葬儀に関わる時って、何かと心配事がついて回りますよね。礼儀作法、香典の金額とか。それなりに緊張する方も多いのではないでしょうか。
勿論、私もその一人です。葬儀というものに出席する機会がなかなか無く、初めて参列した時はもう心配で心配でたまりませんでした。
中でも私が特に悩んだのが、今日のテーマでもあるお志です。頂いた後のお礼を、直接伝えるべきなのか、はたまた手紙やメールでも良いのか。そもそもお礼を言うべきかも悩んだりしてました。
今回はこの記事を読んでくださっている皆さんと一緒に、知識を深めつつ、このお悩みを解決していきたいと思います。
Contents
そもそも、「お志」って何?

葬儀に出席する時は、香典としていくらかお金を包んで持っていくのが一般的です。相場はだいたい5000円から1万円くらい。故人が親族や両親だった場合は5万円~10万円と、年齢や今までの関係などでも変わってきます。
そして、葬儀の主催者は、香典に対してお返しを渡す必要があるのです。日用品やカタログギフトなど、その形は様々です。このお返しを香典返しというのですが、この香典返しののしには、参列して下さった方への感謝を込めて、志という字が入っています。
このことから、お志とも呼ばれるようになったようです。
お志に対して、お礼は必要?

元々、このお志・香典返しは遺族から手渡しされるのが本来のマナーでした。しかし最近は、インターネットの普及などもあって配送されることが多いですよね。実は、お志を受け取った時、基本的にお礼のメール・電話・お礼状は必要ありません。
「いやこの記事の意味!」と思ったそこのあなた。ちょっと待ってください。
確かに、お志に対してのお礼のメール・電話・お礼状は必要ありませんが、日頃からお付き合いのある関係の方に「お志届いたよ、ありがとう」と、ささやかなお礼を伝えられたら素敵ですし、暖かい気持ちになりますよね。
ここからは、メールだけではなく、電話やお手紙などの文章も紹介します。
お志が届いた!お礼を伝えよう。

さあ、ここからが本題です。参列した葬儀の主催者さんからお志が届きました。さりげなく、そして暖かい。そんな文章にしていきましょう。
メールで伝える場合
メールでお礼を伝える時、長々と文章を書く必要はありません。
その後、いかがお過ごしでしょうか。
ご丁寧なお品を恐れ入ります。その後ご家族の皆さまはいかがお過ごしですか。
このように、短い文章でお礼を伝え、相手を気遣い、労いの言葉の入れると良いですね。文の最後に「ご自愛くださいませ。」と一言添えるのも良いと思います。
電話で伝える場合
こちらもメールの時とあまり変わりません。
もうそんな時期なのですね、皆さまいかがお過ごしですか。
と会話を進めていきましょう。労う気持ちを大事にしていきます。
手紙で伝える場合
手紙でお礼を伝える場合は、このポイントを押さえておきましょう。
・「拝啓」「敬具」などの頭語、結語を使っていきましょう
・季語、時候のご挨拶を入れましょう
・お礼の言葉を入れましょう。ただし、お志というお礼に対するお礼の為、「ありがとうございます。」という言葉は使いません。「恐れ入ります」「恐縮です」などの言葉を使いましょう
・相手を気遣う言葉を入れましょう
・手紙を出す日付を忘れずに
本日ご丁寧なご挨拶のお品物が届き、却って恐縮しております。
その後いかがお過ごしですか。雨が多くなる季節です。
また気晴らしにどこかお出かけでもしませんか。
近況も含め、色々とお聞きしたいです。
季節の変わり目ですので、どうかご自愛ください。 敬具
令和〇〇年〇月〇日
このような文章になります。
どうでしょうか。今回は6月の時候の挨拶を入れてみました。
とても温かみのあるお手紙になりましたね。
時候の挨拶は他にも沢山ありますので、その季節に合ったものを使っていきましょう。
1月「寒い日が続きますが」 2月:「梅の便りが届く季節になりました」
3月:「ようやく春めいて参りました」 4月:「花の美しい季節となりました」
5月:「鯉のぼりが空高く泳いでおります」 6月:「紫陽花の映える季節です」
7月:「暑さが厳しい中」 8月:「秋はまだ遠く、残暑が続いています」
9月:「コスモスの綺麗な季節です」 10月:「いよいよ秋も深まってきました」
11月:「近くに冬の気配を感じます」 12月:「今年も押し詰まって参りました」
季語を使いこなすことで、日本の四季を感じさせる、素敵なお手紙になると思います。
まとめ
いかがでしたか。「お志」についての基本的な情報から、お礼をするときの具体的な文章までご紹介しました。葬儀はご遺族にとっても参列する人にとっても大事な式です。式が終わったその後も感謝や労いを忘れることなく過ごしていきたいですね。
最後にお礼を伝える時のポイントをまとめて紹介します。
・メールや電話は手短に。長々と続けるのはNG!
・手紙を書くときは頭語・結語・季語など忘れずに
・遺族を労い、気遣う気持ちや感謝をしっかりと伝えよう
この記事が皆さんのお役に立てば幸いです。
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