最近増えてきた「家族葬」をご存じですか?
ここでは「家族葬って?」、「マナーって何?」「香典の相場はいくらなの?」「袋の渡し方は?」などなど、家族葬を執り行う際に生じる問題点をいくつかの項目に分けて、冠婚葬祭に詳しい私が解説していきたいと思います。
この記事が、家族葬を執り行う際の知恵となることを願います。それでは、家族葬でのマナー、香典の相場や香典袋の渡し方などをご紹介していきます。
- 家族葬ってなに?費用はいくらかかるの?
- 家族葬と密葬の違いは?
- 家族葬のマナーはどういったものがあるの?
- 身内への香典の相場はいくらなの?渡し方はどうするの?
Contents
家族葬ってなに?費用はいくらかかるの?
家族葬ってなに?
家族葬とは少人数で行う小規模な葬儀スタイルのことです。「家族」という名がついていますが、参列者は家族だけとは限りません。故人が生前特に親しかった友人なども交え、10~30人程度の少人数で執り行うものです。
引用:公益社
トラブルを避けるために、小さく家族葬でお葬式をする旨はできるだけ伝えておきましょう。もし、伝えることが難しい場合は回覧板などで回して伝えましょう。
その際に注意すべきことは、参列や慰問、香典の辞退です。この3点は忘れずに、記載しておきましょう!

費用はいくらかかるの?
100〜150万円未満が25.03%、150〜200万円未満が21.48%となっており、100〜200万円未満での葬儀費用が約50%を占めています。
一般葬の平均費用は1,741,590円、中央値の費用は1,550,000円でした。
引用:安心葬儀
家族葬の平均金額は、一般葬の半額位と言われています。安心葬儀では平均金額よりも抑えられた、39.9万円からのプランがあり驚きました。こちらのプランを提示しているのは、大阪市西区にある「小さなお葬式」という葬儀社です。
会社自体は大阪にありますが、全国に多くの対応ホールがありますので、もしもの際には相談してみてもいいかもしれませんね。
家族葬といっても、基本的な形式は一般葬と変わりませんので、通夜振る舞いや寺院費用が入ってしまいますが、一般葬と比べれば大幅に金額は抑えられると思います。

家族葬と密葬の違いは?
密葬と似ているが同義語ではない。密葬の場合は、近親者だけで葬儀を行い火葬した後に、日を改めて本葬(骨葬・お別れ会など)を行う。
密葬と本葬を合わせて一つの葬儀であり、本葬を行わず密葬だけを行うことは基本的にありえない。
これに対して家族葬の場合は、近親者だけで葬儀を行い火葬するところまでは密葬と同じであるが、それだけで一つの葬儀として完結した形態であであり、日を改めて本葬を行うことはない。
引用:Wikipedia
本葬とは?
本葬とは、まず遺族や近親者等の身内で密葬を執り行った後に、大規模な葬儀を日を改めて行うことです。大勢の参列者を見込んだ、団体葬や社葬における葬儀や告別式にあたります。

家族葬のマナーはどういったものがあるの?
マナーで最初に思い浮かぶのは服装だと思います。
一般葬と大きく異なる点はありません。下の写真のような服装であれば、間違いないでしょう。
この写真では、足元が見えませんので補足として書いておきますね。男性の方は白の靴下を履かず黒の靴下を選び、女性は黒ストッキングで参列しましょう。ハンドバックや靴、全てを黒に統一することがポイントです。

下記のサイトで詳しく喪服に関するマナーの説明していますので、参考にしてみてください!
一般葬では受付でお悔やみの言葉を香典を渡す際に言いますが、家族葬の場合は受付がない事があります。その際は直接言ってもかまいません。しかし、「しばしば」や「かさねがさね」などの忌み言葉はマナー違反です。使用は禁物です。
宗教によって異なる忌み言葉について
宗教によって「忌み言葉」が違ってくるので、こちらにも気をつけましょう。
仏式葬儀における忌み言葉
- 浮かばれない
- 浮かばれぬ
- 迷う
神式・キリスト教式葬儀での忌み言葉
- 成仏してください
- 供養
- 冥福
- 往生
引用:相続弁護士ナビ
相続弁護士ナビは、上記の忌み言葉以外にも多くの忌み言葉を紹介していますので、参考にしてください!
ご遺族を思いやる気持ち、故人を想う気持ちを忘れずに参列してくださいね。
身内への香典の相場はいくらなの? 袋の渡し方はどうするの?

家族葬の香典の相場はいくらなの?
家族葬の場合香典返しを用意しないことがあります。なぜなら、一般葬よりも小規模で金額的にも安く行える家族葬を選ぶ事情があるからです。
例えば、近しい親類が遠方に住んでいてすぐには来れない、喪主が高齢の為手間をなるべく省きたい、金銭的にギリギリで香典返しまで余裕がない、故人が不慮の事故などで急死してしまったなどが挙げられます。
このような理由から、香典返しを用意しない事があるのです。
香典の有無を遺族から言われていないけど、香典は必要?
家族葬の場合でも、香典は念のために持参した方がよいでしょう。参加してみると、香典の受付が設けられていたり、ほかの人が香典を持参したりしていると気まずいものです。
このため、特に案内がない場合は相応の額の香典を包んでいった方が良いでしょう。
下記の記事で、詳しく香典辞退について書かれてありますので、見てみてくださいね。
下記の記事では、一般的な香典の相場と表書きについて詳しく書かれていますので見てみてくださいね。
袋の渡し方はどうするの?
一般的には、受付が用意され次のような流れで渡していきます。受付がない場合は、直接ご遺族に渡しましょう。
1.まずは簡単に挨拶をします 「このたびはご愁傷様です」などのように簡単に挨拶を済ませます。家族葬は一般葬に比べて参列者の数は少ないものですが、長々と挨拶することは控えましょう。
2.記帳をします
自分の住所や名前を、芳名帳に記します。現在は個人情報保護の観点から、個別の「芳名カード」を使うこともあります。3.香典を渡します 香典は、ふくさの上にのせてやり取りするのが正式です。まず香典をふくさから出し、文字が相手から見て読みやすい方向にします。
香典をふくさにのせたまま相手に差し出し、受け取ってもらいます。

まとめ
皆さん、ここまで読んで読んでいただきありがとうございました。いかがでしたか?様々な記事も交えながらご説明させて頂きました。
「家族葬」という形のお葬式は今後増えていくのではないかなと思います。
なぜなら、たくさんの人を呼ぶ事は労力が必要ですし、故人が高齢者である場合、どこまでを呼べばいいのかが分からないなどの問題が生じてくるからです。
このように現代だからこそ、増えてしまう問題が多くあると思います。そのような、時代の中で「家族葬」はこれからもっと注目すべきお葬式の形でないのかなと私は思います。

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