



この記事は、
- タイの葬儀で着る服装を教えて欲しい
- タイの葬儀で準備するものを教えて欲しい
- タイの葬儀の流れを教えて欲しい
これらの悩みを解決する記事です。
- タイの葬儀へ参列するときに用意するもの
- 寺院でやってはいけないこと
- タイのお葬式の進行
本記事では、『タイの葬儀』について詳しく解説していきます。
読み終えれば、タイの葬儀について準備万端で臨むことができますよ。
Contents
タイの葬儀へ参列するときに用意するもの

タイの葬儀へ参列するときに用意するものについて以下の3つがあります。
- 服装
- 香典
- 供花
葬儀に来ていく『服装』や遺族や故人に送る『香典』、『供花』について解説していきます。
服装
日本で葬式をするときは喪服を着ることが一般的ですが、タイの葬式では喪服を着る文化はありません。
会社員は、
- 白シャツ+黒ネクタイ
- 黒シャツ+黒ネクタイ
といった感じ。
スーツである必要もなく、基本的に男性はポロシャツやワイシャツで襟付きのシャツを着用すれば大丈夫です。
また、ジーンズとサンダルを履いて行っても構いません。
しかし、Tシャツを着ることだけはNGなので気をつけましょう。
女性の場合は、派手でない服装であればOKです。
基本的に黒色が望ましいですが、白あるいは色付きのものを着用する場合は、
- 腕章
- 黒いリボン
をつけるようにしましょう。
子供の場合は、黒い服を着せるのは好まれないので、白い服を着せるようにしましょう。
ちなみに学生は制服を着用しても構いません。
全体的にフランクな感じなので、日本人がおかしくないと思う格好であれば大丈夫です。
香典
タイにも日本と同じように香典を送る習慣があります。
白い封筒に入れて、葬儀の際に親族に手渡しで渡すことが一般的。
香典の相場は、
会社員・知人 200B(約700円)
管理職・目上の人 500B〜1000B(約1,700円〜約3,500円)
※B=バーツ
となっていて、社会的な地位や収入に応じて包むので、社長の立場であればもっと多い金額になることもあります。
学生の場合は、もう少し低い金額でも大丈夫です。
ちなみに香典返しはありません。
供花
供花も送る習慣があります。
供花とは、亡くなられた方のご冥福を祈る気持ちを込めて、お通夜や葬儀の斎場に贈る花のことです。読み方は供花(きょうか)と読みます。事情があって参列できない場合などにも贈ります。
引用:供花とは?供花の意味や贈り方とマナー 、供花におすすめの花10種
供花は、祭壇の脇に名前の書いた札が置いてある花束のことです。日本で言う、『〇〇株式会社一同様』といったものです。
供花の相場は、500〜3,000B(約1,700円〜約10,500円)くらいで販売されています。会社から送るときは、2,000〜3,000Bが相場になっています。500Bでも良い供花を準備することができます。
供花は葬儀場の近くにある、花輪屋で購入可能です。
寺院でやってはいけないこと

寺院でやってはいけないことは以下の2つがあります。
- 寺院の敷居を踏んではいけない
- 寺院で肌を見せないようにする
葬儀は寺院で行われるので覚えておきたいマナーについて解説していきます。
寺院の敷居を踏んではいけない
タイも日本と同じで寺院の敷居を踏んではいけないルールがあります。
日本で敷居を踏んでも注意されるくらいで終わりますが。タイの敷居は善霊が宿っていると言われているので、絶対に踏まないように注意しましょう。
日本と同じですが、『怒られるよりも大変かも。』と言った認識で行けば大丈夫です。
寺院では肌を見せないようにする
お葬式に参列する際に寺院に訪れますが、半ズボンやミニスカートなどの肌の露出が多い格好はNGです。
寺院は、タイの人にとって神聖な場所なので、ちゃんとした格好で行かないといけません。基本的には、足首から上が隠れていれば大丈夫です。近年は観光客の増加により、露出を防ぐための布を貸し出している場合もあります。
『寺院は神聖な場所だから露出してはいけない。』と覚えておけばOK。
タイの葬儀の進行

