突然ですが皆さんは葬儀費用がいくら掛かるかご存知でしょうか?
葬儀の準備をする経験は滅多とないのでイメージが湧かない方が多いと思います。いざ自分が葬儀の準備をするとなった時に全くの無知だとどれぐらいの費用を用意しないといけないのか想像もつかないですよね。
そして地域ごとに葬儀にかける費用は違いますので、各地域ごとの葬儀費用の相場を見てどれぐらいの費用がかかるのかを一緒に学んでいきましょう。
地域 | 葬儀費用の相場 |
全国平均 | 約195万円 |
北海道 | 約154万円 |
東北 | 約202万円 |
関東A (千葉・群馬・茨城・栃木) | 約238万円 |
関東B (東京・神奈川・埼玉) | 約186万円 |
中部A (新潟・富山・石川・福井) | 約227万円 |
中部B (愛知・静岡・岐阜・長野・山梨) | 約245万円 |
近畿 | 約189万円 |
中国 | 約163万円 |
四国 | 約156万円 |
九州 | 約166万円 |
参考 JCA 一般財団法人日本消費者協会『第11回 葬儀に関するアンケート調査報告書』(2017年1月)を参考に筆者作成
一番高い地域では245万円で最も安い北海道で154万円と100万円近くの差が出ていますね。
地域によって風習やしきたりが違うので葬儀の内容が変わってくるのですが、東京と関西は風習が違えど葬儀費用は180万円台と似たような結果となっていますね。


この後にご説明させて頂くのですが、葬儀費用の内訳と平均額はこちらとなっています。
葬儀一式費用 | 121.4万円 |
飲食接待費 | 30.6万円 |
寺院費用 | 47.3万円 |
じゃあ相場も分かったので予備知識としてはこれぐらいでいいかー!とお思いの方もまだお付き合い頂けたらと思います。
とゆうのも友人から聞いた話になるのですが、友人のお父さんが天気が晴れている日にいつも通り元気よくバイクに乗って出掛けたそうなんですね。
その途中、運転ミスにより電信柱に正面衝突してしまい病院に搬送されましたが、打ち所が悪かったらしくそのまま帰らぬ人となったそうです。友人はあまりのショックで泣き崩れていたそうですが、喪主だった為そのような状態でも葬儀の準備をする必要がありました。
故人と最も親しい方配偶者や故人の子供が選ばれ、イメージとして葬式を取り仕切る最高責任者です。また家族・親族や故人の勤務先等に訃報を伝える等やるべき事が多いです。
このようにいつ、どこで、だれが亡くなるか分かりません。
あなたの大切な方が亡くなられた時に冷静に葬儀の準備や下調べが出来るでしょうか?しかも葬儀社によっては悪徳な所だと後から追加料金が掛かる事が多々あります。
なので今すぐ知識が必要な方は勿論ですが、まだ必要ない方もしっかりと事前に知識を入れておいて万が一の事態に備えておきましょう。
Contents
葬儀費用って何が含まれてる?



それよりも葬儀費用を安くする方法を早く教えて!!ってお思いかもしれませんがまずは葬儀の内訳を理解して頂き、そこから不要だと思うものを省いていくと安く抑える事ができますので、何が含まれているのかをまずは一緒に見ていきましょう。
葬儀一式費用

引用 ベルコ


葬儀一式費用は葬儀費用全体の6割以上を占める葬儀の基本となる料金で、故人がなくなってから搬送・安置・納棺・お通夜・告別式・初七日、火葬までを含んでいます。
一般的に葬儀プランと呼ばれている部分で、冒頭でもお話させて頂きましたが全国平均が121.4万円となっています。


飲食接待費
通夜から葬儀にかけてもてなす為に振る舞う飲食代や飲料代になります。通夜後の通夜振る舞いと、火葬の後の精進落としが主で、参加人数が多ければ多いほど費用がかかるので顔が広い方の場合大変ですね!
飲料代は開けた本数で金額が変わってくるので変動する点にもご注意を。一般的な葬儀の全国平均が30.6万円なので参考にして頂けたらと思います。
寺院費用
寺院費用には「読経料」「戒名料」「お車代」「お食事代」などが含まれていて、要はお坊さんがお経を読みあげてもらう際のお布施とタクシー等の交通費とお食事代ですね。
寺院費用の全国平均は47.3万円ですが、葬儀の形式や宗派や地域によって異なりますので一人で考えずに寺院に直接確認するか、周囲の方がどういった形で行っているのか相談してみるのもいいですね。
以上の3点でしたが葬儀社によって異なりますが葬儀のプランによっては飲食接待費と寺院費用が全くかからない形式もあるので後の安くする為の方法で紹介させて頂きますね。
葬儀社によっては追加料金発生


葬儀一式費用には必要最低限のみ
葬儀社によっては安置費用、ドライアイスの費用などが加えられておらず、悪徳業者によっては遺体の搬送ですらプランに組み込まれておらず追加料金として請求されることもあります。
見積りの段階で細かい部分までしっかりと目を通して不安だと思う部分はその都度確認して防ぎましょう。
家族葬
家族葬形式は家族や親族のみで行う形式になります。なので人数が把握がしやすく追加料金が発生する可能性は低いです。
火葬・直葬
通夜や葬儀を行わないので、通夜ぶるまい、香典返し、火葬後の精進落とし自体が不要で参加人数による変動がありません。
葬儀費用を安くする為の手軽な方法

