昨今、家族葬という言葉をよく聞きます。
もし会社でお世話になった方や一緒に仕事をしていた人が亡くなり、ご遺族が家族葬にしたいと言われた場合に、香典は送ってもいいのでしょうか?
また自分が喪主の場合で葬儀を家族葬とし、会社の人からの香典を辞退したい場合はどのようにすればいいのでしょうか?
Contents
家族葬とは?
家族葬とはどういったものなのでしょうか?
- ご遺族や親族で行う小規模な葬儀
- 参列者はおよそ50名未満
- お通夜・告別式・火葬は一般葬同様に執り行われる
家族葬は故人と親しかった知人など、ご家族以外の方が参列されても良いとされています。
では、その家族葬で「職場でお世話になった人が亡くなって香典を辞退されている場合」と「自分が喪主で故人の会社の人からの香典を辞退したい場合」
の2つの場面を見てみましょう。
会社でお世話になった人が亡くなった場合
香典を辞退されている場合
家族葬でも、ご遺族の方が香典を辞退していない場合は、持っていったほうがいいと思います。
しかし、ご遺族が香典を辞退されている場合は、ご遺族の意志を第一とし香典は用意しないほうがいいです。
お世話になった人に「どうしても香典を渡したい」「どうしても香典を郵送したい」という気持ちはわかりますが、遺族の人はいろいろな考えがあって辞退しているので、香典は控えましょう。
香典を辞退される理由
ご遺族が香典を辞退される理由はどのようなものがあるのでしょうか?
- 参列者にお金の負担をかけさせたくないため
- 故人や遺族が香典返しなどの心配をしたくないため
- 故人の意志で
- 宗教上の理由で、香典を受け取れない
などの理由があります。
なぜ香典を辞退するのかを聞くことは失礼にあたるので、ご遺族の気持ちを第一に考え、香典を控えましょう。
自分が喪主の場合に会社への対応
家族葬で香典を辞退する場合の職場への伝え方
家族葬でも、ご遺族の方が「香典を辞退します」と伝えていない場合は、参列者は、香典を持参するでしょうし、または参列出来なかった人からは香典を送られて来ると思います。
ですので、葬儀前にしっかりと職場に伝えることが大事です。
では、その方法を見てみましょう。
訃報、葬儀の案内状で伝える
訃報や葬儀の案内状で香典を辞退することを伝えるやり方です。
葬儀の前に伝えることができるので参列者が香典を用意するかどうか迷わずにすみますし、安心できると思います。
葬儀を執り行う前の少しの時間の中ですので、伝え方は故人の会社へ 電話、FAX、メールで亡くなったことと同時に香典辞退の旨を伝えるのがいいと思います。
また、会社によっては、上司に言うと、職場で回覧してくれるところもあるみたいなので、一度上司に相談してみてから、行動することをお薦めします。
葬儀の当日に受付で伝えてもらう
葬儀の当日に受付で伝えてもらうやり方です。
葬儀会社が準備してくれている看板に「家族葬のため香典は辞退いたします」と表示するやり方と受付の人が口頭で伝える方法があります。
両方一緒に行うほうが確実なので、看板に辞退の旨を書き、受付の人にもお願いしておきましょう。
辞退したが香典を渡された場合
「お気持ちだけいただきます」と丁寧にお断りしましょう。
その際に断る理由を聞くひともいるかもしれませんが、言う必要はないです。
どうしてもというなら「故人の意志で」というのが無難なのかもしれません。
それでも渡したいと言われる場合は、故人のためを思ってくれる気持ちを無下に出来ないので、いただきましょう。
式場で押し問答するわけにも行かないので、今後のその方とのお付き合いを考えて、頂いておきましょう。
会社名義の香典を頂いた場合
会社名義の香典を頂いた場合は、もしかしたら福利厚生の一環として慶弔見舞金の場合があります。
慶長見舞金とは、社員にお祝い事や不幸があっときに会社から支払われるお金です。
この場合は、見舞金を頂いても香典返しは必要ありません。
個人からの香典をいただいた場合のお返しは
香典を頂いた場合の香典返しの時期は、「忌明け」の法要が終わってから1ヶ月以内を基準におこないましょう。
忌明けとは宗教によって異なりますが、仏教では不幸があった時から49日目で忌明けとなります。
香典返しの金額は、頂いた香典の3分の1から2分の1程度の金額のものがいいと思います。
品物は「後に残らないもの」がいいとされています。
例えば、故人の職場に送るのであれば、日用品でタオルや洗剤などの「消耗品」やお茶や調味料、小分けにできるお菓子などもいいと思います。
まとめ
家族葬で職場のお世話になった方が亡くなり香典を辞退している場合と、自分が喪主で香典を辞退したい場合の対応をお知らせいたしました。
- 香典を辞退している場合の対応
- 香典を辞退される理由
- 香典辞退の伝え方
- 辞退したが香典を渡された場合の対応
- 会社名義の香典を頂いた場合
- 個人からの香典を頂いた場合のお返しについて
家族葬に行く際は、ご遺族の気持ちを第一に考え、従いましょう。
また、自分が葬儀を開く際は、会社への伝え方や、万が一の場合を考えてから行きましょう。
【徹底厳選】もう迷わない!!オススメギフト専門サイト
おこころざし.com
香典返しや、法事・法要返しに特化した専門オンラインショップです。カタログギフトをはじめ、仏事の返礼にふさわしいタオル、食品等を多数ラインナップされており選ぶことができます。 おこころざしの三大サービスとして「挨拶状」「のしがけ」「送料」の無料サービスを実施していたり、出産・結婚等と異なり事前に十分に準備できるものではないためお急ぎの方でも、安心して依頼することができます。またマナーコンテンツなども充実しているため、情報だけでも十分に利用できるサイトです。
コメントを残す