七週目としています。
そのため故人の成仏を願い、遺族、親族、友人などを招き皆さんで法要を行うのが四十九日法要です。さらに、同じ日に納骨を行うのが一般的です。
四十九日法要では位牌、仏壇、お墓の準備も必要であり、故人にとっても大切な儀式です。かなりの出費になると予想されますので不足がでないようしっかりと準備が必要です。
納骨
四十九日法要と同日に納骨式を行います。その際のお布施は1万~5万円が妥当です。
納骨式でも僧侶による読経が行われるためお布施が必要になります。
初盆法要
故人が亡くなって初めてのお盆を【初盆】といい、親族、友人を招き法要を行うとされています。
初盆では、通常のお盆法要より1万円程度多く包み3万~5万円程度が妥当なところです。
初盆以降のお盆法要は2万~4万円程度が妥当です。
初盆では、故人が亡くなって初めて迎えるお盆なので念入りに供養が行われます。四十九日法要より先にお盆が来た場合は、初盆法要は翌年に行います。
一周忌法要
一周忌法要のお布施は、四十九日法要、初盆法要と同じく3万~5万円程度が妥当でしょう。
亡くなってから1年経った日を祥月命日といい、一周忌法要はこの日に行われます。
親族だけで行われるのが多いですが、友人を招くのももちろんいいでしょう。
三回忌法要以降
三回忌法要は、亡くなってから満2年が経った祥月命日に行う法要です。
三回忌以降も僧侶に読経をしていただきますが、お布施の金額を変えても大丈夫です。
一周忌法要より少しおさえて1万~5万円程度が妥当でしょう。
お布施を渡すときのマナーとタイミング
自宅に僧侶にきていただいた場合は、法要前に挨拶ができますのでそのタイミングで渡しましょう。
もし、間に合わなくても法要後の挨拶で渡すことも可能です。感謝の言葉を忘れずに伝えましょう。
寺院で法要の際には、受付が設けられていることが多いので受付の方に渡しましょう。
お布施袋の書き方と表書き
お布施袋の書き方にもマナーがあります。現代では使いにくいですが、縦書きが無難です。金額の記入は旧字体の漢数字を使用しましょう。壱、弐、参などです。
お布施袋自体は市販されているもの、無地の封筒を使用しても構いません。ただし、無地のものは郵便番号欄がないもので不幸が重ならないよう、封が二重になっていないものを選びましょう。
文字を書くときは筆ペンが主流です。
表書きには中央上部に 御布施 と書きます。市販されているものには始めから書かれているものがあるのもあります。その下に名前をフルネームまたは○○家と書きます。
お布施の書き方。裏書き
裏書きでは、封筒の左下に住所と金額を書きます。住所の左側に金額を記入するのでバランスよく書きましょう。また、金額を記入する際には、頭に金を付けて 金〇万円とします。
お車代、お膳代
これらも別々の封筒を用意します。封筒中央上部に書き、その下に名前、○○家と記入しましょう。
ちなみに、お布施で使用するお札は新札を用意しましょう。
渡すときには、手渡しではなくお盆などに乗せて渡しましょう。
まとめ
お布施を払うのは
- 喪主
- 施主を務める人
です。
金額の相場は1〜5万円で、行う法事によって金額が違うので、この記事に相場を載せているので、必要な時に確認してみてくださいね。
お布施は、もともと自分の欲を捨てて修行の一環として納めるものだそうです。
感謝の気持ちを忘れず、失礼のないようにして故人が無事に極楽浄土にいけるよう寺院と良好な関係を築きましょう。
私の母親も多くの修行をしていたのだと今更ながら知り、母親にもさらに感謝をしています。
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