葬儀の時、祭壇に飾られる故人の写真。
とても綺麗に写っていたり、笑顔で写っていたりと、その人らしさがちゃんと表現されているな〜と毎回思います。そうして、また涙が。
その祭壇に飾る写真の事を「遺影」と言います
そんな遺影ですが、ある疑問を抱きました。
「もし、私が家族の誰かの写真を選ばないといけなくなった時、どう選んだらいいの?」
そもそも、なぜ祭壇に写真を飾るのだろう?その意味はなんだろう?と次から次へ湧いてくる疑問。
そこでよし調べるぞ!となったのです。
現在の遺影事情も興味深い内容でしたので、今回は遺影について紹介していきます。
こんな方におすすめ
- 遺影のことが知りたい方。
- 遺影の選び方に困っている方。
Contents
なぜ葬儀の祭壇に写真(遺影)を飾るのか?

最初に気になった疑問は、「なぜ祭壇に故人の写真を飾るのだろう?」です。
今回は、遺影の歴史に少し触れながらその謎を解き明かしていきたいと思います。
遺影を飾る理由
遺影を飾る理由は、歴史から紐解いても、現代の遺影事情から考えても1つしかありませんでした。
それは・・・
故人を偲ぶためです。
そうですよね。遺影を飾る理由なんてそれ以外ありませんよね。
こうして考えると、何よりも故人に対する気持ちが大切だと改めてわかりました。
じゃあ祭壇ってなんのためにあるの?と疑問を持たれたら、参考ページを読んでみてください。
遺影の歴史
遺影の歴史には諸説ありますが、今回は2つの歴史を紹介します。
- 諸説1:江戸時代中期から末期にかけて流行った「死絵」(しにえ)が始まりとされています。
- 諸説2:明治時代に起きた日清戦争、日露戦争で戦死者を供養する為、肖像画を飾った事が始まりとされている。
死絵とは、歌舞伎役者等が亡くなった際に製作された浮世絵のこと
どちらの説も納得しますよね。
あなたは、どちらの説がしっくりきますか?
私は、明治時代の戦争の説が納得できます。もし、それが本当なら遺影の歴史はまだ浅いんですね。
祭壇に飾る写真(遺影)の役割とは何だろう

遺影を飾る意味はわかったけど、遺影の役割はそれだけ?他にないの?と思い、色々調べてみました。
葬儀での写真の役割はこれだ!
1番は故人を偲ぶという意味が強いのですが、
実は、遺影にはもう1つ大切な役割があるのです。
葬儀参列者が遺影を見ることで、故人との思い出を振り返ったり、故人の人柄をイメージしたりできます。
なるほど〜と思いました。
確かに、写真を見るとその人のこと思い出しますよね。
葬儀が終わった後、写真はどうするか?
一般的には49日まで飾るのがいいとされています。
その後は、地域にもよりますが、初盆など必要となる場合は保管してください。
遺影そのものには宗教的な意味はないので、遺影に敬意を持つことは大切ですが、その取扱いについては位牌などと同じようには考る必要はありません。
自分でゴミとして捨てるのは心苦しいと思いますから、寺や神社で供養してもらう方法もありますよ。
祭壇に飾る遺影にふさわしい写真とは?

ここからは、実際に遺影の選び方や遺影のサイズなどについて紹介していきます。
祭壇に飾る遺影の選び方ポイント
大まかなポイントとしては5つあります。
②故人がカメラ目線で写っているもの
③亡くなる1年から5年くらいの間で元気だった頃の写真
④引き伸ばしてもはっきり見える写真
⑤背景や服装は気にしなくて大丈夫
故人の人柄がわかる写真には、1つだけ注意があることに気付きました。
人によっては、「会社では厳しい上司だったものの、家族にとっては孫に甘いおじいちゃんだった」というように遺族と参列者で故人への印象が異なる場合もある
引用:【遺影の準備】遺影にふさわしい写真とは?遺影は修正できる?お金をかけずに遺影を撮るには?
確かに、そうですよね。人間は色々な顔を持っていますから。
しかし、遺族がいいと思う写真がベストですので、あまり深読みしなくてもいいのかな?と私は思いましたよ。
背景や服装は気にしなくて大丈夫な理由として、現代は写真加工のクオリティーがもの凄く高いので、遺影用にすぐ加工できます。着物姿にしたり、スーツ姿にしたり、周囲の人や風景を消したりとすぐに合成ができちゃいます。
なので安心して好きな写真を選んでくださいね。
祭壇に飾る遺影のサイズの決まり
遺影のサイズは特に決まりはありません。
一般的なサイズとしては
仏壇の周りに置く用 L判サイズ(8.9㎝✖️12.7㎝)
遺影のフレームは、葬儀業者から購入することが多いと思いますので、フレームに合わせたサイズを葬儀業者と相談して決める方法が、安心だと思います。
どこに写真(遺影)を依頼する?
基本は業者に依頼するのがベストです。加工・修正をプロとしている業者なら、満足のいく写真の仕上がりになると思います。
写真加工だけの相場は、5千円〜7千円くらいです。
この金額にプラス5千円で、額縁やリボンなどの装飾品が入りますので
祭壇に飾る遺影として約1万円〜と見積もっていた方がよいでしょう。
今流行りの生前遺影撮影

今、終活分野で密かに話題になっているのが、「生前遺影撮影」です。
私も初めて聞く内容でしたので、少し調べてみました。
生前遺影撮影とは?
生きているうちに、自分の遺影を撮影して残しておくことです。
一昔前は、死について考えることや準備することは「縁起が悪い」とされてきましたが、最近では死について前向きに考える方が多くなってきました。
このような理由から、終活の1つとして生前遺影撮影が流行っているのですね。
私は、賛成です。自分のベストショットをプロのカメラマンに撮ってもらい、綺麗な写真で自分の遺影を作ることが出来ますからね。
生前遺影撮影のメリット・デメリット
メリットを紹介します。
②自分で選ぶベストショットを使う事ができる
③綺麗な写りの写真
④家族が悩まなくて済む
デメリットも合わせて紹介します。
②3年〜5年に1回撮影して、写真を更新する必要がある
③家族に縁起でもないと反対される
メリット・デメリットありますが、自分なりに考えてベストな選択をしてくださいね。
まとめ

いかがでしたか?
遺影について少しでも参考になれば嬉しいです。
現代の写真加工の技術は進歩してますから、故人のイメージにあった表情の写真を選びやすくなっていると思いました。
なので、安心して遺族で相談して、ベストショットを選んでくださいね。
私個人的には、生前遺影撮影は大賛成です。もし、家族が協力的であればプロのカメラマンもいいですが、家族に撮ってもらうのも、ある意味気持ちがこもっていると思います。
今の携帯やカメラは性能がいいので、素人が撮ってもプロ並みの撮影になると思います。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
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