葬儀費用の負担額は兄弟で分けるべき?もめずに解決するために!

親の葬儀を営む際にあげられやすいのが、「葬儀費用を誰が払うか問題」。明確に決まりがないため、誰が払うべきなのか悩んでしまうという人は多いんです。

喪主が払うべきなのか、兄弟で折半すべきなのかは意見が分かれるところ。

本記事では、親の葬儀費用は兄弟で折半すべきなのか、そもそも葬儀費用の相場はいくらなのかなど、葬儀費用の負担額に関して覚えておきたいことを解説していきます。

こんな方におすすめ

  • 親の葬儀費用は兄弟で折半すべきなのか知りたい
  • 親の葬儀費用を兄弟で折半することになったけれど、どう分けていいのかわからない
  • 葬儀費用の相場が知りたい

 

親の葬儀費用は誰が払う?

 

葬儀費用に関する法律はない

葬儀費用を兄弟でどう分けるべきか悩む人が多い原因は、「葬儀費用は誰が払うべき」という具体的な法律がないことにあります。

仮に「親の葬儀費用は長男が払うべき」という法律があれば、葬儀費用を兄弟で折半すべきかどうか悩むことなんてなくなりますよね。

決められたルールがないゆえに、いざ葬儀を営むとなったとき「費用はどうすればいいの?」と悩む人が続出しているというのが現状です。

裁判に発展することも

葬儀費用を誰が負担すべきかという話し合いに収拾がつかず、兄弟同士で裁判争いになったなんてケースも存在します。

「もともと兄弟仲が悪かったから裁判争いになんてなるんじゃないの?」と思ってしまいますが、たとえどんなに兄弟仲が良くても、お互いに家庭を持ち、遠方に住むことになったりすればそのまま疎遠になってしまうことは珍しくありません。

親の死をきっかけに久々に顔を合わせた兄弟が、葬儀費用の負担額についてもめてしまうというのは、実はよくあるケースなのです。

基本的には喪主が払う

さきほど「葬儀費用を誰が払うべきという明確な法律はない」とお伝えしましたが、一般的には喪主が葬儀費用を支払うという考え方が浸透しています。

喪主の選び方には以下のようなパターンがあります。

喪主の選び方
  1. 故人の配偶者
  2. 故人の長男
  3. 故人の次男以下直系の男子
  4. 故人の長女
  5. 故人の長女以下直系の女子
  6. 故人の両親
  7. 故人の兄弟

基本的に故人の配偶者が健在ならその人が喪主を務めますが、そうでない場合は故人の子供のうちの年長者が喪主を務めるのが一般的というわけです。

このときに発生するのが、「葬儀費用は喪主1人が負担すべきか、それとも兄弟で折半すべきか」という問題なのです。

兄弟で折半することも

結論から言うと、最近では葬儀費用を兄弟で折半するケースが増えてきています。さらには葬儀費用だけでなく、喪主も兄弟みんなで務める、というパターンも珍しくなくなってきているのです。

ひと昔前までは、「家督を継ぐ」という考えに絶大な影響力があったため、「親の葬儀の喪主は長男が務めるべき」、「葬儀費用は長男が負担すべき」とされていましたが、最近ではその傾向もうすれ、葬儀に関するもろもろの負担を兄弟で分担するのが一般的になりつつあるというのが現状のようです。

ポイント

喪主も葬儀費用も兄弟で分担するのが一般的になりつつある

また、兄弟間での葬儀費用の折半のしかたには以下のような事例があります。

兄弟間での葬儀費用の折半事例
  • 喪主が7割前後負担する
  • 兄弟できっちり折半する
  • 収入に応じてそれぞれの負担額を決める
儀不斗
葬儀費用を誰が負担するかは、状況や時代の風潮によってちがってくるというわけですね

 

葬儀費用の相場はいくら?

葬儀費用の相場は、葬儀一式費用や飲食接待費、寺院費用も含めて180万円~240万円程度と言われています。

葬儀費用
  • 葬儀一式費用…ご遺体のお迎えからメイクアップ、式場の使用や火葬まで、葬儀前~葬儀後にかかる費用
  • 飲食接待費…お通夜での食事代など
  • お布施に関する費用。読経料や戒名料など

それだけの大金を喪主1人で負担するのは苦しいというのが本音ですよね。親の葬儀費用を兄弟で折半するという考え方が浸透してきているのも当然のことかもしれません。

棺や祭壇、食事の内容などはランクごとに違いますので、ランクを下げることで葬儀費用を安く済ませることもできます。盛大なお葬式にするのかささやかなお葬式にするのかは、故人の遺言や遺族での話し合いをもとに決めていきたいですね。

 

まとめ

まとめ
  • 葬儀費用に関する明確な法律はなく、それゆえに裁判争いなどに発展するケースがある
  • 葬儀費用は基本的には喪主が負担するが、最近では兄弟で折半することも
  • 葬儀費用の相場は180万円~240万円程度

今回は、親の葬儀費用はだれが負担すべきなのか、兄弟で折半することは可能なのかという問題について解説いたしました。

兄弟同士で葬儀費用についてもめごとになってしまう1番の要因は、それぞれ家庭を持ち遠方に住むようになってしまったゆえに疎遠になってしまったことにある場合が多いです。

「まだまだ先の話なんだしいいでしょ」なんて思わずに、日頃から家族や兄弟間で葬儀費用についての話し合いをしておくようにしましょう。日頃からコミュニケーションをとることによって、いざというときにもめごとになるのを防ぐことができますよ。

 

【徹底厳選】もう迷わない!!オススメギフト専門サイト

おこころざし.com
香典返しや、法事・法要返しに特化した専門オンラインショップです。カタログギフトをはじめ、仏事の返礼にふさわしいタオル、食品等を多数ラインナップされており選ぶことができます。 おこころざしの三大サービスとして「挨拶状」「のしがけ」「送料」の無料サービスを実施していたり、出産・結婚等と異なり事前に十分に準備できるものではないためお急ぎの方でも、安心して依頼することができます。またマナーコンテンツなども充実しているため、情報だけでも十分に利用できるサイトです。
 
スポンサードリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。