大人の場合、冠婚葬祭用の服は1着あれば、体型が変わってしまったり虫食いで穴が空いてしまった・・・などよほどのことがない限り、事足りますよね。
しかし、2歳児などの子どもは成長の過程にあるため、その時のために一度きりしか着ないだろう喪服を用意するのも・・・と悩む親は多いのではないでしょうか。
ここでは、2歳児などの幼児が葬儀に参列する時の服装やマナーについてまとめました。
Contents
2歳児が葬儀に参列する時に気をつけるべきマナーとは?
そもそも2歳の子どもは、長時間じっとしていられないことが多いですよね。
ましてや葬儀に参列するとなると、通常と異なる雰囲気にとても敏感になりますので、不安から泣き出しやすいことも考えられます。もちろん、なかには大人しくできる子どももいますが、子どもは予想のつかない言動をすることがあるので、「うちの子は大人しいから大丈夫!」などとなめてはいけません。
葬儀にはいろんな方が参列されますので、万が一の可能性を考慮し、すぐに席を外すことができる位置に参列するなど、突発的なことに対応できるようにしましょう。
身だしなみは黒、濃紺、濃グレーをベースに!
大人の喪服はどうにでもなりますが、2歳児で最初から喪服を持っているケースは稀だと思います。
喪服のお下がりとかがある場合は悩まなくていいのですが、2歳児のワードローブというのは無地が少なく、プリントされているものが多いかと思います。新たに購入するのであれば、ちょっとしたお出かけなどにも着用できるような、着回しがきくものを選びましょう。
基本のカラーと避けるもの
黒、濃紺、濃いグレーをベースにしましょう。サテンやエナメルなど光沢があるもの、ファーがついているものなどは避けましょう。
トップス・ボトムス
・シャツ・・・白でも問題なし ・ベスト、カーディガン・・・シャツと組み合わせても良い ・パンツ*、スカート*、ワンピース・・・シンプルなデザインのものを選ぶ。上からカーディガンをはおるのも良い *パンツはハーフパンツ、スカートはジャンパースカートでもOK
なお、多少のレースなどの飾り、ワンポイントは許容範囲とされています。また、ブレザーも着用する機会があれば用意しても良いでしょう。
靴下、靴
露出を控えるため、服装に合わせた長さの絵柄のないシンプルな靴下がおすすめです。ワンポイント程度であれば問題ありません。ハーフパンツを着用する場合は、例えばハイソックスと組み合わせるなどしてなるべく露出度を低くしましょう。
靴はなるべく黒や紺の革靴が望ましいとされていますが、スニーカーでも問題ありません。ただ、キャラクターもの、音がなるものはもってのほかです。シンプルなものにしましょう。
その他
髪が長い場合はなるべくまとめるなど清潔感のある髪型にするのがおすすめです。ヘアアクセサリーを使う場合は、キラキラしているものは避け、黒のシンプルなものを使いましょう。
2歳児以外の子どもの服装は?
ここまでは、2歳児をメインにした葬儀での身だしなみについて紹介しました。2歳児だけでなく、どの年代の子どもも基本は同じかと思います。それを踏まえて、大まかに年代別の服装についてもまとめてみましたので、参考にしてください。
1歳児
この年齢の子どもの黒い服というのはなかなかありませんよね。黒い服がない場合は、白やグレー、ベージュなど控えめな色とシンプルなデザインのものを選びましょう。
3歳〜4歳児
3歳から幼稚園に通い始める子どももいますが、幼稚園は黒や紺以外の茶色などのブレザーや、チェック柄のパンツにスカート、リボンなど可愛い制服が多いですね。
そもそも制服というのは「正式礼服」です。制服着用での参列が一般的となっているため、ブレザーの色が黒や濃紺以外であっても葬儀での着用は問題ありません。
保育園に通っている場合は私服がほどんどなので、先ほど書いた2歳児の身だしなみを参考にすると良いでしょう。
小学生、中学生、高校生
上記の幼稚園の制服と同様に、制服がある場合はそれを着用します。靴下はくるぶし丈、ニーハイソックス、ルーズソックスは避け、シンプルなものを履きましょう。
また、靴は、大人の場合はローファーはそぐわないといわれていますが、学生が制服で参列する場合は、ローファーでも問題ないとされています。
大学生
大学生ともなれば制服はありませんが、学生なので必ずしも喪服でなくても良いとされています。これからの就職活動を視野に入れると、着回しのきくリクルートスーツでも問題ないでしょう。ただ、葬儀に着用する場合は濃紺や濃グレーでなく、黒にしましょう。
なお、男性は黒スーツ、白シャツに黒ネクタイ、女性は黒スーツに黒のインナーもしくは黒のワンピースに黒ストッキングが一般的です。
まとめ
いかがでしたか。
ここでは、2歳児が葬儀に参列する場合の注意点と服装をメインに紹介しました。
それ以外の年代の子どもの服装についても基本的なことは変わらないので、改めて服装を選ぶポイントとして以下のようにまとめました。
・全体的に黒、濃紺、濃グレーをベースにしたシンプルな色
・デザインもシンプルで柄がないもの(ワンポイントは許容範囲)
・制服があればそれを着用
・リクルートスーツの場合は、黒を着用
・光り物、ファーなど華美なものは避ける
また、レンタルという方法もあります。今はインターネットで注文することが増えていますし、値段も5,000円代から揃っているようです。状況に応じて検討してみてはいかがでしょうか。
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