今回は香典返しのマナーに付いて説明をしていきます。
多くの参列者に来ていただいたので、失礼があっては困りますよね?せっかく故人を見送ってくださった方達に失礼のないようしっかりと行いたいと思うのが人間だと思います。
今回はそんな方達に少しでも役に立てばと思い、香典返しのマナーをご紹介いたします。
今回は作法を紹介して、滞りなく失礼のないように送るコツをお伝えします。
こんな方におすすめ
- 香典返しに添えるお礼状をどう書いたらいいのかわからない。
- 香典返しに添えるお礼状の書式やマナーを知りたい。
- 何事もなく終え、失礼のないようにしたい。
Contents
- 1 香典返しに添えるお礼状ははがきでも大丈夫?
- 2 香典返し用お礼状のベーシックな例文
- 3 香典返しのお礼状は宗教によって若干書き方がちがう
- 4 お礼状の日付はいつにするべきか
- 5 香典返しを会社に送る場合
- 6 香典返しを友人に送る場合
- 7 香典返しにカタログギフトはあり!!
- 8 カタログギフトとは?
- 9 カタログギフトの特徴
- 10 カタログギフトは一度に多くの方に贈らなければいけない時便利
- 11 香典返しでカタログギフトを利用するメリット
- 12 香典返しでカタログギフトを贈らないほうがいいケースもある
- 13 失礼にならないために!!カタログギフトを贈る時に気を付けるべきポイント
- 14 注意!!カタログギフトを好まない世代もいる
- 15 香典返しは外部に依頼することで負担が激減する
- 16 まとめ
香典返しに添えるお礼状ははがきでも大丈夫?
結論から言えば大丈夫です。
近年はがき大のカードの需要が増えています。奉書などと比べても堅苦しすぎることもないですし、かと言って、相手の方が不快感を感じないという点から、使われる場面が増えてきているようです。
目上の方に送らなくては行けなかったり、はがきでは不安なケースもあると思いますので、どうしても不安な場合は奉書を利用したほうが無難な選択を取ることができます。
そこまでしきたりなどを重視されていない方や、親しい身内に送ったりなどははがきでも全く問題なくなっています。
香典返し用お礼状のベーシックな例文
まず初めに基本的な例文を載せます。一般的にはこの様に書きます。
「拝啓 時下益々御清祥のこととお慶び申し上げます
この度は亡○(続柄) ○○の他界の際
御厚志を賜り有難く厚くお礼申し上げます
お蔭をもちまして本日四十九日の法要を滞りなく相済ませました
つきましては早速拝趨の上お礼申し上げるべきところ
略儀ながら書中を持ちましてお礼かたがたご挨拶申し上げます
敬具
平成二十四年三月○○日 」
引用:ヤフー知恵袋
書くときに注意したい点がこちらです。
- 頭語(謹啓)、前文挨拶
- 通夜・葬儀への参列や香典をいただいたことに対するお礼
- 四十九日法要を終えたことのご報告
- 香典返しの品物をお送りしたことのお知らせ
- 本来は直接ご挨拶に伺うべきところ書面で済ませることのお詫び
- 結語(敬具または敬白)
- 日付
- 喪主の名前
お礼状の例文のテンプレートはインターネットにも掲載されていますので、内容を自分よりに書き換えるのも一つの方法としてありますよ。
「おこころざし.com」などの専門サイトを利用して手配することで、ギフトの準備は当然で、お礼状からパック用意されているので、専門業者に丸投げできてとても楽です。
他にもたくさんやることがあると思いますので、こういった外部の業者に委託できる部分はプロに任すことで安心して当日を迎えられるので心労が軽くなります。
香典返しのお礼状は宗教によって若干書き方がちがう

