香典返しは、故人に向けて香典をいただいた方へ、気持ちとしてお礼の品を贈ることをいいます。
この香典返しは、四十九日の法要後から遅くとも2週間以内に送るのがベストとされていますが、最近では当日返しといって、葬儀当日に一律で香典返しをするというケースも多いようです。
どちらにせよ、香典返しを送るとなると、短い期間で送らなければならないため、早めに準備をしなければなりません。ですので「香典返しって何を送ればいいのだろう」と悩んでいる時間もあまりありません。




こんな方におすすめ
- 香典返しに何を送ればいいのかお悩みの方
- 香典返しにギフトカードを送ろうか考えている方
Contents
香典返しにギフトカードはアリ?ナシ?

そもそも香典返しにギフトカードを送るというのは、マナーとして、問題があるのでしょうか。
結論から申し上げますと、「マナー違反となるわけではない」です。しかし厳密に言えば、香典返しを送る相手や環境によっては失礼にも受け取られる可能性があるので、注意が必要です。
例えば年配者の場合、昔ながらの風習を気にする方が比較的多いです。香典の歴史をたどってみると、もともとは、貧しかった遺族や村の人々がお米や野菜などを持ち寄ったことが始まりだといわれています。
つまり、「助け合いの精神」から香典が生まれたのです。
ですので、香典返しにギフトカードとなると、やや気持ちがこもっていないような、無機質な印象を与えてしまう可能性があります。現代でマナー違反ではないと言っても、何しろ手軽ですから、「お返し」というものへの気持ちが軽いと思われてしまうんですね。
そういった方にはやはり、ギフトカードを送るのは控えたほうが良いでしょう。ギフトカードを送るときには、親しい間柄である人にするのが無難です。
地域によってはギフトカードが使えないところも
また、香典返しをする方が住んでいる地域に、ギフトカードを使えるような場所がない場合も、ギフトカードを送るのは控えたほうが良いでしょう。
例えば、香典返しを送る相手の住んでいるところが田舎で、近くにギフトカードを使えるようなお店がない場合。使いたくても使う機会がないので、お礼の意味がなくなってしまいますよね。ギフトカードをおくる場合は、相手の住んでいる地域も考慮するようにしましょう。
- 送る相手の間柄(親しい間柄であるか、年配者であるか)
- 送る相手の地域がギフトカードを使えるようなところであるか


香典返しの金額の相場って?

もしあなたがギフトカードをおくることになった場合、どれくらいの金額のギフトカードをおくればいいのかが気になりますよね。
先ほど香典返しの歴史をたどってみると、もともとは貧しかった遺族や村の人々が集まったことによって香典返しという文化が定着したと説明しました。実はこの話には続きがあるんです。
一説によればその昔、葬儀を終えた地点で香典の半分が残ることがあり、その分を参列者や先祖代々のお墓があるところへ寄付をしたりしたそうです。これが後に香典返しとしての風習となり、「半返し」と呼ばれるようになったとか。
こういった背景があることから、昔ながらの風習を重んじている方の中には、香典返しは半返しであると認識している人もいます。
実は3分の1でもいい場合も
しかし「半返し」なのが一般的とされているものの、地域によっては3分の1返しのところもあります。
そうなんです。実は地域によって相場が違っており、関西では半返し、関東では3分の1返しが主流としていたのですが、時が流れて「半返し」の方が全国に普及したことから、関西と関東の違いを分けるのが難しくなっていき、「半返し」が主流となっていったのです。
さて、こんな風に返す金額がごちゃごちゃになってしまった香典返しですが、香典の3分の1の金額でも良いというケースが、大きく分けて2つあります。整理してお話しましょう。
働き手である一家の主が亡くなったケース
もしあなたにとっての一家の働き手である主が亡くなったら、大切な人が亡くなって悲しい気持ちと、これからどうやって生活してけばいいのだろうという不安な気持ちでいっぱいになるでしょう。
もし働き手である一家の主が亡くなった場合、香典を渡す側の気持ちとして「どうか今後の生活に役立ててください」という想いがあるため、3分の1返しでも大丈夫です。ただし、感謝の気持ちを込めてお礼状を書くことを忘れないようにしてください。
多額の香典を受け取った場合
親族や身内から多額の香典を受け取った場合、「こんなにいただいたのだから半返しの方が良いのでは…」と思ってしまいますよね。ですが、この場合も3分の1でも問題ありません。
理由は「どうかこれで葬儀の足しに使ってください」という気持ちが込められているからです。ですのでこの場合、半返しにこだわらなくても大丈夫です。



- 香典返しの相場は「半返し」が一般的
- しかし場合によっては3分の1返しでもOK
- 当日返しの場合は当日返し金額と、四十九日の後に贈る物の金額の合計が、いただいた香典の金額の半分となるようにする

