香典返しのタイミングに迷ったら後返しにするといいですよ。

レミ
香典返しは後返しがいいのかな?でも、即日返しも増えてきているみたいだし…どっちにしたらいいの?

この記事では、こんなお悩みを解消します。

香典返しのマナーはなかなか知る機会がないと思います。ですが、突然そのマナーが必要になることがあって、どうすればいいか分からなくなってしまうのも無理はありません。

私が社会人になりたての頃は、香典返しなんて知りませんでした。四十九日もまともにわかっておらず、「とりあえず返礼品を贈っておけばいいんだろ」くらいに思っていました。お恥ずかしい限りです。

今回は、マナーについて知り尽くしたこの私が香典返しを贈るタイミングについてレクチャーします。

この記事の内容
  • 後返しが無難
  • 即日返しは要注意
  • 後返しと即日返しのメリット・デメリット

 

後返しにすると無難です

結論から言うと、香典返しを贈るタイミングは後返し、つまり四十九日法要が終わった後が良いです。なぜなら、後返しが古くからの慣習だからです。

従来は後返しが礼儀

香典返しには「無事に四十九日を終えることができました」と報告する意味があります。

従来は後返しにするのが一般的でした。なので、丁寧に感謝の気持ちを伝えることができます

しきたりを重視し、「感謝の気持ちを伝えるときに無礼に思われるのは嫌」という方は後返しにするのをオススメします。

後返しが必要な人がいる

遺族としては、後返しは大変です。

香典の金額によって返礼品を変えなければなりませんし、葬儀後にやることが増えてしまいます。なので、「即日返しにしたい」と考えるのはよくわかります。

しかし、後返しにしてもらわないと困る人がいるのも事実です。それは、以下のような人たちです。

  • 香典をいただいたが、葬儀に出席できなかった方
  • 高額な香典を贈ってくださった方

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他の記事でカタログギフトについて紹介しているので、ぜひご覧ください。

香典返しは高島屋のカタログギフトを紹介!ローズセレクションが神!

2019年6月9日

高額な香典をいただいたときは、必ず後返しをしましょう

中には5万~10万円くらいの高額の香典を贈ってくださる方もいます。そのような方々には、後日、感謝状を添えて香典返しをするのがマナーです。

忌明けから1か月以内に香典返しをするのが目安になるかと思います。

香典返しでは、いただいた香典の半額の品物を贈るのが一般的ですが、高額な香典の場合は3分の1から4分の1の金額の香典返しで大丈夫ですよ。

高額な香典を贈ってくださった方は見返りを求めているのではなく、「お金がかかって大変だろうから多めに渡してあげよう」という気持ちが強いからです。

 

即日返しは要注意

即日返しというのは、葬儀の当日に参列してくださった方々に対して香典返しをすることです。なぜ要注意かというと、地域によって香典返しの慣習が異なっているので、即日返しを行っていない地域ではひんしゅくを買うことがあるからです。

即日返しを認めていない地域がある

香典返しのマナーは地域や慣習によって異なります。

後返しにしなければならない地域や香典返しを行っていない地域もあるようです。北海道や東北などの日本列島北部では香典返しを行っていないようです。

即日返しは増えてきています

とはいえ、即日返しを行っている地域が多いのもまた事実です。

近年では、冠婚葬祭を簡略化することを奨励している自治体もあるようです。その影響で即日返しが増えてきています。

従来の習慣であった後返しが徐々に変化しつつあるんですね。

香典返しに慣れていなければ、自分で判断するのではなく香典返しを扱っている専門店や地域の慣習に詳しい方に相談するのがベストです。

 

後返しのメリット・デメリット

私は迷ったら後返しにしたほうがいいと考えていますが、それでもメリットとデメリットがあります。結論から言うと、後返しのメリットは丁寧さで、デメリットは作業量が増えることです。

