香典返しってどうすればいいの?のしの書き方と品物の選び方

香典返しと言えば、

半返し、

四十九日、

のしの色、

表書き、

などが、聞いたことのある言葉が思い浮かぶと思います。

なんとなくあやふやで、人から聞いたのもウル覚えだし、ってなりますよね。ちょっと面倒くさいルールがあったり、習慣があったり。

これがわかっていないと世間知らずなんて思われたり、社会人としての常識がないなんて思われたりしてしまいます。

ここでは知っているようでよく知らない、香典返しについてまとめました。

 

香典返しとは

香典返しとは、文字どおり、「香典」の「お返し」、です。故人のお供えにと、頂戴した香典への、お礼の品物です。

葬儀に参列してお斎(とき)につく方には、食事や飲み物を用意して、おもてなしをして、引き出物を用意します。その場合は、これらを含めて香典返しになります。

しかし、お通夜だけ参列するとか、出棺だけ参列するとか、香典だけを頂くことがあります。その場合には、お通夜セットというものがあって、通常2,000円から3,000円のお返しをあらかじめ用意しておきます。直接にお参りに来れられた方には、とりあえずの香典返しとして、その場でお渡しします。そして、高額の香典を頂戴した場合は、香典返しとしては足りませんので、後日あらためて、香典返しを贈るというわけです。

香典返しはお礼の挨拶になりますので、あまり時間を開けずに贈ることが望ましいです。遅くとも四十九日の頃には、手元に届くようにしましょう。

 

のしの書き方

のしの種類

厳密に言うと、のしというのは、熨斗鮑(のしあわび)といい、慶事で使われるものです。

香典返しにのしは必要か?そもそも掛け紙とは別物なんです!

2019年6月13日

掛け紙にのしを貼り、贈り物に巻き、水引で縛る、というものでした。

今は、掛け紙にのしも水引も印刷してあるものがほとんです。この掛け紙のことをのし紙といい、簡単にのしと言うようになりました。

のし紙(掛け紙)には慶事用と弔事用の2種類があります。慶事にはのしのついた赤白の水引のものを、弔事にはのしのついていない黒白または、黄白の水引のものを使用します。香典返しには、弔事用のものを選びます。

水引の色については、地域によって解釈が異なります。ここでは目安として、納骨の前と納骨の後で色を分けます。

納骨の前:黒白の水引

引用:シャディ公式サイト

納骨の後:黄白の水引

引用:シャディ公式サイト

これは、納骨までが葬儀と解釈することが多いので、葬儀の間は黒白を使用するということのようです。

また、四十九日は忌明けといい、喪が明けることから、四十九日を過ぎれば黄白を使う場合が多いようです。

のし紙(掛け紙)にはハスの絵が描かれたものもあります。ハスの花は、仏教を象徴するものになりますので、仏教以外の場合は、無地のものを選びましょう。

弔事用のし紙の表書き

のしの表書きは、「志」と書くのが一般的です。地域によってはさまざまなようですが、「志」が無難です。

名前の書き方

名前は喪主の名前を書きますが、苗字だけを書くのが一般的です。

弔事用のし紙の掛け方

のし紙は内のしと外のしのの2種類があります。

内のし:品物にのしを掛けて、包装するもの

外のし:品物に包装して、のしを掛けるもの

引用:葬テラス

特段の決まりはありませんが、郵送する場合は、内のし、手渡しの場合は、外のしが一般的です。

 

品物の選び方

相場の目安

香典返しの相場は、半返しといって、頂戴した香典の約半分を目安にするのが一般的です。お通夜に参列した方などで、お通夜セットのお返しを渡してあれば、その分は差し引いても大丈夫です。

仮に5,000円の香典であれば、2,000円から3,000円のお返しは済んでいますので、あらためて香典返しを送る必要はありません。1

10,000円の香典であれば、5,000円相当の香典返しが必要になりますので、お通夜セットを差し引いた残りの額に相当する品物を選びます。

香典返しにふさわしいもの

弔事の品物になりますので、肉、魚などの生ものはふさわしくありません。また、あまり残るような物もふさわしくありませんので、食品などで、あとあと残らないものを選びましょう。

香典返しにふさわしいものは、

海苔のセット

お茶のセット

干ししいたけ

などが多いようです。日持ちのするもので、鰹節や昆布もありますが、これらは慶事に使われる品物になりますので、ふさわしくありません。

また、食品以外では、

洗剤セット

タオルセット

シーツ

が用いられます。

最近の香典返しでは、カタログギフトが多く利用されています。

金額別に用意されていますし、香典返しに使いやすいような落ち着いたものが用意されています。何を贈るのかで考えなくてもいいですし、貰う側にしてみれば、欲しいものを自分で選べるわけですから、お互いにメリットがあるというものです。

カタログギフトには、例に挙げてような、香典返しにふさわしい品物ばかりではありませんが、これについては、もらった本人が品物を選んでいるわけですから、そこまで心配することはありません。

 

まとめ

いかがでしたか、香典返しのマナーについて、整理してみました。知っているようで、よく知らないことばかりですね。

要点のまとめ

香典返し:四十九日を目処に用意します。

のし紙(掛け紙):のしが描かれていない、黒白か黄白の水引、「志」と苗字。

品物:半返し、カタログギフトがベター。

ひとつ注意が必要なのは、葬儀は、宗教宗派や地域によって、異なるように、香典返しも宗教宗派や地域の習慣によって異なります。ですので、実際に香典返しを贈る際は、ひとつの例として、頭の隅に置いといてもらうといいと思います。

 

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