お葬式はいつになっても慣れないですね。
歳を重ねて自身の環境に変化があると、今までとは違う悩みが増えていくと思います。
例えば、
「親族だからお通夜から参列するけど、夜は泊まった方がいいのかな。」
「遠方だけど、祖父の葬儀はお通夜から行きたい。けど、どこに泊まればいいんだろう。」
「泊まることになるけど、子供もいるからどうしよう。施設内はどうなってるのかな。」
ネットで調べても他の人たちはどうしているのかイマイチ分からない。
そんな悩みの種を少しですが解消します。
Contents
葬儀場によって宿泊できる、できないところと分かれている
え、どこの葬儀場も宿泊できると思っていた!と思う方、私も最初はそう思っていました。
葬儀場に泊まる主な理由と、宿泊できないところの理由を取り上げます。
葬儀場に泊まる主な理由
- 葬儀の際の習慣の一つに線香番(寝ずの番)があるため。
(地域によって変わります)
線香番とは、通夜の日に夜通しお線香を絶やさないようにすることをいいます。
線香番は基本的に、遺族や親族が勤めます。
夜中ずっと安置されている場所で火の元を見ている事は大変なので、複数人で交代できるように仮眠室が設置されています。
※近年では蚊取り線香のような渦巻き型の線香や、長時間燃えるロウソク等用意している所も多くあり、遺族の負担軽減になっています。
- 故人との最期のお別れなので、できるだけ一緒に過ごすため。
故人と近しい人ほど、その思いは強いでしょう。
ですが、部屋は安置されている場所から離れていることがあります。
私も祖父母が大好きだったので、近くにいたいと思い泊まった事があります。
親や親戚たちと、『こんな事もあったね』などと思い出話に花を咲かせて通夜の夜を過ごしました。
- 遠方から参列する親族が宿泊するため。
慣れない土地で宿泊場所を探す負担をなくすことができます。
土地勘がない遠方に行く時には、喪主の方や葬儀社がホテルの手配をしてくれることもあるので、宿泊施設の確保が困難ということはないでしょう。
葬儀場に泊まれない理由
線香番は昔からの慣習ですが、近頃では施設の防災上の理由から夜通し火を灯さないことが増えてきています。
消防署からの防災指導としてろうそくなどの使用制限がされる場合もあります。
また防犯上、深夜は閉館をしたり決まった時間以外は出入りが制限されている場所もあります。
このような理由からどこの葬儀場も宿泊可能ではなく、宿泊できない葬儀場もあるのです。
子供がいる時は
子供が小さいと、慣れない場所でグズってしまうかもしれません。また親御さんは子供のお世話などで気が休まらないかと思います。
ですので葬儀場から家が近ければ、両親が交代で家に帰ったり、近くのホテルを取るなど、落ち着いて眠れる場所で休ませてあげたほうがいいでしょう。
もし、葬儀場に宿泊する際は子供の洋服(パジャマ等)やおもちゃなど、子供が暇にならないように、好きなものなど持っていくといいかもしれません。
部屋はどんな感じなの。
宿泊できるといっても、元々は『線香番の方々が仮眠できる部屋』という事なので、必ずしも広々としたお部屋ではありません。
※最近ではホテルのような快適な宿泊施設が整っている場所もあるようです。
中の施設は葬儀場によって様々です。
布団等が用意してある場所もあれば、事前にお願いして手配しなければいけないなど異なっています。
泊まることを考えている方は、お世話になる葬儀場に詳しく確認をしましょう。
宿泊可能な葬儀場での注意点
宿泊できるところでも『家族のみ可』、『〇名まで』など故人との関係性、人数で制限をかけている葬儀場もあるところが多くなっています。
その他にも確認しておいたほうがいいことを表にまとめたので、ぜひ確認してみてください。
- 宿泊可能な人、人数(遺族のみ、家族のみ、親族〇〇人までなど)
- 布団の有無や数(無い時はレンタルできるのか)
- お風呂やシャワー、洗面台の有無
- タオルなどの備品
宿泊に必要な持ち物
参列に必要な物
喪服、香典、数珠など忘れないようにします。
靴やストッキング、アクセサリー類なども気をつけましょう。
タオル等備品がない場合
タオル、歯ブラシ、髭剃り、化粧品、ドライヤーなど必要と思われる物は持っていきましょう。
寝る時
パジャマやジャージなどリラックス出来る服があったほうがいいでしょう。
葬儀場の外に出ることもあるかと思うので、履物も履きなれた靴を持参しておくのもいいでしょう。
その他
子供も一緒の場合、月齢に合わせて必要なものを忘れないようにしましょう。
例 おむつ、替えの着替え、好きなおもちゃなど
まとめ
今回は葬儀場に宿泊はできるのか、お子さんがいるときのことや宿泊施設についてまとめました。
故人との最後のお別れの夜ということで、宿泊して皆で故人との思い出話などお話するのも良い供養になるのではないでしょうか。
子供連れの遺族の方は、子供の世話もして、もしかしたらお手伝いもしてなど、本当に大変だと思います。無理せずに、それぞれの家庭にあった方法で参列し故人をお見送りできたらと思います。
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