宗教や宗派、地域によってお礼状に記載する言葉が変わります。
よく使われる「四十九日法要」や「忌明(きあけ)法要」は、仏教で使用される言葉だそうです。
同じ仏教でも西日本では「満中陰(まんちゅういん)法要」と呼ぶ地域もあります。
神教や天理教で仏教の四十九日法要に相当するのは「五十日祭」、キリスト教では「追悼ミサ(カトリック)」や「記念集会(プロテスタント)」といいます。
- 仏教=四十九日法要に相当する名称
- 神道・天理教=五十日祭
- キリスト教=追悼ミサ(カトリック)、記念式、記念集会(プロテスタント)
など各宗教で変わることもあるそうです。
仏教の場合
仏教では死後に浄土で出家し最終的には仏になるという考え方があり、亡くなった時に僧侶から戒名を付けてもらいます。
仏式でお葬式を行った場合には戒名をお礼状に加える事が多いです。しかし必ず入れなければいけない、ということではないそうですよ。
神道の場合
神道の場合は、忌明けの供養にあたるのは五十日祭です。
また、亡くなることを「帰幽(きゆう)」といいます。
キリスト教の場合
キリスト教の場合は忌明けにあたる考え方がなく、特に決められていません。
カトリックでは1ヶ月後に感謝祭または命日祭を行います。また、プロテスタントは遺族の希望があれば、礼拝するときに故人を偲んで神に祈りをささげます。
このことから30日目に香典返しを行う方が多いそうです。
キリスト信者が亡くなることを「帰天(きてん)」といい、プロテスタントでは「召天(しょうてん)」といいます。
お礼状の日付はいつにするべきか
香典返しの内容を書いた後に日付をつけるのですが、お礼状を書いた日がいいのか、四十九日を迎えた日がいいのか迷う方もいると思います。
答えは明確に決まったものはありません。
ですが、基本的には以下の4つの中から日付を決めることになります。
- お礼状を書いた日
- 四十九日になる日
- 四十九日の法要を行った日
- 香典返しの品物を届ける日
一般的には3の「四十九日の法要を行った日」の日付を記入される方が多いようですね。
香典返しを会社に送る場合
香典返しを会社に送る場合、お礼状の文面はビジネスシーンでよく使われる「いつもお世話になっています」という言葉を言い換え、「格別のご厚情を賜る」という表現がよく使われます。
香典返しを友人に送る場合
友人に香典返しを送る場合は、お礼状の文面はあまりかしこまり過ぎず、感謝の言葉を最後の文に添えるとよいでしょう。
香典返しにカタログギフトはあり!!

香典返しをカタログギフトにすることは失礼にはあたりません。


ビックリした?
「カタログ一冊、はいどうぞ」はやっぱりそっけなく感じる?