後返しのメリット

①丁寧に対応できる

従来は後返しが一般的だったため、香典返しを忌明け後に行うと丁寧さが感じられます。

香典返しには、「無事に四十九日を終えることができました」という報告の意味もあります。

そのため、参列者の方々と今後も良好な人間関係を継続していきたいのであれば、後返しにするのが良いです。

②参列者一人一人に合わせた品物を贈ることができる

参列者にとっては、自分に合った品物をもらったほうが嬉しいですよね。

「ちゃんと考えて品物を選んでくれたんだな」と感じられるため、遺族の感謝の気持ちが強く伝わるでしょう。

後返しのデメリット

①葬儀後にしなければならないことが増える

参列者はみな住所も香典金額も異なります。

なので、後返しするのであれば、参列者の住所と香典金額を把握して香典返しの予算の見積もるといった作業をしなければなりません。

忌明け後1か月以内に香典返しをするのが目安になっているので、その短期間で香典返しの品物を選ぶのはなかなかの重労働だと思います。

②参列者ごとに返礼品を考えなければならなくなる

参列者一人一人に合わせた品物を贈ることができるというメリットの裏っ返しになりますが、やはり参列者ごとに品物を考えなければならないのが大変です。

他の記事でも紹介していますが、香典返しにはふさわしいものとふさわしくないものがあります。それだけではなく、参列者の方に合っているものであることが大事なのです。

もし、香典返しでコーヒーを贈ったのに参列者がコーヒー嫌いだったら申し訳ないですよね。

こういうことが起こってしまうことがあるので、参列者ごとに返礼品を考えるのは時間がかかります。

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2019年6月18日

 

即日返しのメリット・デメリット

香典返しを簡略化するために即日返しが増えてきていますが、正直言うと良いことばかりではありません。ここでは、即日返しのメリットとデメリットを見ていきます。

簡単に言うと、遺族の負担が少ない反面、参列者に誤解されてしまうことがあるんです。

即日返しのメリット

①遺族の負担が減る

即日返しでは、参列者全員に同じものを贈ります。

なので、後返しよりも返礼品を選ぶ時間が短縮されて、遺族の負担がぐっと減るんです。

即日返しが増えてきているのはこのためです。

②送料がかからない

葬儀当日に参列者全員に同じものを渡すため、参列者一人一人の住所を把握する必要はなく、香典返しを贈る送料もかかりません。

参列者の人数が多いと、この送料が意外と重くのしかかってくるので、お金に余裕がない場合は即日返しのほうがいいですね。

即日返しのデメリット

①高額な香典をもらった場合は、香典返しを2回することになる

繰り返しになりますが、参列者の中には5万~10万円くらいの高額な香典を贈ってくださる方もいます。

即日返しでは、香典返しとしては明らかに不足しています。

そのため、高額な香典をいただいた際は、半返しや3分の1から4分の1の額から即日返しの額を差引いた額程度の香典返しをするのがマナーです。

例えば、5万円の香典をいただき、即日返しで2500円の品物をお渡しした場合、半返しのときは50000÷2=25000円から2500円を引いた22500円の品物を忌明け後にお返しすることになります。

つまり、即日返しにすると2回香典返しをする可能性があるんです。

後返しにしておけば香典返しは1度で済みます。

②会葬返礼品と勘違いされることがある

即日返しにすると、会葬返礼品と勘違いされる恐れがあります。

香典返しは香典をいただいた方へのお礼として渡すものですが、会葬返礼品は葬儀に参列してくださった方へのお礼として渡すものです。

香典返しと会葬返礼品では贈る品物はそんなに変わらないので、もらったほうとしては混同しやすいのです。

遺族としては香典返しのつもりで贈ったのに、参列者が会葬返礼品と捉えてしまい、トラブルになることがあるようです。「香典返し贈ってもらってないんだけど?」とか言われたら冷や汗ものですね。

 

まとめ

即日返しと後返しで迷ったら、後返しのほうがいいです。

後返しを心がけておけば、礼儀知らずだと思われることはまずないからです。

とはいえ、後返しは遺族の負担が重くなりますね。

この記事のポイントをまとめます。

  1. 後返しが無難
  2. 即日返しは増えてきているけど要注意
  3. 後返し、即日返し両方にメリットとデメリットがある

以上です。

私は、参列者一人一人に丁寧に気持ちを伝えたいのであれば後返し、負担を減らしたいのであれば即日返しを選ぶのが良いと考えています。せっかく感謝の気持ちを伝えるのですから、より気持ちのこもった後返しがいいだろうと思っているのです。

ですが、「後返しは大変だから嫌だ」という考えも良くわかります。

その時は、自分の考えだけで「どっちにしようかな?」と悩むのではなく地域の慣習を調べてから即日返しにするか後返しにするか、はたまた香典返しをしなくても良いのかを決めるのがベストです。

香典返しは人生でそんなに多くないでしょうから、それで礼儀知らずと思われるのは避けたいですね。

 

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