費用が安い葬儀プランにする

引用 小さなお葬式
- 火葬・直葬 通夜式・告別式を行わずに火葬のみ
- 一日葬 通夜式をせず、告別式から火葬までを1日で行う
- 家族葬 家族中心で通夜式・告別式を行う
- 一般葬 一般的に知られている形式。参列者を多く招いて通夜式・告別式を行う

頂いた香典を支払いにあてる
一般的に喪主のものとなっているので、香典を葬儀費用にあてることで負担を少しでも減らすことが出来ます。
父親が亡くなって、長男が葬儀の喪主となり費用を負担しました。父親や長男の知り合いからの香典は当然葬儀費用を負担した長男のものだと考えられます。しかし他の兄弟の知り合いからの香典は誰のものになるのでしょうか?
喪主のものとみなされます
香典は故人に対して贈られたものとも言えますが、一般的には葬儀費用の一部になり遺族の負担を軽くするものと考えられ、喪主への贈与とみなされます。
香典は相続財産にはなりません(分割協議は必要ありません)
よって喪主が受け取り、葬儀費用などにあてるのが通常です。まれに余りがでるような場合に、他の兄弟と分け合う事も理にかなっていますが、後日控えている法要にもまた費用がかかる事となるので必ずしも分けなければならないものではありません。
引用 相続手続支援センター関東
葬儀費用を更に安くする為の方法

葬祭扶助制度を活用する
喪主の方が生活保護を受給していて、喪主も遺族も支払い能力がない場合にこちらの葬祭扶助制度を活用する事が出来ます。
第十八条 葬祭扶助は、困窮のため最低限度の生活を維持することのできない者に対して、左に掲げる事項の範囲内において行われる。
一 検案
二 死体の運搬
三 火葬又は埋葬
四 納骨その他葬祭のために必要なもの
引用 厚生労働省
遺体の搬送・安置、火葬から納骨までの費用を全額負担してくれますが葬式は行われず、最低限のお見送りとなります。
葬儀の保険やサービスを利用


葬儀保険に加入されていると加入者が万が一亡くなられた時に保険金を受け取ることが出来ます。生命保険より葬式に特化した保険と思って頂くのが一番イメージしやすいと思います。

引用 メモリード・ライフ
ただし加入して仮にすぐに不幸に会われても保険金はおりません。というのも責任の開始期があり契約しても一定期間は葬儀保険が適用されない期間があります。
葬儀保険のほとんどは、契約申込月(契約が成立した日)から翌々月に責任開始期(保険が適用される日)となり、この責任開始日は翌々月の1日からとなります。
葬儀費用は誰が負担するのか?



喪主が負担するケースが多い
そもそも喪主は誰が選ばれるの?と思われてるかと思います。私だったらどうしよう…とかドキドキされてる方もいらっしゃるかもしれません。
ただ絶対配偶者です!とか法律で原則には決まってはいないので、あくまで優先順位と思って頂くといいのかと思います。
- 遺言で指名された方
- 故人の配偶者
- 故人の子供(男性)
- 故人の子供(女性)
- 故人の両親
- 故人の兄弟姉妹
故人が生前に葬儀社と契約されている場合
終活とゆうワードをご存知の方は多いと思いますが、生きている内に葬儀社と生前契約をしておられる方が増えています。
生前契約されているとその方にもしもの事があった時に、葬儀に誰を招くのか、どのような内容か、どれくらいの予算で行うのかを事前に準備しておくことが出来ることです。
この場合あらかじめ費用も払っていると遺族の方々の負担をかなり減らすことが出来るので、生前契約されてる方は本当に周りの事を考えられててありがたい事ですよね。
ただ、生前契約は良いケースだけではなく縁起が悪い、葬儀内容に納得がいかず親族の反対の意見もあるかもしれないのでしっかり話し合うのが大事だと思います。
また葬儀の費用を互助会に入会して積立てをされてる方もいらっしゃるのですが、互助会の積立金は保険や共済とは異なり積立金を現金で受け取れないのでココは注意して下さい。
しかも互助会に入会してるのを家族に伝えていないと、遺族が互助会意外の葬儀社で葬儀を行えば故人の積立金を支払いに使用出来ないのですトホホ。
払えない場合の対処法は?
葬儀費用の支払いのタイミングは葬儀社によるのですが、基本的には葬儀終了後一週間以内となっており思いがけないタイミングの出費となるので一括でお支払いが難しい場合はクレジットカードによる分割や葬儀ローンを組むのもひとつの手段です。
クレジットカードが対応してきてはいますが全ての葬儀社に対応している訳ではないので過度に期待はしない方がいいと思います。
あとはローンですが、もちろん一般的なローンと同じ扱いなので審査があります。
それでも対応出来ない場合は家族や親族に相談して協力を求めるのがいいと思います。
まとめ
葬儀費用の相場とそれに関する情報を紹介させて頂きました。
何度も申し上げますが葬儀費用の平均は195万円とおりますが、各ご家庭の事情があるとは思いますので上手く必要のない部分を抑えて無理のないようにして頂ければと思います。
そして記事を読む前と比べて今の状態はどうでしょうか?少しでも役に立ったと思えたのならとても光栄に思います。
今回の内容とは別に葬儀に関する事でご不明な点がありましたら別記事でも紹介しているものがありますので、そちらでもお会い出来ればと思います。
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