そっけないというか…
冠婚葬祭、特にお葬式とかは宗教とか関係してて、昔からのしきたりみたいなのが重視されるのかなと思って。
カタログギフトって現代って感じだし。

「昔からのしきたり」かぁ…レミ、結構鋭い所ついてくるね。
その話は追々するとして、
まずはカタログギフトそのものについて少し説明するね。
カタログギフトとは?
「香典返しにカタログギフトを贈るのは失礼ではない」というお話をする前に、まずはカタログギフトの基礎知識を入れておきましょう。
カタログギフトとは一体何なのか。
カタログギフトとは、贈り物をしたい相手にカタログを贈り、贈られた方が多数の商品の中から自分の好みやライフスタイルに合わせた品物を選ぶことができる理想的なギフトシステムのこと
多様なライフスタイルに生きる現代人にはうってつけのギフトですね。
受け取る側としては、自分で選べるというのも楽しみがありますし、自分の好みに合わせて選べるので魅力的です。
贈る側も、相手の好みやライフスタイル、家族構成などを気にしないでいいので悩む時間が省けます。そして何より、贈ったものが喜ばれるかどうか心配しなくていいので、気が楽です。
次に、カタログギフトの特徴をお話します。
カタログギフトの特徴
- 価格帯ごとにカタログが用意されている
- 金額が明記されていない
- カタログの種類がとにかく豊富
価格帯ごとにカタログが用意されている
価格帯ごとにカタログが用意されているので、予算やいただいた金額に応じたカタログを贈ることが出来ます。
普通に品物を選んで贈る時は、「これじゃあ少なすぎるから、これも加えよう」「あ、でもこれを加えたら予算オーバーしてしまう」「うーん、ちょうどいい組み合わせがないなぁ」なんて予算と葛藤しませんか。
しかし、カタログギフトであれば、そんなに悩む必要はありません。予算より少なかったり、予算オーバーしたりせず、適正な価格の品物を贈ることが出来ます。
とっても楽ですよ。
金額が明記されていない
金額を知っているのは送り主であるあなただけです。
店頭で購入した場合、もしかしたら相手に価格を知られてしまうかもしれません。ちょっと気まずいですよね。
それに、いただいた金額よりも低かったら、「失礼な人」と思われてしまうかもしれませんよね。だからこそ「お返し」は悩みのタネになりますし、精神的に負担になって色々と心配してしまう原因になってしまいますよね。
でも、カタログギフトなら心配ご無用。
品物をもらう相手は気を遣う必要はないですし、送り手も贈り物の金額を知られるなんてことはありません。
カタログの種類がとにかく豊富
カタログギフトは本当に種類豊富です。
商品別、価格別、シーン別など様々な分類がされており、希望のカタログが見つかること間違いなしです。
特にシーン別の分類があることで、失礼な贈り物になる心配もありません。
特に、若い人たちはどのシーンでどういう品物を選べばいいのかという知識があまりありません。そんな時、シーン別のカタログがあると、まず間違いはありませんし、次回、贈り物を選ぶ時の参考にもなります。
シーン別のカタログという話が出たところで、カタログギフトがよく利用されるシーンをチェックしておきましょう。
こんな時、カタログギフトが贈られます!!
早速、どのようなシーンでカタログギフトが利用されるか見ていきましょう。
カタログギフトは一度に多くの方に贈らなければいけない時便利
- 結婚式
- 結婚・出産の内祝い
- 香典返し
- 法要の引き出物
- 母の日・父の日
結婚式の引き出物としてカタログギフトをもらったことがある方は多いのではないでしょうか。香典返しや法要の引き出物にも言えることですが、一度に多くの方に贈らなければいけない時はカタログギフトがとても役に立ちますね。
カタログギフトはカタログを贈るだけで、品物を選ぶのは相手です。なので、先ほどからも言っていますが、送り手としては気が楽です。
母の日や父の日は、何を贈ればいいのかすごく迷います。迷った結果、無難なハンカチやネクタイになって、変わり映えしないんですよね。それなら、カタログギフトを贈って、「好きなもの選んで」と言った方が本当に欲しいものが贈れます。
カタログギフトの基本的なことは何となく分かりましたでしょうか。
今お話ししてきたカタログギフトの良い面は、香典返しの時にも活用できるのです。
では、本題の、香典返しとして贈るカタログギフトについてお話します。
香典返しでカタログギフトを利用するメリット


