今この記事を見てくださっている方は、これから先家族が亡くなった時に葬儀をどうするか考えているのではないでしょうか。または、最近家族が亡くなったが誰に声を掛けたら良いか分からず焦っている、という方もいらっしゃると思います。
葬儀を行う際、誰に声を掛けたら良いのか、すごく悩みますよね。特に親戚は、血縁の近さや交流の深さなどを考えると、どこまで連絡するべきか判断するのは難しいです。
今回は、葬儀に呼ぶべき親戚の範囲を、葬儀の規模の面から解説していきます。
Contents
親戚ってどこまで?家族葬に呼ぶべき親戚とは
「家族葬には近しい親戚を呼ぶ」ということが分かりましたが、「親戚」といっても具体的にどこまでが近い親戚なのか分からない方も多いのではないでしょうか。
親戚関係の近さを考えるときに重要なのは、「親等」です。家族葬の場合は、三親等以内の親戚が目安だと言われています。
一親等は父母、子供
二親等は祖父母、孫、兄弟
三親等は曾祖父母、伯父伯母(叔父叔母)、甥姪
引用 オリックス生命保険
押さえておきたいポイントは、自分と血縁のある親戚の配偶者も同じ親等にあたるということです。例えば、自分の兄弟は二親等ですが、その配偶者も二親等にあたります。
ですから、故人と直接血の繋がりがなくても三親等以内である人は、親戚として家族葬に呼ぶと良いでしょう。
家族葬に呼ぶ親戚の決め方のコツ
家族葬の場合は三親等以内を目安に親戚を呼びますが、親族が多い人などは「三親等以内だと意外と人数が多くなってしまう」と思ったかもしれません。
家族葬に親戚をどこまで呼ぶか迷ったら、最初に葬儀に参列する人数を決めてしまいましょう。
家族葬は10~20名程度が目安だと言われています。
・10名程度→故人の配偶者、親、子ども、孫、その配偶者 ・20名程度→故人の兄弟やその配偶者まで ・30名程度→故人の伯叔父母や甥姪、いとこまで
を参考にすると呼ぶ人・呼ばない人を決めやすいですよ。
「この人は呼ぶべき?」迷った場合は
「この人は呼ぶか迷うなぁ」という親戚は、呼んでおいた方が無難です。親戚間でのトラブルは後々大きな問題になってくる場合もありますから、すれ違いを避けるためにも、迷ったら葬儀に呼びましょう。
また、呼ばなかった人にも連絡する等の配慮は必要です。葬儀のあとに訃報通知の手紙を送り、知らせておくのがマナーです。
家族葬・一般葬とは?
葬儀は、規模によって様々な呼び方をします。その中で主流なのは家族葬と一般葬です。
家族葬
家族葬とは、名前の通り故人の家族を中心に行う葬儀です。10名~30名程度までが家族葬の範囲と言えるでしょう。人数を決めた上で参列者を呼ぶ、比較的小さい規模の葬儀です。
家族葬を選ぶ遺族は、
・近しい親族や親しかった友人だけで、落ち着いた葬儀にしたい。 ・故人との最後の時間を大切に過ごしたい。 ・葬儀の規模をあまり大きくしたくない。 ・少数の参列者で、ゆっくりと思い出を語り合いたい。
といった理由で家族葬を選ぶことが多いようです。規模を小さくすれば、それだけ葬儀を行う遺族の経済的・精神的な負担が減りますよね。
一般葬
一般葬は家族葬よりも規模が大きく、家族や親族以外に友人・知人まで呼ぶ場合は一般葬に当てはまります。一般葬を選ぶ遺族は、たくさんの人に参列してもらって故人を見送りたいという理由で一般葬を選んでいます。
一般葬の場合は人数に決まりがないため、遠い親戚も呼ぶことが出来ます。ですから、面識のある親戚全員に声を掛けることも可能ですし、親戚を呼ぶ範囲というのは深く考えすぎなくても良さそうです。
家族葬・一般葬、どちらにすべき?
これまで家族葬と一般葬の違いを解説してきましたが、結局どちらにしたら良いのか迷ってしまう方もいると思います。
結論から言うと、どちらでも問題ありません。
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一般葬が約51%、家族葬が約43%となり、一般葬と家族葬の2つで約94%を占めています。
引用 安心葬儀
こちらの調査では、一般葬が約5割、家族葬が約4割という結果が出ています。
数値で見ると若干一般葬の方が多いですが、そこまで大きな差は見られないですね。(残りの1割は一日葬や直葬などの規模がかなり小さい葬儀で、あまりメジャーではありません。)
家族葬・一般葬のどちらになるかは、親戚あるいは友人・知人や会社の人などを、どこまで呼びたいかによります。ごく近しい親戚のみで行う場合は家族葬、親戚以外も呼んで大規模に行う場合は一般葬になります。
・故人の希望、遺言を尊重する ・予算をどれだけ掛けられるか
という点を考えてみると良さそうです。
葬儀に呼ぶ範囲まとめ
ここまで、葬儀の規模についてお話してきました。近しい親戚中心に10~30名程度の小規模で行う場合は家族葬、それ以上であれば一般葬です。
・家族葬の場合は、三親等までが目安 ・一般葬の場合は、どこまで呼んでもOK
以上が葬儀に呼ぶ範囲の目安ですが、厳格にルール・マナーが決まっているわけではないため、気にしすぎなくても大丈夫ですよ。家族葬の場合でも、故人が生前特に親しくしていた友人であれば、参列していただいた方が故人も喜ぶでしょう。葬儀で最も大切なのは、故人を見送る気持ちです。
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