タイの葬儀の進行について以下の5つがあります。
- 開始前
- 葬儀
- 火葬
- 埋葬
- 火葬後の供養
葬儀の『開始前〜火葬後』の供養まで詳しく解説していきます。
開始前
お葬式は、火葬場が併設された寺院で行われるのが基本となります。
亡くなった人が所属していた団体がそれぞれの葬儀日の施主としていきっているので、
- 寺院
- 場所
- 式場
を聞いて会場に向かいましょう。
式場に着いたら、
- 遺族に挨拶
- お悔やみを言って香典を渡す。
- 祭壇に3度合掌して拝む。
- お棺の側にいる遺族のところへ行く。
- 遺族から線香を受け取って1度合掌してお棺を拝む。
- 最後に選考を遺族に返し、着席する。
といった流れを行います。
葬儀
次に葬儀に入ります。
式が始まったら、
- 複数の僧侶が3回読み上げるので、まずはこれを合掌しながら聞きます。
- 朝食やお菓子や飲み物が出る。
- 4回目のお経が読み上げられる。
- お経が終わって、僧侶達に花や品物を献上し、僧侶達が退席します。
- 遺族から線香を受け取って、お棺の故人に別れを告げて、一度合掌して拝む。
- 遺族に線香を返す。
- 祭壇を3度合掌して拝む。
- 解散
と言った流れで葬儀が行われます。
葬儀の内容自体は、日本とそんなに変わらないように感じです。
火葬
火葬は、葬式と別の日に行われて、最終日の日中に行われます。
火葬の手順は、
- 棺を親族が担いで火葬施設周りを3周回って、火葬施設に安置されます。
- その後に親族からドークマイチャン(花)が配られます。
- 受け取ったドークマイチャンを火葬施設の棺の下ないし指定の場所におきます。
- 火葬が終わったら、灰と遺骨をつぼへ収めます。
と言った流れで火葬を行います。
日本と違って、火葬場の火力が足りないため遺骨を受け取るのは翌日になることもあるので注意してください。
埋葬
火葬後は埋葬になります。
日本は墓地に埋葬することが基本ですが、タイには墓地がありません。
どこに埋葬するかというと、
- 仏堂
- 納骨堂の壁
- 寺院の通路の壁
などを一部分だけくり抜いて、そこに遺骨や遺品を安置して蓋をすると言った埋葬方法をとります。
しかし、永久的に安置するわけではなく、数年後に取り出して、
- 川
- 海
- 山間部
などに散骨することもあるそうです。
また、誰がどこに埋葬されているかを理解するために、故人の写真や名前が貼られています。
日本とタイの文化の違いに驚かされますね。
火葬後の供養
火葬後の供養は、
- 7日
- 100日
- 1年
- 2年、3年…
と節目の日や毎年、僧侶を招待して供養をします。
供養を行う場所は、お寺や自宅が基本になっています。
供養の日には、
- お料理やデザートを用意して、故人とお釈迦様にお供えする。
- 僧侶にお経を読み上げてもらう。
- 終わったら僧侶に振る舞う。
- 再びお経を読み上げてもらう。
- お経を読み上げてもらった後は、残された食事を遺族や友人でいただきます。
と言った流れで供養をします。
供養後はお酒も振る舞われるので、お酒を飲むことができます。(※僧侶は厳しい戒律があるため飲みません。)
ちなみにお料理やデザートは故人の好きな食べ物が用意されることが多いですよ。
タイの葬儀で着る服装は?準備するものから葬儀の流れを詳しく解説・まとめ

- タイの葬式では喪服を着る文化がない
- 男性はポロシャツやワイシャツの襟付きシャツ着用
- 女性は派手ではない服装であればOK
- タイにも『香典』や『供花』を送る習慣がある
- 寺院では『敷居を踏まない』『肌を見せない』を守る
- 葬儀の内容自体は日本とあまり変わらない
いかがでしたか?
タイの葬儀に行く方はしっかりと復習して葬儀を迎えてくださいね。
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