カタログギフトってすごく便利なんだね。
現代のニーズに合ってる気がする。

そうなんだよ。
カタログギフトには良い面がたくさんあって、それは香典返しというシーンでも活用できるんだよ。
まずは、香典返しとしてカタログギフトをおすすめするポイントを3つ挙げるね。
遺族の負担を減らせる
- 何を贈るか悩む必要がない
- 準備が楽
何を贈るか悩まずに済む
先ほどから何度も言っていますが、カタログギフトの大きな特徴は、贈る品を選ばなくて良いということです。
日常生活で考えてみましょう。例えば友達の誕生日。
プレゼントを渡したいけど、「何がほしいのか分からない」「もし既に持ってるものだったらどうしよう」「サプライズであげたいから事前に欲しいものを聞けない」なんてことありませんか。
何かを贈る時、送り手にとって一番悩ましいのが「何を贈るかを決めること」です。
これは、香典返しというシーンでも同じです。香典返しは何を贈っても良いというものではなく、先ほど説明したように、香典返しとしてふさわしい物とふさわしくない物があります。
そういういくつかの制約がある中で、予算とも照らし合わせながら香典返しの品を選ぶのは時間がかかり、大変です。
こういった品物を選ぶ手間を省いてくれるのがカタログギフトです。
大手のデパートや今では楽天でも売っているので一度どんな種類があるかだけでも覗いておいてもいいかも知れませんね。
参考:香典返しの品物はどこで買う?イオン・三越・楽天比べてみた
香典返しの準備が楽
カタログギフトは、葬儀当日、香典返しを渡す際はカタログを用意するだけでいいので時間的にも気持ち的にもとても楽です。
品物の組み合わせで何軒も店を回る必要がなく、予算で悩む必要もありません。
当日返しが主流になっている今、香典返しを用意する時間は限られています。
確かに、香典返しは弔問客にお礼の気持ちを伝え、故人の想いを代弁する大切なものです。
しかし、一番大切なのは何でしょうか。
それは遺族が故人に想いをはせ、故人を供養すること。
香典返しをきちんと行うことと、香典返しの準備に時間をかけることは全然違います。つまり、準備に時間をかければそれで良いというわけではありません。
最低限の準備はしながらも、故人との最後の時間を心穏やかに過ごすことが一番大切です。
これを実現するのに一役買うのがカタログギフトです。
相手の好みやライフスタイル、家族構成などを気にしなくていい
何かを贈る時は必ず相手を意識しますよね。
香典返しも同じです。
香典返しを贈る相手は年齢も好みも生活スタイルも家族構成も異なります。
お祝いの場であるわけでもないし、そんなことは気にせず、皆同じものを贈れば良いという考えもあるかと思います。
しかし、香典返の品はお礼の気持ちと故人の想いを伝える大切なもの。
可能な限り、一人ひとりの好みや生活スタイル、家族構成、年齢に合った品を贈りたくないですか。
受け取る側だって、いただいたものを無駄にせず、実用的に使いたくないですか。
それを可能にするのが、品物は受け取る側が選ぶというシステムのカタログギフトです。
荷物にならない
当日返しが主流になっている今、カタログギフトは持ち帰りの負担が軽減されるというメリットもあります。
地方では会場まで車で来る方が多く、香典返しが荷物になるという問題はあまりないかと思います。。
しかし、首都圏では会場まで公共交通機関を使って来るという方が多いですよね。そんな時、大きな紙袋に入った重い香典返しを持ち運ぶのは大変です。
一方、カタログギフトの場合、当日渡すのはカタログのみで、品物は後日郵送されます。
もちろん、持ち運びやすさまで考えて香典返しを用意する余裕はありませんし、絶対そうしなければいけないかと言われるとそうではありません。でも、弔問してくださった方々への細かい配慮があると、より故人や遺族の方々の想いが伝わるかと思います。
そんな香典返しの持ち運びの負担を軽くしてくれるのがカタログギフトです。
先ほどもちらっと出ましたが、実際、香典返しにカタログギフトを贈る方はいます。それは、カタログギフトが現代の生活スタイルや現代に生きる人たちのニーズに合っているからです。
カタログを一冊渡すだけなので、確かにそっけないという見方もあります。
しかし、カタログを一冊渡す行為の裏にある遺族の想いを考えてみてください。
「好きなものを贈りたい」「弔問してくださった方が持ち帰る時に負担にならないようにしたい」「香典返しに悩む時間を、故人と最期を過ごす時間にあてたい」
その一冊の中には遺族のたくさんの想いがあります。それは決して、香典返しを軽く考えているわけでも、適当に考えているわけでもありません。

どう?
香典返しをカタログギフトにするのは失礼でも何でもないこと、分かってくれた?

分かったぁーー!!
失礼っていうより、むしろ遺族の方の負担も減るし、香典返しを受け取る側にも好きなものを選べるっていうメリットがあるじゃん!!
それに、カタログ一冊の中には遺族が弔問客と故人、そして自分たちを大切に想う気持ちが込められているんだよね。

すごい分かってくれるじゃん!!
感動だよ!!

