日本の南にある島沖縄本島から1番近い国台湾。
皆さんは、台湾のイメージはどんなイメージをお持ちでしょうか?私は、伝統的な国、カラフルな国、グルメな国としてイメージを持っています。
ある日、テレビ番組で台湾ツアーの特集をしていました。その番組を見ながら、「明るい国で楽しそう」と思った反面、あれ?葬儀ももしかして明るいのかな?服装は派手な伝統衣装かな?とふと疑問が浮かびました。
今回は、台湾の葬儀参列の服装マナーや伝統的な葬儀についてご紹介していきます。
もし、台湾の葬儀へ参列することがあればぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
葬儀参列の基本服装

引用:台湾原住民ルカイ族「多納トライブ」豪華美食とかわいい伝統衣装
基本マナー
葬儀参列の服装については、日本のように礼服や喪服はありません。
参列する場合は、派手な服装でなければ問題ありません。黒やグレーなど、ダークな色を選ぶと良いでしょう。
しかし、例外があります。
80歳以降に亡くなった人は人生を全うしたとても良い人生だと考えられているため、80歳以降に亡くなった故人をお送りする葬儀の際は赤い服やアクセサリーを着用してもOKとされています。
明るい国のイメージにぴったりな葬儀のやり方もあるんですね。
遺族の服装
遺族は、「孝服」という黒いガウンのようなものを纏い葬儀へ参加します。

引用:金豊禮儀杜
親族は動きやすい服装の上から「孝服」を羽織ることがベストかもしれません。
親しい親戚はお葬式までの数日間と当日に何度も膝をつくので動きやすい服装がふさわしいと思います。(膝をついたり立ったり、運動さながらでした)
このような体験談もあるので、親族の方は結構運動量があるかもしれませんね。
伝統衣装
このような麻の葬儀用伝統的な服装もあるそうです。現地の人は、このような服装をしている人もいます。

麻の服装も、「孝服」も派手な衣装ではありません。葬儀というものは、悲しみのある儀式なのでやはり服装も落ち着いた感じになりますね。
台湾の伝統的葬儀
ここからは台湾の伝統的な葬儀について紹介していきます。
葬儀の特徴
②「泣き女」を呼ぶ
③男性は髭を剃っていけない
④家中の電気をつけておく
⑤1日中お経を読む
色々と決まり事や特徴がありますが、日本にはない特徴で私なりに興味深いと思う5つを紹介したいと思います。
①お葬式までの日にちが長い
台湾のお葬式は実はすぐに執り行われないんですね。日本だと1週間で以内に執り行われることがほとんどですけど、台湾の場合はなんと1ヶ月近くもやらないなんてことがあるんです。
日本のお葬式は長くとも一週間以内には終わるかと思いますが、台湾ではすぐに執り行われるわけではありません。
日取りやら何やらを考慮した結果、式まで一か月なんてこともざらにあります。
かなり長い話し合いがありそうですね。日取りなどの取り決めを大事にしている感じがします。
②泣き女を呼ぶ
弔問客として葬儀、主に出棺の際に参列し、泣き女が率先して激しく泣くことで、ほかの参列者が泣く手助けをしています。悲しみを押し殺すのではなく、ともに悲しみを表現するために泣き女は存在しているのです。
中国や韓国のアジア圏でよく見られる内容です。
どのようにして泣いているのか気になる人はぜひ動画もみて見て下さい。
③男性は髭を剃っていけない
お葬式までの間、男女ともに悲しみを表していることがいいのだそうで、男性が髭を剃らないのは「日々の生活を忘れるくらい悲しんでいる」という意味があるそうです。
④家中の電気をつけておく
亡くなった場所から家までの灯りを目印にして魂が帰って来られるようにと、全ての部屋の電気をつけて明るくしておくそうです。
⑤1日中お経を読む
お坊さん5人態勢+お寺の信徒さん+遺族の総勢40人でお経です。小休憩を挟みつつ 朝8時半から夜6時まで読み続けるそうです。
静かな雰囲気で進行するイメージですが・・・こんな出来事もあったそうです。
・お坊さんお眠につき、お鈴チーン!をかすりまくる
・飲むヨーグルトを差し入れする
・その結果お坊さんがお腹を壊してしまう
・お経中もLINEの通知音「LINE🎶」が鳴り響く
・ゲップも通常運転で放たれる
私なら、笑ってしまいそうな出来事ですが、台湾人は気にしていない様子だったそうですよ。
盛大な葬儀の意味
台湾のお葬式は、外国人が見たらお祭りの勘違いするほどの盛大な葬式です。棺をお墓へ運ぶ行列などは、テーマパークのパレードのようです。
爆竹も鳴らし、派手なトラックの荷台で楽器が演奏され、その後に参列者が列も作って続いていくそうです。
なぜ、こんなにも盛大かというと・・・
葬儀を盛大に行うことには、故人の功績をたたえる目的と、葬儀を営む故人の子供がいかに自分が親孝行であるかを誇示する意味合いがあります。
しかし、現代では葬儀のスタイルも少しづつ変わってきていて、盛大に行うことは無くなってきています。実は、先ほど紹介した「泣き女」を雇う人たちも減ってきているそうですよ。
まとめ
いかがでしたか?
日本とは違った文化の葬儀は、実に興味深いものがありますね。
私のイメージ通り少し派手な葬儀な気がします。皆さんは、どう思いましたか?
私は他にも思うことがありました。
伝統的な葬儀が存在していても、時代の移り変わりの中で変わってしまう伝統もあり、少し寂しく感じました。
しかし、家族や大切な人を思う気もちはいつの時代も同じだと思います。どの国、どの時代への葬儀へ参列しても、遺族や故人に対してそっと寄り添う気持ちで参加できるといいですね
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