香典返しにVisaギフトカードを送ろう

引用:SMBC三井住友カード
Visaギフトカードは、国内・国外を含めなんと4000万店舗で使えるとても便利なギフトカードです。コンビニやスーパーなど日常的に利用するお店はもちろん、ネットショッピングでの決済でも使うことができます。
ですので「せっかく使いたいと思ったのに、いざというときに使えなくて困ってしまった」ということはほとんどないといっても過言ではありません。
また、デザインも5種類と豊富で、お祝い用の華やかなデザインのタイプだけではなく、三井住友海上のシンボルマークであるパルテノン神殿が描かれたシンプルなデザインもありますので、今回のような香典返しにも使うことができます。
購入するときはネットから購入できます。金額も3千円から5万円の間で6種類ありますので、先ほどの香典返しの相場を参考に、購入してみてはいかがでしょうか。


Visaギフトカードのメリット

Visaギフトカードを使うメリットは取扱店舗が多いことだけではありません。他にもメリットがあるんです。これを知っておけば「香典返しにギフトカードを送ってみよう」と思えるかもしれません。ここからはVisaギフトカードのメリットについてご紹介します。
相手の欲しいものが買える
忌明けしたので、香典返しに悩む昼下がり。
— 浅葱ヒタキ (@asagihitaki) November 30, 2016
四十九日が終わった後に戴いた香典に対して、どうやって香典返しをしたら良いか?悩む。
— たらちゃん (@tarachan160903) March 7, 2017
上はツイッターからの声です。見ていただけるとわかるのですが、このように香典返しに悩んでいる方は多くいます。
香典返しの品物を送るときは、後に残らず日持ちするものを送ることが一般的とされていますが、香典返しを送るのに一番不安なのは「相手がそれを快く受け取ってもらえるかどうか」ですよね。
ですが、Visaのギフトカードでしたら取扱店舗が豊富なので、そんな不安は無用です。相手にとって欲しいものが買えるので、おくる側も頭を抱えることがないというのは大きなメリットであるといえます。
有効期限がない
香典返しのカタログギフト親からもらったよ。毎回悩むよねー
— Naonao(やや復活) (@refleNaonao) August 20, 2017
香典返しでいただいたカタログギフト、おいしいお菓子を頼むか鍋を頼むかとてつもなく悩む
— 西藤⁷ (@noix_noz) November 11, 2017
最近ではカタログギフトを香典返しとして送る人が増えましたが、実は発効日から3か月までに注文が必要なため、悩んでいるうちに注文をし忘れてしまう可能性があるんです。そして「カタログギフトをもらっても色々ありすぎてどうしようか悩む」という声が結構あるんですとね。
ですが、Visaギフトカードには有効期限がありません。なので、自分が好きな時、好きなタイミングで使うことができます。
忙しくても欲しいものが買える
日々忙しくて買い物している時間がない、あるいは買い物のために外へ足を運ぶのも面倒くさいという方にとっても、Visaギフトカードは非常に使いやすいものです。
なぜなら、先ほどご紹介したとおり、Visaギフトカードはネットショッピングの決済にも使うことができるからです。決済の時に必要項目を入力するだけで買い物ができ、複雑な手続きもありませんので、気軽に使っていただけます。


ギフトカードを贈るときの注意点

最後に、ギフトカードを送るときにマナーだけではなく、注意していただかなければならないことがもう一つあります。
それは、ギフトカードを郵送する方法です。例えば送る相手が遠方に住んでいる場合、ギフトカードを郵送するときは現金と同じ扱いとなるので、普通郵便で送るなんてことはできません。
しかし現金を送るわけではないので、現金書留は使えません。ギフトカードを送るときは必ず簡易書留か一般書留で送るようにしましょう。二つの違いは以下の通りです。
簡易書留
一般書留に比べて、料金が割安です。万一の場合の賠償額は、原則として5万円までの実損額となります。簡易書留では引き受けと配達のみを記録します。
一般書留
引き受けから配達までの送達過程を記録し、万一、郵便物等が壊れたり、届かなかった場合に、実損額を賠償します。
引用:日本郵便
まとめ:Visaギフトカードの持つメリットは大きい

香典返しと、Visaギフトカード、またそれを香典返しとしておくることについてご紹介してきましたが、いかがでしたか。
ギフトカードは、たった一枚の小さなカードではありますが、相手に自由に好きなものを選んでいただけるという大きなメリットを持っています。また送る側も、相手に使い方を自由に選んでもらえるので、「これを送ってもいいのだろうか」と気を遣うこともありません。
何より大切なのは、「どうぞお気持ちとしてお使いください」という気持ちです。香典を貰ったことへの感謝の気持ちを込めてお送りすることが大切です。
香典返しにお菓子などを送ろうと思ったけれど、何を選べばいいのか迷ってしまった、なんていうあなたが、「ギフトカードなんて選択肢もあるんだ、アリだな」と思ってくださったなら幸いです。ギフトカード、おすすめですよ。
【徹底厳選】もう迷わない!!オススメギフト専門サイト
おこころざし.com
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