まあね(ドヤっ)
香典返しにカタログギフトを贈るのが失礼ではないと分かったところで、次のお話にいきましょう。
香典返しでカタログギフトを贈らないほうがいいケースもある
大人数の方々に、一斉に送ることが出来、とても便利なカタログギフトですが、送らないほうがいいケースも当然存在します。
カタログギフトのシステムをしらない高齢者
近くにシステムを知っている大人が確実にいるという保証はありません。お送りする方が高齢の方の場合、カタログギフトという名前は知っていたとしても、「もらったはいいがどのように扱えばいいかわからない」ということもあります。
事前にそのようなケースが考えられる方には別のものを送ったほうが無難ですし、お相手の方の負担にもならなりません。
相手が会社単位の場合
職場からの「〇〇一同」で香典を頂戴した場合に発生する、会社単位、部署単位での香典返しの場合は、カタログギフトは避けましょう。言わなくてもわかると思いますんで、詳細は割愛しますが、個人単位ではなく、グループ単位で受け取ってもらえるようなものをチョイスするのがベターです。
コーヒーの詰め合わせやお菓子の詰め合わせなどは無難な割には、失礼もなく、失敗が無いのでここらへんから選ぶといいでしょう。
失礼にならないために!!カタログギフトを贈る時に気を付けるべきポイント


香典返しをカタログギフトにするのは全然オッケーなんだけど、失敗したくないよね?

うんうん!!
気を付けないといけないこととかあるの?

あったりまえじゃん!!
今から説明するから、ちゃんと聞いててよ。
- 香典返しにふさわしい品物を取り扱っているカタログを贈る
- 適正な価格帯のカタログを贈る
- 郵送方法を確認する
カタログの種類に注意
カタログギフトは、相手が好きなものを選べるという大きな特徴があるというのは先ほどから何度もお話しています。耳にタコですよね。
しかし、どんなカタログを贈っても良いというわけではありません。
贈るのは、香典返しです。結婚の内祝いではありません。
香典返しには香典返しにふさわしい品物、カタログのデザインがあります。そういったビジュアル、中身ともに香典返しにふさわしいカタログを贈らなければいけません。
難しく聞こえるかもしれませんが、大丈夫です。カタログギフトにはたくさん種類があり、結婚式専用、内祝い専用、そしてもちろん弔事専用のカタログが用意されています。
どのカタログを贈ればいいか迷ったときは、弔事専用のカタログにすれば間違いありません。
「香典返しのカタログギフトが大人気!?おすすめランキング!」では香典返しにおすすめのカタログギフトを紹介していますので、いろいろ悩んだり迷ったりして精神的に負担を抱え続ける前に専門サイトに任せましょう。
何より”滞りなく”執り行うことが出来ます。
香典返しに適正な価格帯のカタログ
弔事専用のカタログを贈ると決めたら、次に問題になるのが価格帯です。
カタログギフトは価格帯別にも分けられているので、香典返しの相場に合った価格帯のカタログを選びましょう。
復習です。香典返しの相場は、香典金額の半返し、つまり、半額の値段。
当日返しが一般的な今、香典金額によって贈るカタログの価格帯を変えるわけにはいきませんよね。
なので、皆さん一律2,000円~3,000円くらいの価格帯で用意すれば大丈夫です。
もし、高額な香典をいただき、当日返しだけでは足りないと判断した場合は、先ほども言った通り、四十九日のタイミングで不足金額程度のお返しをすれば問題ありません。
高額すぎるのも低額すぎるのも良くないので、香典の相場の半額程度のカタログを選ぶようにしましょう。そうすれば失礼にはあたりません。
郵送方法の確認
これは、カタログギフトを贈り、相手が商品を選び、贈る品物が決まってからの話になります。
カタログギフトは郵送でのお届けになるので、宅配便かメール便かを予め確認しておく必要があります。
確実なのは宅配便ですが、家庭によっては宅配便を受け取れない場合もあり、メール便を希望する場合もあります。
商品が届かないのは悲しすぎるので、必ず配送方法を相手の方に確認しましょう。
品物が届いて初めて香典返しが出来たことにもなるので、大変かもしれませんが、最後まで気を配りましょう。
注意!!カタログギフトを好まない世代もいる

最後にもう一つ言っておきたいことがあるんだ。
さっき、レミが指摘した、「昔のしきたり」ってとこに関係があるんだけど。

何?

それはね…
カタログギフトを好まない世代がいるってこと!!
比較的若い世代にはカタログギフトは受け入れられるんだけど、昔の慣習を大事にする年配の世代の方にはあまり受けません。
さっきもちらっと言いましたが、カタログギフトは簡略化しすぎていて、そっけない感じを受けるのも事実です。そういうのが年配の世代にはなかなか受け入れてもらえません。

やっぱり、昔のしきたりや慣習を大事にする世代もいるよね。
確かに、近所の年配世代の方が亡くなって、パパが葬儀に参列するってことが何回かあったけど、カタログギフトをもらってきたときは一度もないわ。

年配世代の方の気持ちも分かるし、かといってカタログギフトが失礼とは思わない。
香典返しは故人が生前お世話になった方々へのお礼と故人の想いを伝えるものだから、形はどうあれ、最低限のルールを守った上で、気持ちが伝われば問題ないと思うけどね…

私もそう思う。
カタログギフトにはカタログギフトの良い所があるし、昔の慣習を大切にすることも間違っていない。
大事なのは、遺族の方がどういう想いでその香典返しを選んだか、その想いを汲み取ってあげることなんじゃないかな。
繰り返し言いますが、カタログギフトを香典返しとして贈ることは決して失礼ではありません。
そのことを理解した上で、カタログギフトを利用するかしないを遺族の方と話し合って決めて下さい。
香典返しは外部に依頼することで負担が激減する
自分で香典返し用の品物を購入し、お礼状を自分で用意するのは大変ですよね。
中には送る相手が多くて困っている方もいると思います。そんな方は香典返しを専門としている業者がいますので、そちらに依頼することでストレスを取り除くことができます。
業者に委託すると、香典のお返しの品と一緒にお礼状を作成してくれるのがメリットです。葬儀会社に問い合わせると、専門業者の斡旋(あっせん)をしてくれます。葬儀会社の中には、香典返しまでプランに入れている会社もあります。
また、業者ではなくインターネットの香典返し専門店へ依頼する方法もあります。お礼状を用意してくれますし、最近は新しい香典返しとしてカタログギフトを扱っています。
まとめ

今はまだ、香典返しをする機会はそうありません。というかあってほしくありませんよね。
でもこの先、香典返しをしなければいけない立場になることがあると思います。
そんな時、何を贈ればいいのか、贈ってはいけないものは何なのかと悩む余裕は、精神的にも時間的にもありません。
この記事ではその悩みを解消できるよう、以下にまとめてあるような情報をお届けしてきました。
- 香典返しとは、通夜・葬儀の際にお供えいただいた香典へのお礼の品を贈ること
- 香典返しにふさわしい品とふさわしくない品がある
- 香典返しにカタログギフトを贈るのは失礼にはあたらない
- カタログギフトには良い面がたくさんある
- 気を付けるべきポイントは3点
- 遺族で話し合って、香典返しを何にするか決める
香典返しとは、「生前は故人がお世話になり、ありがとうございました。故人も喜んでいると思います。」と弔問してくださった方へのお礼の気持ちと故人の想いを伝えることです。
香典返しについて悩むのは遺族の方の優しさの表れです。でも、悩みすぎないでください。
通夜や葬儀は故人と過ごせる最期の時間です。その時間を大切にしましょう。
【徹底厳選】もう迷わない!!オススメギフト専門サイト
おこころざし.com
香典返しや、法事・法要返しに特化した専門オンラインショップです。カタログギフトをはじめ、仏事の返礼にふさわしいタオル、食品等を多数ラインナップされており選ぶことができます。 おこころざしの三大サービスとして「挨拶状」「のしがけ」「送料」の無料サービスを実施していたり、出産・結婚等と異なり事前に十分に準備できるものではないためお急ぎの方でも、安心して依頼することができます。またマナーコンテンツなども充実しているため、情報だけでも十分に利用できるサイトです。
そうなの?!
「カタログ贈って、好きなもの決めて」ってことだよね?
そういうのアリなんだ…